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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

ROLLS・ROYCE

 
  AUTO MAKER ROLLSROYCE 
  MODEL


CORNICHE V



  YEAR 1991
  EXTERIOR WHITE (Cream・Top)


ホワイト
  INTERIOR MAGNOLIA・LEATHER



マグノリア・レザー
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 51.510km
  AMMENITIES

ヨーロッパ仕様 新車並行車  左ハンドル




V8 OHV 6.75L 3速コラムAT




全長:527cm
(実寸は、515cmほど)


全幅:186cm


全高:152cm


重量:2310kg


定員:4人



装備:電動オープン、純正ホイール(アルミ)、パワステ、パワーウインド、エアコン、パワーシート、他



・インダッシュ HDDナビ


・ETC車載器








内外装極美、機関 当社にて完全整備渡し 超極上車!



車検:平成25年 4月21日



 
  COMMENT





ロールス・ロイス 



「コーニッシュ 3」











まずは、モデルの ご解説から、



「コーニッシュ」は、ロールス社のスタンダード・モデルではなく、傘下のコーチビル



ダー「マリーナ・パークウォード」(以後、MPWに略)製作のモデルである。



この手のコーチビルダー製作のモデルを「コーチビルド・モデル」と呼び「スタンダー



ド・モデル」とは分けて分類される。





ロールスロイスとベントレー(1931年に買収)の戦前モデルは全て「コーチビルド



モデル」であったが、



戦後(1946年〜)、ロールス社は、自社でもボディ製作を始める・・・




これが「スタンダード・モデル」である。



ただし、自社製といえど複雑なボディ製作は、不可能で、近年まで「コーチビルダー」



に託すしかなかった。



1960年代までには、イギリスに200社以上存在していたコーチビルダーの頂点にた



ったコーチビルダー、ひいては世界一と評されるコーチビルダーが「マリーナ・パーク



ウォード」社である。



この会社の作るボディは、「工業製品」ではなく「伝統工芸品」である。







「コーニッシュ」の名は、



南フランスのモナコ近郊を走るコーニッシュと呼ばれる湾岸道路の名に由来する。



地中海を望むリビエラ海岸の断崖沿いを走る「コーニッシュ」ロードは、息を呑むほ



ど美しい。



このロードを走るために存在する車が、「コーニッシュ」なのであるが、、それは、あ



くまでイメージ、、その辺りに別荘を持つ方だけに販売していたのでは、幾らも売れな



い、、。



重要なのは、そのコンセプト、、単に意味もなくドライブするだけで、至福のときを与



えてくれる車が「コーニッシュ」なのである。



だから、「コーニッシュ」に「使い道」を考えてはいけない。



使い道・などという次元とは関係ない「非日常」を楽しみための車なのだ。



極論をするなら、、、よしんば乗らなくても、所有している・というだけでも満足感を



与えてくれる、、それが、「コーニッシュ」、そんな車など そうあるもんじゃない。




「コーニッシュ」に低走行車が多いのも そのためだ。



たまの休みに海外旅行にでも行ってストレス解消するのと同じように「非日常」を味



わうことこそ最高の至福のとき・ではなかろうか、、。







「コーニッシュ」、その歴史は、




1967年に、4ドア・サルーンの「シルバー・シャドウ」をベースにMPWによって



コーチビルドされた「MPW・ドロップ・ヘッド・クーペ」に始まる。



その後、マイナーチェンジと共に、1971年「コーニッシュ」の名称となる。



コーニッシュのシャーシ・エンジンは、基本的に、その時代の4ドア・ショートボディ



がベースとなっているので、1967年から1976年までは、「シャドウ1」ベース



1978年から1980年が「シャドウ2」ベース、



1980年から1985年が、「シルバースピリット」の「キャブ」ベースである。



1981年までは、「コーニッシュ・クーペ」が存在したが、この年に生産中止となり



、以後、選択肢は、オープン・モデルのみとなる。






1986年には、「シルバースピリット」がキャブから「インジェクション」へ進化し



たのを きっかけに、室内のマイナーチェンジ(センターコンソールがダッシュに繋が



るなど)が行なわれ、「コーニッシュU」と名称を変える。(USは85’〜)






1990年、更なる改良が行なわれ 当「コーニッシュV」、



1992年、幌のフル電動化



と4速ATへの進化で「コーニッシュW」と、その外観を殆ど変えることなく進化し、



1995年に惜しまれつつ、全ての生産を終える。






当個体は、その中でも 僅か2年間しか生産されていない「シリーズV」






 生産台数は
、「451台」




 内、左ハンドルは、「380台」



ほとんど アメリカに輸出され、イギリス本国でコーニッシュを見かけることは稀である。



しかし、この日本に もっとも多く生息する「コーニッシュ」は、シリーズVだと思われる



、、バブル絶頂期と ちょうど 重なっていたからだ。









因みに、コーニッシュというモデルは、1年でも年式が新しい方がエライ(価値がある)。




モデルによっては、古い年式のモデルが評価される場合もあるが、こと 「コーニッシュ」



に おいては、古いモデルが 再評価されることはなさそうだ。



それは、昔のままの「作り」を最後まで 貫き通りしていたから、、



シリーズ1以前のモデルが、シリーズ3.4より 評価が上がるなんてことは ないのだ。



もっとも、個人の 好き嫌いは別、、キャブ車が好きなら、85年以前のシーリズ1を



選択するしかない。














さて
 当個体の お話



以前 当社で販売させていただいた 「シーザー認定・中古車」。



ヨーロッパ仕様 新車並行 左ハンドル



法人2オーナー時に 当社で 下取りで頂き、販売させていただいた 



トータル 法人3オーナーの個体。



今回の入庫後、気になる箇所は すでに手直し済み、、バッチリ「シーザー認定号」



私が 所有したいと思うレベルに仕上がった。



外装、内装、幌 どこも 素晴らしいコンディションである。









当個体、、と言うか日本の「コーニッシュ」は、ほとんど、車検証上の全長が 527cm



と記載されているが、、これは謎である。



確かに、コーニッシュには、北米仕様とヨーロツパ仕様があり、バンパーの大きさが異なる



のだが、、北米仕様でも、全長は、525cmほど、、




当個体のような ヨーロッパ仕様になると、全長は、僅かに 515cmほどしかない。



もちろん、日本仕様など存在しない。



相手にしていなかったから、、。



だから、ディーラー物「コーニッシュ」と言えど 多種多様、US仕様のまま なんて



個体もあるし、あいのこ・みたいな個体もある。



その どれもが、全長:527cmと記載されている。 計り間違えたに違いない、、。











現在の走行距離:51.510km!



この時代の ロールス・エンジンは、5万キロ走行で、やっと その実力を見せる と



言われている。



160万キロ耐久のエンジンにおいては、 5万キロほどが 馴らし運転 ってことか、。



ここから、エンジンの回りが 明らかに よくなるのだ。







いまや 天然記念物級に 発見が珍しくなった 極上物「ホワイト・コーニッシュV」。




外色:ホワイトで 内装:マグノリア 幌:クリーム 完璧!




そして、「シーザー認定号」、、、この個体には、これ以上の 解説は 必要あるまい。




とにかく、この個体を 手に入れた方が、 幸せを つかむのだ。




まずは、、




下記より 写真72枚を ご参考に ↓





当「コーニッシュ」、、フロント・シートのレールを改良して、シート自体を 10cmほど 後方に動く(電動シート



だから)ようにしている。



これなら、身長の高い方でも、大丈夫、、窮屈に乗ることはない。