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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

SILVER SPUR U

 
  AUTO MAKER ROLLS-ROYCE  
  MODEL SILVER SPUR U 
  YEAR 1991
  EXTERIOR RHAPSODY-BLUE

(ラプソディ・ブルー)
  INTERIOR PARCHIMENT-LEATHER(Royal-Blue・Piping) 


(パーチメント・レザー/ロイヤルブルー・パイピング)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 81.690km 
  AMMENITIES


ディーラー車 左ハンドル  






V8 OHV  6747cc  3速コラムAT



全長:538cm


全幅:189cm


全高:148cm




重量:2300kg


定員:5人



*装備:




パワーウインド、全席パワーシート、Fシートヒーター+メモリーシート(4人分)+


ランバーサポート、オートエアコン、ピクニックテーブル、ABS、CDプレーヤー 他






内外装機関共に、超極上車!




車検:平成28年11月6日まで


 
  COMMENT


「シルバー・スパーU」









サー・ヘンリー・ロイス曰く




「本物の価値は永遠に変わらない」








1965年から生産された「シルバーシャドウ」の後継モデルとして



1980年に登場した「SZ系」モデルのロングホイールベース「スパー」。






国ないには、98年の前期まで輸入された(生産自体は99年まで)、



このモデルは、ロールス社の社内コードに因み、「SZ系」モデルと呼ばれている。




シャドウの丸みを帯びたボディラインから、一気にエッジの効いたシャープなボディデ



ザインに変更されたが、、これで世界中の自動車メーカーの高級車が四角いカタチとな



った・と言われている。




1980年以来、「必要とあれば、即座に改良を加える」というロールス社の伝統のと


おり、「SZ系」モデルにも、毎年のごとく、改良が加えられていく。




SZ系発売から5年、1985年 ロールス社創業以来(1904年〜)の通算生産台数が、



10万台に達する。



、、、80年掛けて、、僅かに10万台




そこらへんの自動車メーカーが1週間で生産してしまう台数を80年、、



まったく素晴らしい どうかしているメーカーである。



この時代、ロールス社は、世界一、時間が掛かり、世界一、効率の悪い「ライン」を



持っていたのだ。



その手間隙とユーザーにさえ理解してもらないでろう・・拘り が、後に「名車」を



残すことになる。








発売から10年、1990年、「シルバースパー」は、「シルバースパーU」に



進化する。




コンピューター制御のインジェクション(ボッシュ製)に自己診断機能を備えたインフ



ォメーションパネル、、足廻りには100分の1秒で傾きを自動制御する



「オートライド」機能付きサスペンションが奢られていた。



中でも、「オートライド」は、「ロールスがロールしなくなった」の名文句で



有名である。






内装造作も 豪華に変更され、伝統芸「バーウォールナット」張りにの縁には、



象嵌細工が施される。




外装では、大きな変化はないものの、こっそり、ホイールが「アルミ」になった。



これを わざとクラシックに見せるために、ホイールカバーとホイールリングで



覆う。 一見 アルミホイールには見えない。 



これが、ロールス社の「粋」!




こういうところが 好きだね。









シルバースパーUは、1990年から1993年までの間に、トータル「1658台」



を生産する。



因みに「ショートホイール」の「スピリット2」の生産台数は、「1152台」




当個体が販売された1991年時の新車価格で比較すると




「スパーU」  :3050万円 



「スピリットU」:2750万円




僅かに10cm長いだけの「スパーU」のが300万円も高かったわけだが、



時は「バブル」  高額なモデルほど、よく売れた。






1989年から1991年にかけては、日本バブル景気のピークで、過去最高の



ロールスが輸入されてきた。




日本には、1988年以前、大よそ2000台のロールス&ベントレーしか住んでいなかっ



たが、89年〜91年の僅か3年間で、約2000台のロールス&ベントレーが



引っ越して(輸入されて)きた。




一大ロールス大国となったわけだが、その後のバブル崩壊で、順次、日本から移住



してしまった。




平成25年3月時の 国土交通省の統計がある。




平成6年(94年)以前のロールス・ロイス登録台数合計:1042台



    同      ベントレー         :547台






トータルしても、「1589台」



その後の年も、毎年(コンチGTとNEWファンタムが発売されるまでは)、2桁台数の



登録しかない。




参考までに、



平成25年までロールス総登録台数:1853台



   同  ベントレー    :3402台 





コンチGTのお蔭で、ベントレーが再び逆転した。












「SZ系」、、一昔前なら、中古車市場にも、極上個体が ごろごろあったが、、



現在、極上個体を見つけるのは、至難の業となっている。




流通価格が安くなりすぎ、保守、管理がデタラメな個体が増えてしまったためである。



今でも、車自体は多く流通してる、、、



しかし、当社で扱うレベルにある個体は、10台〜20台見て1台ほどしかない。




たしかに、どんな状態の個体であろうが、金さえかければ「正しい」状態に戻すことは



できる、、それがロールス・ロイスであるが、



多くの場合、それをすると適正な「売値」を超えてしまう。



車屋では救済のしようがないのだ。




車は、100年は持つのに、非常に惜しい。





まっ 過去に生産されたロールス・モデルが 全て そう であるように、




当「SZ系」も クラシックカー(多くの場合、生産後30年ルール)と呼ばれるように



なれば、価値が出る。



そうなれば、誰もがレストアを始めるだろう。



いまだと、あれほど流通価格の安かった「シャドウ」が30年ルールで見直され、



多くの国で多くの個体がレストアされ高額販売されている。



「シャドウ」以前の「クラウド」系になると、もはや手が届かないほどの高額流通個体



も多い。




面白いことに ロールス・モデルは、前例なく、全て そう なるから間違いがない。




そう 今のうちなのだ、SZ系が安価で入手できるのは、、。











さて、当個体、、






1991年 ディーラー車 左ハンドル



前回弊社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」




もう この段階で間違いがないから、あとは、実車を ご覧頂くだけ だが、




少しだけ




走行距離:81.690km




こんな鳴らし運転程度の距離数で びびってるようでは、



ロールスを勉強していない証拠。




ただし、うちで整備した個体に限るが、この距離くらいで、ちょう好い。



この先、孫の代まで乗れる。




機関系の心配ごとは、うちの担当なので、お任せを!






当個体



なにより、「色」が良い。



内外装ともに最高ランク。






外装:「ラプソディ・ブルー」!





「狂想曲」ブルー、、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」が聞こえてくる



水色・空色系メタリック、、新車でオーダーした方に感謝。



今の価格で購入するなら度胸はいらないが、3050万円時代にオーダーするのは



度胸がいる。




私の もっとも好きなカラーの一つ。  素晴らしい〜



このカラーは、のちに「エイジアン・ブルー」に引き継がれることになるが、この



「ラプソディ」の方が、より遠慮のない鮮明な空色カラーだ。




塗装コンディションも申し分ない。



このカラーは、お洒落さん専用。









内装:「パーチメント」に「ロイヤルブルー」のパイピングとくる。





この内装カラーも、当時「マグノリア」と人気を二分した◎クリーム系カラー。




ダッシュとパイピングのブルーが効いている。




もち、オリジナル・コンリー




外装の「ラプソディ」とのマッチングが、見事としか言いようがない。




「コノリー」社が1年で収穫した最高ランクの革の、そのまた上「10%トップレザー」




それを惜しげもなく(18頭分ほど使い)、どこもかしこもに使っている。



ダッシュ、ドア内張り、サンバイザー、ウェリントンのカーペットの縁革にまで、、。




それに、「バーウォールナット」  地下に80年ほど埋まっていた天然木を



潔く気持ちよいほど贅沢に使う。



それも最高の職人芸で、、。



こんな会社が、よくもまあ 近年まで生き延びたものである。










ベントレーのターボより、ロールスは、革を緩めのテンションで張っている。



これは、ロールス社の職人が教えてくれたこと、、。



ベントレーは、スポーツ・シート、ロールスは、自宅のソファー。




この先、自動車内装レザーに、「コノリー・ブラザー商会」製以上の品は、作れない。



あそこまで、拘りがあり、ハンパじゃないコストを掛け、門外不出の製法を持つ



会社はない。



それは、昔のロールス社のようだった。



ともに時代を歩み、ともに、時代を去ったのだ。



まだ、かろうじて、



オリジナル・コノリーの極上状態シートに座わることできる我々は、最後の世代と



なろうが、本当に 幸せものだ。




はっきり、言って、このシートに座るだけでも、この個体を所有する意味がある。



よきものに価格は関係なし。 



前述のサー・ヘンリー曰くの「本物の価値は永遠に・・」だ。



現在の当個体は、新車ロールスの諸費用分にも満たないというギャグ・レベルだが、



使っている素材は、革は、当然、そのほか、負けているものは、どこにもない。



そうして、



その価格、、将来は、かならず逆転する。  注)正しい個体に限り。













1991年 「ラプソディ・スパー」




何も考えなく良い、



何も勉強しなくて良い、




乗れば クルマが 教えてくれる。





その すべてを













詳しくは、下記より、写真68枚で↓↓






 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   




  
エンジンは、言わずと知れたロールス製・総アルミ合金・V8 OHV 6747cc。







もはや伝説のハンドビルド・エンジンである。




100万マイルは持つと言われる このエンジン自体に もはや説明は不要であろう。



オーナー様より、長生きするエンジンなので、あれこれ考える必要はない。



当個体くらいの走行距離など、イギリス人にとっては新車のまま・だ。



論外は、機関系に、ほとんど、もしくは、まったく整備がされていない個体や、間違った整備がされている個



体、、たしかに、国内には、多く存在するが、当社は、扱わないので関係ない。




ロールス・ロイス(ベントレー)には、年式、モデル、走行距離ごとに、、整備ポイントがある。



と言っても書き出せば、相当な量になってしまうが、、



この年式の個体なら、、中でも重要なのが、全輪のブレーキとリアのサスペンションに使用されている油圧シ



ステムのパーツで、フロント・エンジン下部にある「メイン・アキューレーター」2ケとリアサス上部にある



「ガスショック」2ケ、であろうか、、どちらも、パーツ自体はグリーン色の鉄球であるが、、



もれなく、この4ケは定期的(2年に1度が理想的)に交換することになる。



窒素ガスと油が高圧で入った球体(スフィア)で構成される「メインアキュームレーター」は、スフィア内の



圧が、じょじょに抜けて、およそ2年ほどで交換時期がくる



この圧が、まったく無くなってしまうとブレーキが効かなくなるので、超重要。*突然・はないので安心。



もちろん、事前に、少なくなった時点で「インフォメーション・パネル」が、お知らせしてくれるので忘



れることはない。




リアの「ガスショック」も、同じような理屈のもので、エンジンVバンクの中央前後に2個ある油圧モーター



でオイルを送っている



、、、シトロエン(例えばDS)のように、全面的に依存したものではないので、圧がなくなったところで、



車体が完全に沈み込むようなことはなく、逆に上がる、、そうして、リアが跳ねる・・現象となる。



乗り心地も最悪となるので、これも重要パーツ。




文章で説明すると難しいシステムのように感じられるかもしれないが、、構造は、至って単純明快、ロールス



社らしい安全を重視したシステムで、、一部にシトロエンの特許を使用しているが、複雑なシトロエンの「ハ



イドロニューマチック」のシステムとは、似ているが異なる。



まっ、メカニズムに ご興味のある方は、当社のメカニックから、詳しーく、ご説明させていただく。



ご興味のない方は、当社にお任せ頂き、なにも考えないでOK。



ただし、この油圧システムの為に使用されるカストロール製の「ミネラル・オイル」だけは、定期的に補充す



る必要があるもの(インフォメーションパネルで教えてくれる)なので、オーナー自ら、「足す」作業をして



いただいた方が好い。



ご納車時には、必ず「予備オイル」をトランクに積んでおく・・・ラジエーター水を補充するのと同じような



ことなので負担はないし、オイル補充程度のことで工場まで持っていくのでは大変、だから、。




あと、もう一つのポイント、、エンジンをかけるまでに「3秒待つ」、、。



これが待てないと自己診断機能を持つ「インフォメーションパネル」を壊してしまう場合がある。



この2つのポイントさえ守っていれば、なんの問題も無い。



ロールスの場合、正直、車が頑丈なので、半年ごとの定期点検なんてのも必要ない。



なにか、「いつもと違う」音がするとか、オーナー自ら気がつく異変があったら、それが定期点検のタイミン



グ、、でも、なにもなくても、「精神的に」年に一回くらいは、点検に出した方が好い。




当個体も当社の240項目納車点検・整備の上、ご納車させていただくので、安い販売価格のせいで、




なにかを我慢していただくことは何もない












ロールス&ベントレー 維持費の目安




1km走行当たり:100円



つまり、



1000km走行で :10万円


3000km  で :30万円




車は壊れないが、この位の「定期交換部品」代を 覚悟しておいたほうが好ましい。



当社で整備すれば、これほどかけている方は 稀 であるが、



それでも、「覚悟」は必要。



年間維持費予算を 50万円以内で と思っている方なら、年間走行を5000km以内にしておけば良いのだ。



その「覚悟」と「予算」さえあれば、



ロールス&ベントレーという 別次元の至福を味わえる。








車好きなら、、



乗らないで死ぬ案だけは、、ない。




因みに




当個体、一生ものにして ロールス入門車にすぎない、、



ロールスの世界は 限りなくディープなのだ。




だから、1日でも 早く入門しなければ、




寿命に 間に合わない。