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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

With-Division

  AUTO MAKER ROLLS-ROYCE  
  MODEL

SILVER SPUR TURBO



「With Division」


 
  YEAR 1997
  EXTERIOR ROYAL-BLUE


(ロイヤルブルー)
  INTERIOR SILVER-STONE- LEATHER
 

(シルバーストーン・レザー
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 103.989km 
  AMMENITIES



ディーラー車 左ハンドル 





V8  OHV 6747cc  ライトプレッシャーターボ  




4速コラムAT




馬力 :305ps/4000rpm



トルク:61kgm/2000rpm




全長:577cm (実寸は、571cm)


全幅:189cm


全高:148cm





総重量:2570kg


定員:5人







*装備:



Wエアバック、チルトハンドル、ABS、全席パワーシート+全席シートヒー



ターFメモリーシート(4人分)+Fランバーサポート、ピクニックテーブル



、バニティミラー、CDチェンジャー、ETC車載器、ほか 










「ウィズ・デヴィジョン」装備






・電動パーテーション



・リア・センター・キャビネット



・ステンレス・サイド・モール



・リア・ウインドが「小窓」





内外装機関共に超極上車!






車検: 2021年 2月11日まで







 
  COMMENT



「ウィズ・デヴィジョン」






1997年モデル「世界・17台」







.
1997年に登場した「スパー・ターボ」をベースにした「ウィズ・デヴィジョン」



「電動パーテーション付き」の「ストレッチ」モデルである。





ベース・モデルの「スパー・ターボ」自体が純血ロールスの最終進化系モデル



として貴重なモデルであるが、当モデルになると、見かけるのさえ稀の超希少



モデルとなる。









ほとんど知られていないが、「ウィズ・デヴィジョン」には 前期型と後期型がある。






1997年モデルが、前期型で、「30cmストレッチ」したモデル。


1998年モデルが、後期型で、「36cmストレッチ」したモデル。




注)当個体は、97年モデル =「スパーターボ」:541cm + 30cm=



 571cmが、本当(実際に計測もしてみた)であるが、車検証上は、577cm


 
 となっている。577cmは間違いである。 



*大体、ウィズデヴィジョンに2種類の長さがあることなど、誰も知らない。






生産台数:



1997年:17台  *当個体は、世界17台中の1台!



1998年: 19台


1999年:  2台       



トータル:38台




前期型モデル:17台 後期型モデル:21台 計:38台






内、日本には、「10台」が、デリバリーされた。



このころ、まだ、日本は勢いがあった。



デリバリーされた国別で見ると 面白い。




1. ホンコン   :13台


2. 日本     :10台


3. イギリス   :5台


4. アメリカ   :3台


5. シンガポール :2台


6. サウジアラビア:1台


6. タイワン   :1台


6. キュプロス  :1台


6. ドバイ    :1台


6. バーレーン  :1台    計:38台





そうそうたる金持ち国を抑えて、日本が堂々の2位だ。





新車時価格:「スパーターボ」との比較 「ウイズ・デヴィジョン」





1997年1月:2400万円   3200万円  価格差:800万円



1997年9月:2580万円   3440万円  価格差:860万円



1998年3月:2580万円   3650万円  価格差:1070万円





*発売当初800万円の価格差は、最終1070万円にも、、。




おまけに、98年発売の「セラフ」は、3180万円、「アルナージ」は、2980万



円、、新型モデルより、遥かに高額、、



「ウィズ・ディジョン」を購入するのは、、度胸と金が必要だった。















さて、当個体の お話







ディーラー車 左ハンドル




以前、それも平成21年に販売させていただいた元「シーザー認定中古車」




法人車輛「働くクルマ」として、実用にお使いになり、




走行:103.989km!




ただし、「整備」は、ずーーーと弊社担当、



そのあたりの10万キロ個体とはわけが違う。




で、機関系は、良し として




いくら走っていようが、弊社で販売するかぎり、その「販売価格」より



「遥かに綺麗」でなければ、「シーザー認定号」とはならない。




そこで、今回も、再度の「認定号」に仕上げるべく、、





まず、「外装」: コキズの類、飛び石後など、全て、再塗装。



   「内装」: ダッシュレザー 総張替え、内装スレ箇所、復元リペア。




仕上げ直すのに、数か月を要してしまった。




これで、費用 対 満足度 は、確実に、大きく満足度が上回るはず。




これ、「一時預かり人」の任務なり。




「シーザー認定号」復活!












外装は、「ロイヤルブルー」




ロールス・ロイスと言えば、= このカラーだ。



濃紺のメタリックであるが、重厚感がハンパじゃない。



ウレタン鏡面仕上げの、そのフィニッシュは、塗装面全てに周りの景色を



鏡のように映し出す。




この時代のリムジンには、このモデルより長い、全長:「602cm」の「パー



クウォード」という完全なるリムジンがあった。



それから、比べれば、全長:「571cm」など たいした長さじゃない。



実際に乗ってみても、ハンドルがキレキレッだから、なんの問題もない。








内装は、「シルバー・ストーン」コノリー




まっ ライトグレー といったところか、



これに、外装色に合わせた「ロイヤルブルー」のパイピング。



前述のとおり、ダッシュ上部は新品張替え、スレ箇所は、復元リペア済み。



ただの新品リペアなど施さない(全車)、「復元」でなければならない。



この話は、長くなるので、また別の機会に、、



要は、時代に合ってキレイということ。



汚れも目立たないカラーであるから、この先は、気が楽だ。



もちろん、「革」自体は、元気いっぱい。




そりゃそうだ、この「革」は、あの世界一の「コノリー」しかも、



その中の最高級「オートラックス」シリーズの頂点「10%トップ・レザー」






その「コノリー」は、2002年ロールス社と運命を共にし、消えた。



このクルマのシートに座るは、伝説に腰掛けるのと同じこと。



贅沢なんてもんじゃない。








機関系とて:




1904年創業「ロールス」社の集大成「スパーターボ」がベースであるから



機関系の信頼度は 元より、乗り心地も最高。



維持費も歴代モデルで、一番安価であろう。



このエンジンも、伝説の ひとつ、1959年(クラウド2)の時代から基本設計



を変えていない  って、1000年先まで語り継がれる伝説のエンジンだ。




しかも、「シーザーファクトリー」整備、、無敵。





耐久性は、



ボディが、  100年



コノリーが、 50年



エンジンが、100万マイル




生まれ変わるしか、、こっちの寿命が足りまい、、。










1997年モデル「ウィズ・デヴィジョン」




最大の特徴は、




リアの「スモール・ウインド」!




リムジン・ウインド や スピリット・ウインドとも呼ばれるこの「小窓」は



戦前モデル、いや 馬車の時代からの伝統



自動車の時代になっても、正しいリムジンを運転する運転手は、非常に高度な



運転技術と教育を受けており(英国では)、運転中、決して 後部座席は見な



い(ルームミラーは、見ない)。見てもいけない。



つまり、リアのウインドは必要ないのだ。



だから、超の付く高級リムジン(= 正しい運転手を持つオーナーが買う車)



は、昔から「小窓」 *小窓は 明かり取り。




ロールス社などは、自社の車に相応しい「運転手」に育てるべく、「運転手専



用・教習所」を持っていた。



この「小窓」こそが「格式」。




もっとも、そんな伝統など知らずとて、単純に、この「小窓」は、かっこいい





この「小窓」、ボディサイド下の「ステンレス・モール」、「キャビネット」



全体のボディワーク、、無論、世界一の匠の集団「MPW」の「仕事」。




「ウイズ・デヴィジョン」は、ただの30cmストレッチ車ではない。




「MPW」の歴史に残すべく作品なのだ。




純血「ロールス・ロイス」の「小窓」付きは、 このモデルで最後。




98年モデルでは、「小窓」は廃止される(その代り、天井高を高くする)。




97年モデル、世界に17台、最後の「小窓」



貴重なんてもんじゃない。



が、



大切なのは、ここから、




そんな伝統、格式、希少性 を踏まえた上で、




あえて、普通に使う のが正しい。




後生大事にしまっておくモデルではない。




それでは、この車のポテンシャルが発揮できない。




本人(この車)も、望んでいない。




オーナー様に自らの実力を見せ付けたい に違いない。




「スパーターボ・ウィズデヴィジョン」は、すごい車なのだ。




だから、「世界・17台」を、普通に乗る。







それこそが、究極の 贅沢なり、、





まずは、お写真、怒涛の「94枚」を。ご参考に↓