| はじめに |
| 当社は、ロールス・ロイス、ベントレーの専門店として10年以上(1989年設立)に渡り、この「名車」に携ってきたが、ますますその魅力に引き込まれ、これ以上の「車」はやはり、この地球上には存在しないと再認識させられている。 |
| 賛否両論あって当然だが、車をスポーツカーとか、RVだとかのジャンルに分ける以前に「車」は、「ロールス・ロイス」と「それ以外の車」に分かれると信じている。「それ以外の車」はその内(環境問題、石油資源、技術革新等により)、ガソリンエンジンより、遥かに高性能な電気自動車みたいなものに、変貌していく気がするが、「ロールス・ロイス」だけはそうはいかない。おそらくこれから20年先では考えられないような、恐ろしく燃費の悪い、大排気量、大トルクの心臓(エンジン)を乗せたこの「巨大な車」をライフスタイルの中に必要不可欠とする人種が、世界中に存在し続けるのである。一つの例として、自国産の自動車メーカーを持たず、金持ちな国の国王は、ほとんどロールス・ロイスを所有している。 | ![]() |
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この歴史は一冊の本(ROLLS-ROYCE STATE MOTORCARS A. PASTOUNA著)にもなっていて、世界50カ国以上、勿論、日本の天皇陛下(宮内庁)の所有者(御料車)の歴史も紹介されている。ちなみに日本の御料車は、大正天皇の時、1921年式2台、1923年式1台の「シルバーゴースト」を、昭和天皇の時代、1957年式シルバーレ−ス(フーパー製リムジン)、1961年に2台のファンタム5(パークワードとMPW製)、1973年ファンタム6(MPW)、いつもの黒塗りのボディにリヤドアに菊の御紋入りのこの車は、近年なので、運良く見かけられ諸兄も多いだろう。最も最近なのが、あの雅子様のロイヤルウエディングに使用された1991年式コーニッシュ3で、一躍、コーニッシュの型を有名にしてくれた。(*前記、紹介の著書では、このコーニッシュを1980年として書かれているが、これは91年式の間違いである。)ただし、コーニッシュは全くのオーナードライブカーで本来使用目的が違う。私としては、せっかくファンタム5も6も所有しているのだからファンタム6あたりをランドレット(車の後部座席部分が電動オープンする)に改造して使用して欲しかった。世界中から皇室のセンスの良さを絶賛されたに違いない。 |
| 話が横道に反れたが、世界中のこういう方々にはロールス・ロイスがもっとも似合っている。彼らにとって必要不可欠と言っても良い。イギリスのロイヤルファミリーは戦後型だけでも26台のロールスを購入しているが、エリザベス女王がパレードであの「有名なファンタム」を違う車(ロールス以外の車)に乗り換える様な時代が来たら私はきっとイギリスそのものへの興味さえも失ってしまう事だろう。ロールス・ロイス、ベントレーに乗る有名人の話は、枚挙にいとまが無く、伝説化しているものもあるが、これは別の機会に・・・。 | ![]() |
| 確かに昔はロールス、ベントレーなどというと一部の特権階級の人間だけに許された車だった。今でならジャンボジェット機を購入する感覚だったというから、私のような一般庶民には雲の上の車だ。それがどうだろう、今や下手をすればクラウンよりも安い金額で、素晴らしいコンディションのロールス、ベントレーを購入する事もできるではないか。世界の人種の中でも特に日本人は車をことのほか大切にする。中古車市場はまさしく宝の山だ。特にバブル崩壊後の日本の中古車市場では、ロールス、ベントレーが世界一安くなったと言える。「なんとも素晴らしい時代に我々は運良く生きている。」いや、ロールス・ロイス社の経営権が、ゲルマン民族に移行した今、辛うじて間にあったというべきか。 |
| ロールス、ベントレーの歴史や歴代のモデルのスペック等を詳しく書き始めると、とてつもなく分厚い本になってしまう。残念ながら詳しくは割愛させて頂き、当社のお客様からよくご質問される事項を一問一答形式でご紹介させて頂く。 |
| それでもロールス・ベントレーの歴史にご興味の有る諸兄は、入門書として(株)ネコパブリシック発行 ’ワールドカー・ガイド’シリーズの「ロールスロイス」二玄社発行の’世界の自動車’シリーズ中 「戦前戦後のロールスロイス」(現在は廃刊)は読み物としても面白いし、 何よりも日本語で書かれているのでお薦めである。 ベントレーの専門書で日本語の物は出版されていないが過去に数度「カー・グラフィック」、「スーパーカーグラ」、「カー・マガジン」等で取り上げられているので、ベントレー気違いをするのなら古本屋で集めるべし。 特に有名なのは「カーグラ」の1986年3月号創刊;300号記念で巻頭からベントレー特集、53ページから92ページまでも特集されている。 洋書の方が内容は詳しいのは当然だが、この300号記年号には 小林 彰太郎 氏により「戦前の日本にあったベントレー」が紹介されており大変興味深い。 それによると戦前には’野沢組’というベントレーの正規ディーラーがあり戦争が始まるまでに7台のベントレーが輸入された等の詳しいくだりが書かれている。 余談だがこの号には当社の大切なお客様で、ロールス・ベントレー乗りの先輩として尊敬する「甲府のS氏」所有の1927年製ビンテージ・ベントレー(この時代のベントレー社製の車は、新車から保証期間が5年間もあったが、これは、その間には何処も壊れるはずがないという自信である)も特集されているが、 S氏(当社にとってはS様)はこの車を1979年3月に購入して以来散々乗り回したが、 現在までほとんど何処も壊れた事が無いと私に話してくれた。 それも20年経った後だから、やはり、ベントレーもロールス同様すばらしい。 |
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