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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

BENTLEY HEADLINE

CONTINENTAL-S

  AUTO MAKER BENTLEY  
  MODEL CONTINENTAL S 
  YEAR 1996 
  EXTERIOR WILDBERRY

(ワイルドベリー)
  INTERIOR St.JAMESRED&WILDBERRY・LEATHER 

(セント・ジェームスレッド&ワイルドベリー・レザー)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 44.735km 
  AMMENITIES



ディーラー車 右ハンドル 



限定車 生産台数「40台」
 





V8 OHV 6747cc  4速フロアAT(スポーツモード付き)



水冷インタークーラー付きハイパフォーマンス・ターボ・エンジン





・馬力 :405ps/4100 rpm



・トルク:85.1 kgm/2150 rpm






全長:534cm


全幅:188cm


全高:146cm


重量:2390kg



定員:4人





*装備:




Wエアバック、Fパワーシート+シートヒーター+メモリーシート4人分+ラン



バーサポート、オートエアコン、純正オーディオ、純正「ムートンマット」



ETC車載器、他 フル装備




・リア「ピクニック・テーブル」





内外装機関ともに超極上車!



車検: 令和2年 3月5日まで


 
  COMMENT



限定車





「ベントレー・コンチネンタル-
S」物語








極めて希少で貴重な1台である。




後に「コンチT」に引き継がれるハイパフォーマンス・エンジンを積む




「コンチS」は、1995年だけの限定車で、その生産台数「39台」とされている




が、、ここに もう1台存在した。 




そう、、40台目の「S」が、、







ベースモデルのコンチネンタルRは、1992年から2003年の間に生産されたコー



チビルド物・2ドアクーペで、トータル「1533台」が生産(オーダー)さ



れた。




ベントレーの最高峰モデル「コンチネンタル」の名と「R」の両方の名が付く



モデルは、あの伝説の「Rタイプ・コンチネンタル」(1952年から1955年)



以来、、実に40年ぶりの復活であった。




2003年式以前で、「コンチネンタル」の名を持つモデルは、その段階で、



スーパーモデルであり、100%コーチビルド・モデル、、マニア心をくすぐる



コレクターズ・アイテムであることが最初から決定している。







デザインは、ロールス社のチーフデザイナー「グラアム・ハル」率いるプロジ



ェクトチーム。



コンチRの社内プロジェクト名は伝統のとおり、アジアの小国名で「ネパール」



ボディワークは、ロールス社傘下、世界一のコーチビルダー、




泣く子も黙る「マリーナ・パークウォード」、



所謂、スタンダードモデルとは区別して存在するコーチビルドモデルである。



コーチビルダーとは、直訳の通り、馬車製作屋、



馬車の時代から車の時代になり、車のボディ製作を手がけているのが、現在の



コーチビルダー、、古い歴史を持つ会社が多く、例えば、マリナー社の歴史は



1700年代までさかのぼる。




一方、「パークウォード」社は、自動車専門のコーチビルダーとして、1919



年に設立された会社、、自動車コーチビルド専門の達人集団



この2社が、最終的に、イギリスのコーチビルド会社の頂点に起つ。




熟練された職人により製作された個体は、一台づつが「作品」と言ってよい。



が、1904年のロールス社の創業以来、続いてきたボディ全体にまで至る伝統



のコーチビルドモデルは、当コンチネンタルR・シリーズ(コンチT、アズ



ールを含む)をもって最後となってしまった為、一台づつの作品が貴重品。








1992年発売のコンチネンタルRも他のモデル同様、1994年、機関系に



やや大掛かりな改良が加えられ、エンジンがダイレクト・イグニッション・



システムとなり、エンジンルームの景観は一変する。



更に、96年には、水冷インタークーラー付きターボとなり、戦後では初め



て馬力等のスペックを公表することになる。マニア的には、実力UPした以上



に、記念すべきモデルだったりする、、。





389馬力、、この数値は、95年式以前より、かなりパワーUPしている。



水冷インタークーラーの恩恵は大きいようで、確かに乗リ比べれば違いが分か


る。






と、、これが、通常の「コンチR」の解説であるが、、




1995年 「コンチネンタル-S」という限定モデルがあった。




ロールス社と「ザイテック」社が協力し、世に送り出したハイパフォーマン



ス・エンジンを積むモデルである。



ロールス社初の「水冷インタークーラー」付きとし、エンジン・マネージメント



を「ボッシュ」製から「ザイテック」製EMS3に



これにより、96年に先駆けスペック公開、エンジン出力は、




405馬力/4100rpm



トルクは、85.1kgm/ 2150rpm



最高速は、249km




「ザイテック」ZYTEKは、レースでもされている方なら ご存知のとおり



の英国が誇る新鋭のエンジン屋だ。




設立は、1981年、ルーカスから独立した「ビル・ギブソン」によって、、。




当初は、エンジン・マネージメントのエキスパートとして、ジャガーTWR



などが採用、80年代には、すでに有名メーカーに、後には、エンジン自体まで



自社開発し、ジネッタなどに搭載される。



F1やA1レースでも欠かせない存在となり、日本でもNISMOと提携して



いた。







このエンジンが、後の「コンチT」エンジンのベースとなるわけだが、



面白いのは、97年「コンチT」のエンジン・スペック





馬力:404馬力/4000rpm



トルクは、81.6kgm/2200rpm



最高速:245km




微妙〜にディチェーンされている。





この「コンチS」は、当時、売り上げの低迷していた 中東、ヨーロッパ、



アジア市場向けに開発されたモデルで、国内には、「3台」輸入されたとされる。




生産台数は、95年だけの限定車として 




右ハンドル 18台



左ハンドル 21台   トータル:「39台」



*「ウィキペデア」では「37台」と書かれているが、それは間違い。





これが、メーカーも認める台数であるが、



当個体のシリアルは、10桁目「T」=96年モデル



そして、39台中、最後の1台のVIN末尾は、「52451」、



当個体は、「53035」




注)当個体は、100%コンチSだ。エンジン・ルームを見れば一目瞭然。




そう、「コンチS」は、もう1台 存在した。




もっとも、「コンチS」の生産台数が実は「40台」だったという事実は、



この解説文を読んでいただいた方しか知らない。





当個体が国内登録されたのは、1995年11月だから、ディーラーさんは、95年



モデルとして販売したかもしれない。



どちらにしても、最後の「S」を作っている最中にシャーシが、96年モデルに



変わってしまったのであろう。 それで、カウントからもれた。



そんなところが正解であろうが、ロールス社という会社、最初から台数を



決めて作った限定車以外だと、生産台数に興味が無い。



当個体は、95年にだけオーダーを受け付けた限定車なのだ。



この「S」が付くモデルは、ほかに




・95’ ベントレー「ターボS」こちらの生産台数は、「60台」



・95’ ロールス 「コーニッシュS」       「25台」



があるが、「コーニッシュS」は、「Sエンジン」ではなく、通常の



「ターボ・エンジン」で、「本物S」は、「ターボS」と「コンチS」のみ。



「ターボS」は数台、日本に住んでいるが、「コーニッシュ・S」



は情報がなく、住んでいないものと思われる。





「コンチS」は、国内3台、当個体は、内の1台。



右ハンドルであるから、18台プラス1台= 19台中の1台。



新車時価格は資料を持っていないが、



96年モデルの「コンチR」新車価格が、3465万円であるから、それ以上した



ことだけは間違いがない。








当個体の お話:




ディーラー車 右ハンドル 



「シーザー認定号」




弊社で最初に仕入れたのは、平成14年 2オーナー時



それから、お二人のオーナー様に販売させていただき、4オーナー。



今回は、ロールスへのお乗り換えで再入庫となったが、



平成14年時から、ずーーーと弊社が整備担当。間違いがない。



弊社で販売した前オーナー様お二人も、弊社自慢のエンスー様だ。




走行距離: 44.735km!




そりゃキレイさ。

 








外装は:




「ワイルドベリー」



珍しい部類に入る純正色。 濃い目のワイン色メタリック といったところか。




ボディ造作は、通常の「コンチR」と同じ。



ただし、17インチのホイールは、「ターボS」「コンチS」共有専用もの。



そして、トランクリッドには、「CONTINENTAL S」エンブレム。




「フライングB」は、おまけ。




塗装コンディションが◎なのは、言うまでもなかろう。艶々ビカビカ文句なし。




2ドア・クーペにして、全長:534cm、、迫力あり。



ボディ造作は、ほか、コンチ系同様、前後バンパーサイドまで、ボディ一体



物で、コスト掛かりまくり。これ、97年モデルまで。












内装は:




これまた、渋いっ!




「セント・ジェームス・レッド」と「ワイルドベリー」レザーのコンビ。



右ハンドルで、この洒落まくりオーダーは、ベントレー上級者の仕業。






お約束の「コノリー」の最上級物「10%トップ・レザー」



しっとりとした風合いは、今は無き「コノリー」の特徴だ。




メイン・ハイドは、「セント・ジェームスレッド」とし、




ダッシュ、センターコンソール、リア・コンソール、サンバイザー、シート




パイピングを「ワイルドベリー」、、素晴らしきセンス。




コンディションも、驚くべきほど◎!




滅多にオーダーされることのない「ピクニック・テーブル」の選択も実に好い。



おそらく使い道はなかろうが、ある と異常に うれしい。





当個体は、「96年」モデルであるから、通常の=「95’コンチS」にはない




「チルト・ハンドル」が付いている。 この装備は、96’〜なのだ。




室内装備は、ETC車載器を除き、新車時のまま、、オーディオさえも。




国内には、ただでさえ右ハンドルのロールス&ベントレーは少ないが、




「コンチS」となると、、この個体以外には見たことが無い。




97年に国内限定車で「R400」というモデルが6台作られたが、、



(コンチRのボディにコンチTエンジン)、このモデルは、それに近いモデル



であろう。コンチRボディに、「T」より微妙に馬力のある「S」エンジンを



積む。 だが、こちらは、世界限定車とくる。




世界が、「39台」だと信じている「コンチS」




カウントからもれた最後の1台が、「96’」ベースであったという事実は、




将来、大きな意味を持つであろう。



私の「予想」は、今のところ外れたことがない。




日本人だけじゃないのだ、、




「最後の1台」というフレーズが好きな人種は、、。





世界が知らない 最後の1台が、、ここにある。















まずは、お写真、怒涛の「95枚」を ご参考に ↓