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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

SILVER-SHADOWU

 
  AUTO MAKER
ROLLSROYCE 
  MODEL SHADOW U
  YEAR 1978
  EXTERIOR BREWSTER・GREEN


(ブリュースター・グリーン))
  INTERIOR TAN・Leather 

(タン・レザー))
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 51.705km
  AMMENITIES



ディーラー車 左ハンドル 



V8 OHV 6.75L 3速コラムAT 


全長:517cm


全幅:182cm


全高:152cm


車両重量:2160kg


乗車定員:5人




装備:


パワステ、パワーウインド、パワーシート、エアコン、ポータブル・ナビ、TV(ゴリラ)


ETC車載器、他フル装備





内外装極美、機関当社にて完全整備渡し、稀に見る超極上車!





車検:平成25年 2月まで

 
  COMMENT



「シルバー・シャドウ U」





解説:




1965年に「シルバークラウド」の後継モデルとして登場した「シルバーシャドウ」は



1977年:大幅改良で当「シャドウU」となる。




「最善か無か」



開発から発売までに異常なほど時間を掛ける完璧主義者のロールス社であるが、「シルバーシャ



ドウ」の開発プロジェクトも、なんと 1954年から始まっている。



「クラウド1」の発売が、1955年のことであるから、2つ先のモデルを、54年の段階で始めてい


たのは、いかにもロールス社らしい。



当初の社内開発コードは、「チベット」(ロールス社は基本、開発コードを東洋の国名にしてい


た)、後に、ベントレー版プロジェクトの「ビルマ」と合体して、開発コードが「SY」に改め



られる。シルバーシャドウを総称して「SY」系と呼ぶ所以。





ロールス・ロイス社初のモノコックボディに全輪独立懸架、全輪ディスクブレーキ、ハイドロ・


システム(ブレーキとショックに)を持つ最新鋭機で、1977年に「シャドウ2」にマイナー


チェンジするまで、およそ17年間でトータル「16.717台」のショートホイール・ベース


と「2780台」のロングホイール・ベースが生産された。



この台数は、過去(シャドウまで)のロールス・ロイスのモデル中で最も多く、そのボディデザ


インは、後の高級車マーケットにも大きな影響を与えることになる・・・有名な話の中では、キ


ャデラックのセビル(70年代の)がシャドウのデザインをパクった・とされるものがあるが、


確かにリアビューは似ていた。






シルバークラウドVが、1962年に発売されたばかりだというのに、早くも新型モデル投入と


は、、



これは、1963年に発表された「グロッサー・メルセデス600」に対向するため・以外には



考えにくい。



(*お陰で、クラウドVは、2809台の生産にとどまる)



たしかに、「600」の油圧システムは、当時としては超画期的なもので、天下のロールス・ロイ



ス社でさえ、一目も二目も置かざるをえない車であった。



この「600」を見て「シャドウ」デビューが前倒しされたのは間違いなかろう。



「ザ・ベストカー・イン・ザ・ワールド」を公言していたロールス社であるから、それ以上の車


の存在など許しておくわけにはいかない。



余談、、、



「グロッサー600」の販売は不振に終わり、1981年に姿を消す・・・その後、メルセデスは


、現行モデルの「マイバッハ」まで、ロールス社の牙城に挑むことはなかった。



メルセデスは、ロールス社が衰退、弱体化するのを20年以上も待っていたのだ、、。







「シャドウ1」は、17年間の間に2000ケ所以上の改良を行なったという。



デビュー時のシャドウは、クラウドVの6230ccV8を改良(プラグ位置がエンジン上部に移動


し整備性がよくなったのは大きい)したエンジンを積み、ミッションもロールス社製の4速AT


(ただし、電気式セレクトレバーとなった)のままであったが、それこそ、発表もなしに毎年の


ごとく改良、進化を繰り返した。



書き出すには、膨大すぎるので個人的に、大きな?改良と思えるものだけ羅列してみる。







1968年:GM400型の3速ATに変更


      変速時ショックが少なくなり、1991年まで引き継ぐ



1969年:室内の造作変更


      発電機が、直流から交流(オルタネーター)に変更


      フロントサスのハイトコントロール・システムを廃止、後輪のみに(整備性向上




1970年:集中ドアロック機能追加。




       エンジンが、6230ccから6747ccに(最終まで引き継ぐ)



1973年:US,カナダ仕様がシャドウ2に先行してウレタンバンパーに



       (マイルバンパー規制により)


       ホーンダクトの廃止(グリル左右にあった穴が無くなった)



1977年:「シャドウ2」に進化



       ウレタンバンパーに、パワステ機構がラック&ピニオンに



       室内デザインの変更 他







まっ、こんなところ、、乱暴に言ってしまえば、ほとんど手作りの車であるから、作業慣れして


くる後期型になればなるほど完成度は高い。



もう少し言うなら、シャドウは年々、コストダウンのためと整備性向上のため、メカニズムが簡


略化されていく・・・通常、コストダウンは、ユーザーにとって有り難くない話であるが、シャ


ドウだけは、別で、初期モデルのメカニズムが複雑すぎたため、簡略化された後期型に近いほど


、維持費は安いし、実用性は、高くなる。







「シャドウU」は、シャドウ系の最終モデルといえる。



多くの方が、「シャドウ」の場合、「シリーズ1」の「アイアンバンパー」の方が、カッコ好い


・・・と思っているはず、、



それでも、「ウレタンバンパー」の「シャドウU」に人気が集中するのは、その「実用性の高さ


」に他ならない。



「シャドウU」が「シャドウ1」に劣るのは、「アイアンバンパー」ではない、、ことだけだ。




「シャドウU」は、古き好き時代のロールス・デザインと実用性を兼ね備えたモデルなのである








実際、いまでも「コーニッシュ」が絶大な人気を保ち続けている理由は、「シャドウに似ている


」からであろう。



だから、「コーニッシュ」、、別にオープンにならなくてもいいのに、、って方も少なくない。



じゃ、最初から「シャドウ」でも いいのでは? とお思いなら、そうでもない、、、「シャド



ウ」の極上個体を探している間に人間のほうの寿命が尽きてしまう。



人生は、あっという間、、、 極上個体が入手しやすい「コーニッシュ」を購入した方がリアル


だ。



もちろん、メカニズムも進化しているし、高年式って響きは、それだけでも、多くの方にとって


は 安心材料であろう。



とにかく、「シャドウU」は、1980年で生産は終わっているのだから、、。







生産台数(1977年〜1980年)





*ショート・ホイール(シルバー・シャドウU):8425台





*ロング・ホイール(シルバー・レイスU)  :2135台






ベントレー版





*ショートホイール(T2)   :558台



*ロングホイール(T2ロング): 10台





上記のとおり、桁違いに「ベントレー版」の生産台数が少ないが、、


この理由は、「シャドウ」のボディデザインには、ベントレーの丸いグリルより、ロールスのパ


ルテノングリルの方が、似合うと思った方のほうが多かったのである。 



平たく言うと、、この時代、ベントレーは、人気がなかった、、その人気が復活するのは、数年


後、、ターボRの登場を待つしかない。






因みに、「シャドウU」になってから、「ロングホイールベース」版(リアが10cm長い)を


「シルバー・レイス」と呼ぶようになる。



これは、ややこしい。



「レイス」のモデル名が、一番最初に使われたのは、、1938年(〜1939年)の25/30モデルの


改良版「レイス」。



次が戦後初のロールス・モデル、1946年(〜1958年)の「シルバーレイス」。



この1958年で 一旦途絶えたモデル名を、シャドウのロング・ホイール版で復活させたのだ。



さらに、1997年には、「シルバースパー・ターボ」のターボなし版モデルで、またまた、「シ


ルバーレイス」の名を使う。



単に「レイス」と言われてても、モデルは特定できないことになってしまった、、戦前1938年


から1997年まで、、、



まるで違うモデルが 同じ名前、、、よほど、「レイス」という名が好きらしい、、。











さて、やっと当個体の お話




以前、当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。



もう長い お付き合いをさせていただいているエンスーな前オーナー様の おかげで、いまも、



まったくもってキレイなまま。



内外装に手直しを要す箇所は見当たらない。



機関系も、当社担当整備で、絶好調、、さらに、当社の「240項目」納車点検整備で万全。



前述のとおり、「シャドウ」の極上個体など、専門店の当社でも、滅多に入庫するものではない






正確には、「シャドウ」自体の玉数はあるのだが、当社の仕入れ基準を満たす個体となると、、


もはや、20台に1台、あるかないか、、。



流通価格が安くなってしまったせいで、本当に ひどい管理をされている個体ばかり、、それで



も、ロールス・ロイスという車は、お金さえかければ、いかようにも蘇る、、、、だが、それは



、車屋には無理、、売値を超えてしまう、、。









当個体、相当に稀な極上物だ。



まずは、下記より 写真60枚で 詳しく ↓



   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 









外装は、「ブリュースター・グリーン」。



元色であるが、数年前に オールペイントされている。


腕のよい職人仕事で、いまだに深みのある光沢を放つ。


その際、「ラッカー」から「ウレタン」塗料に換えられているので、クラックは入りづらく、管理も楽。




メッキ類も、大変キレイ





全長:517cm、、


2ドアのコーニッシュ、カマルグ並みの全長。



類稀なハンドルの切れの良さも 手伝い、取り回しは、至って楽。








完璧なボディデザイン



どこから見ても美しい、、、これぞ「ロールス・ロイス」!



「クラウド3」のボディを当時なりの現代版にしたかのよう、、きっちり、伝統を引き継いでいる。


フロントから見ても好いが、、リア、、斜め45度くらいから見ると たまらない、、、このデザイン、永


久に人気がなくなることはあるまい。



あれほど、作りの良い「SZ系」が、「シャドウ」の造作を見ると、コストダウンに思えてくるほど、「シ


ャドウ」は 作る職人にとっても難しい作りをしている。



たとえば、Aピラーの下の造作、、


フェンダーと繋がっているが、SZ系以降は、分離型としている。


この場所の処理だけ見ても、シャドウが いかに凝った作り方をしているのか理解できる。



この箇所をロボットが作ることはできない。



実際に 塗装を剥がしてみると、溶接した上、ハンダで、つるつるに磨き上げられた造作が分かる。




ユーザーが生涯見ることがない、、褒めることもない、、そんな箇所に、とてもない拘りを持って作られて



いる。


これが、本物のロールス社の「仕事」だ。





流石のロールス社も他メーカー同様、、モデルチェンジのたびに、コストダウンが図られている。



しかし、それは、他メーカーに比べれば、していないも同じレベルだが、、。










   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
 




内装は、「タン」レザー。



オリジナルのままの「コノリー」レザー。


走行:51.705km、、素晴らしくキレイ、、



よく見れば、使用感はあるが、やっと「味」が出てきた程度、、



管理さえ間違わなければ、あと数十年は持つ、、いや、持たせなければならない。


この先、コノリーレザー自体は入手できるであろうが、シャドウ時代に使用されていた肉厚の「コノリー」


レザーを入手することはできない。





実車のレザーを触って革を摘んでみて頂きたい・・・厚みのある革だが、しっとりとしていて、柔らかい・


・・これこそ、コノリーレザーの それ である。


通常、ゴワッと硬くなってしまっている個体が多い。





特筆・・



シャドウの、この常識外の贅沢な革の使い方を見よ!


フロント・シート座面・背面、廻りが一枚革とくる・・・


リア・シートに至っても、座面・背面とも、一枚革が囲う・・・



これが、どれだけ「無駄」で、どれだけ「贅沢」なことか、ご理解いただけようか・・・


巨大な牛からとるコノリーレザーがあってこそ・の業であるが、、、量産自動車メーカーの常識を大きく逸


脱している。


やっぱ ロールスは凄い、、。



この革の使い方は、シャドウで終了、、そりゃそうでしょ、、これじゃ儲からない。



バー・ウォールナット使用のウッドもオリジナルのまま、、よくよく見れば、ドアサイドレールなどに僅か


なクラックがあるにはあるが、、リペアを要すレベルのものではなく、光沢も失われていない。







この個体は、何年も乗らずにガレージに放置されていたわけでなく、走行し(年間走行距離は少ないものの



)、定期的に整備・車検を取り続けてきた個体であるから、「車が死んでいない」




しかも、近年は、当社整備、、万全。













   
   
   
   
   
 





エンジンは、言わずと知れたロールス製・総アルミ合金・V8 OHV 6747cc。



1970年に6230ccから6747ccに排気量UPしてからアルナージまで(2006年までの)排気量


、基本設計を変えることなく使用され続けていた。



伝説のハンドビルド・エンジンである。




100万マイル耐久と言われる このエンジン自体に もはや説明は不要であろう。



オーナーより、長生きするエンジンなので、あれこれ考える必要はない。





シャドウで、特徴的なメカニズムは、やはり、ブレーキとリアサスに使用されている油圧システムであろう







よく、シトロエン特許の・・・と書いてしまうので、シトロエンの「ハイドロニューマチック」をそのまま



使用している・・と勘違いしている方がいらっしゃるが・そうではない。



シトロエンが特許を持っているのは、「油圧調整バルブ」の部分のみであって、全体の油圧システムは、ロ


ールス独自のものである。



ブレーキ系統は、ほぼ完全に油圧に依存しているが、サスペンションは、フロントには使用なし(68年で


廃止)、リアには、自動車高調整も加え、油圧システムが使用されているが、完全に依存しているものでは


ないので、シトロエンのDSのごとく、エンジンを切ると車体が、ぺったんこに下がってしまうものではな


い。5cmほどリアが下がるのみである。






ただし、ロールス社にとって、この特許は確実に使用しなければならなかったため、「シトロエン」社に許


可とロイヤリティの金額を聞いた(グロッサーメルセデス600の油圧に対向するためで、自社で開発する



時間とノウハウがなかったのだ)




・・・・「シトロエン」の返答は、、、



「ロールス社が使用するのであれば、ロイヤリティは無料で結構です、、、その代わり、エンジンルームの


片隅でもよいから、シトロエン特許と書いたプレートを張っておいてください」であった。



これは、事実であるが、、あの頑固な「シトロエン」を持ってしても、天下のロールス社が自身の特許を使



用してくれるのが名誉であった・・という逸話である。







また、シャドウ系と80年からのSZ系では、理屈は同じながら、油圧システムは変更されている。



使用するオイルも、シャドウ系は、植物系のカストロール「RR363」、、SZ系以降は、鉱物系のカスト


ロール「ミネラルオイル」、、双方、逆に入れてしまうと、オイルラインは全滅し(ゴムが溶ける)、大変


な費用を要すことになるので最大の注意が必要。



ロールス社は、植物系のオイルから鉱物系のオイルに変更した際、、鉱物系の方が植物系より、より製品に


バラツキが少ないであろうから・・と説明した。・・・流石。






この油圧システムに、ご興味がある方がいらっしゃれば、実車を見ながらご説明させていただく、、それの


が、分かりやすい・・・



文章で書くと、、例えば、、



エンジンをかけると、エンジンVバンク前後にあるオイルモーターが作動し、NO1,NO2のオイルタンク


からオイルが循環しはじめ、、一つのオイルラインは、メインアキュームレーターへ入り、そこから、全ブ


レーキに2本づつのオイルラインへ(1本がダメになってもブレーキを利かせるため)、で、、もうひとつ



のオイルラインは、リアサス上部にある「ラム・シリンダー」へ、更に、、、







なんて、分けがわからなくなってしまいそうだが、、実際には、そんなに難しくはない・・・飛行機会社な


らではの安全面を重視した、素晴らしく好く考えられたシステムである。







ここで使用されるメインアキュームレーターは、SZ系とは、パーツが異なり、シャドウ(SY系)は、オ


ーバーホールキットが出ているのでオーバーホールすることが出来る。


SZ系の1.5倍ほど長持ちするが、3年くらいおきには、オーバーホールしたほうが好い。






基本、シャドウの(全てのロールスの)維持費は、1km走行当たり:100円は最低でも覚悟しておくべし





これは、あくまで「覚悟」であるが、、その予算さえ捻出するのが惜しい方は、「シャドウ」オーナーには


適さない。



「シャドウ2」、その中でも、当個体は、後世に残すべきコンディションを持っている、、、それには、正



しいオーナーが必要である。




それでも、その維持費が他の個体に比べ(うち以外で購入した)、最安になるよう、当社で在庫しているう


ちは、うちが「一時預かり人」として自身で納得のいく保守、管理、整備を施させていただく。



そこは、専門家、世界一自信がある。



そして、つぎにオーナーになった方も、また、「正しく」後世に残すべく、「一時預かり人」の任務を遂行


していただきたい。



なあに、、うちがついているから、大丈夫、困ることなど何もない。









極上「シャドウU」の一時預かり人、、




これほど、楽しい任務も そうあるもんじゃない。