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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

MORGAN

 
  AUTO MAKER MORGAN 
  MODEL ROADSTER 
  YEAR 2004
  EXTERIOR INDIGO-BLUE

(インディゴブルー)
  INTERIOR GLAY・LEATHER 

(グレイ・レザー)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 46.724km
  AMMENITIES


ディーラー車 右ハンドル  2オーナー  






FORD製・水冷V6 DOHC 24V 3L (2967cc)




馬力:236馬力/6571rpm



0−62マイル(99km)加速:5.0秒



最高速:215km






全長:401cm


全幅:172cm


全高:122cm


重量:990kg



定員:2人






*オプション装備:



・16インチ・ワイヤースポーク・アルミ・ホイール


・ホイール・スピンナー


・スペア・タイヤ


・前後バンパー


・バッジバー


・「ルーカス」クラシック・ヘッドライト


・フォグ・ライト


・ラゲッジキャリア





・本革シート


・モトリタ・クラシック4本スポーク・ステアリング


・「バー・ウォールナット」ウッド・パネル


・鍵付き・ガソリン・キャップ


・シートベルト


・サイドスリーン


・幌


・トノカバー


・ETC車載器


・ドア外側オープナー



・エアコン



*ナビ











内外装極美、機関当社にて完全整備渡し、超極上車!



車検:平成30年2月24日

 
  COMMENT




モーガン「ロードスター」!





2004年から登場した新型モデル「ロードスター」。



「プラス4」と「プラス8」の中間に位置するモデルである。






1930年代のクラシック・カーを現在でも生産しつづけている世界で唯一の



自動車メーカー・・「モーガン」。





この車に乗る前に、その歴史を簡単に、ご紹介しておきたい。





イギリスは、ウースター州マルヴァーン・リンクという小さな街にあるレンガ



作りの古風な工場・・「モーガン・モーター・カンパニー」の誕生は、100



年も前にさかのぼる。




1907年に初代「モーガン」氏が、自身のために1台の3輪自動車(スリー



ホイラー)を作ったことから始まる。




1910年のモーターショーに出品されたオートバイ・エンジンを積む、フロ




ント2輪、リア1輪のスリーホイラーは、税金面での優遇性と驚くほどの加速



性能で、人気を得る。




瞬く間に多数のオーダーが入り、1912年には、正式に「モーガン・モータ



ー・カンパニー」を設立することになる。




顧客の好みに応じ、当時人気のオートバイエンジンを積んだスリーホイラーは



、2人乗りから4人乗りまで、数年ごとに数々のバリエーションが発表され、




会社の基盤を作る。



そして、



市場の要求という時代の波に乗り
1936年秋、満を持して4輪自動




車を発表する。




モデル名:モーガン「4/4」・・・モーガン4輪ファーストモデルである。



4気筒の4輪車という意味の4/4という名称で、「Four・Four」と発



音したほうがよい。




Z型スチール製のラダーフレームに叩き出しのスチール・パネル(アルミ製も



有る)をボディに貼り付ける・・といった製作方法は、全モデル共通で、



それは現在も変わっていない。




よく、「木骨フレーム」の・・なんて書かれていることがあるが、本当の意味



でのフレームは、上記の通り、頑丈なスチール製であり、あくまでも、ボディ



の一部、例えば、ドア枠、リアホイールアーチ、ダッシュボードを留めるため



の土台などの造作内部に木材が使われているにすぎない。





使われている木材は、「アッシュ材」と「松」。



これも、英国流の基本のまま、、。



戦前のイギリス車の大半は、ロールス・ベントレーも含めて見えない部分には



木材が使われていたが、現在に、その技法を残すのは、世界広しといえど、



モーガンだけだ。





「4/4」は、その後、数年おきにエンジンが、新しいものに変更され、196



3年には「シリーズ5」まで進む。




国内に正規輸入されるようになったのは、このモデルからではなかろうか?



この「シリーズ5」は、1968年まで生産されるが、、正直、こんな古い時



代の正規輸入物モーガンは、国内に、ほとんど存在しない・・・




なにせ、正規で輸入されたモーガンは、当時のディーラーにより(1966年



から1967年にかけて輸入元:セール・チルニー・ジャパン)、4台しか輸



入されていないという。






1968年からは、「モーガン・オート・タカノ」さんが正規ディーラーとな



り、2005年10月には、「モーガン・オート・イワセ」さんが後継となり



、現在に至る。






モーガンは、「4/4」モデル、1L代の排気量の非力感を補うため



1950年 2.1Lの直4エンジンを積む「プラス4」を発表する。



「4/4」のハイパワーバージョンであるが、その後、



1968年、さらに V型8気筒を積む「プラス8」を追加。



そうして モーガンは、しばらくの間(2004年まで)



「4/4」、「プラス4」、「プラス8」の3つのラインナップを揃えていた。




ところが、2004年 



「プラス8」に替わり、久方振りに新型モデルが登場する。




FORDのV型6気筒3Lを積む「ロードスター」



それが、当個体である。





前述の通り、戦前と変わらぬハンドメイド



ボディは、総アルミで、「プラス8」と同じくワイド・ボディ。




全幅は、172cmもあり、全高は、僅かに122cm



広くて低い。



見た目は、あくまでクラシックカー



ただし、中身は、



最新のFORD製「モンデオ」などに積まれ好評価を受けた「V6」である。




4ドア・サルーンのモンデオでさえ、その走りの良さを称えられたほどのエン



ジンであるから、それを 車輌重量 990kgのクルマに積んでしまえば、、



ご想像の通り




236馬力!



0−99kmを5.0秒、



最高速は、215kmに達する。




ギアBOXも信頼のFORD製で、その5速MTは、お約束どおり、ショート



・ストローク、、実に小気味良い。



ハンドル操作にパワステはないが、それに気が付かないほど取り回しがよい。



パワーに見合うブレーキも抜かりなし、




リアは、相変らずのドラム式ながら、フロントは、「ロッキード」製のディス



ク・ブレーキ大径ローターで、効きも最新鋭。









現在のMORGAN社は、いつのまにか、また「プラス8」を復活させ、



「4/4」、「プラス4」、「ロードスター」、「プラス8」、「エアロ8」と




いう5つのモデルを持つ。*「エアロ8」は、クラシック・モーガンではない。



 
「4/4」は、  FORD製 4気筒 1600cc 115馬力



「プラス4」は、FORD製 4気筒  2000cc 145馬力



「プラス8」は、BMW製  8気筒 4800cc 367馬力



「ロードスター」FORD製 6気筒 3700cc 280馬力





期待の「ロードスター」は、いつのまにか「3.0L」から「3.7L」になった。



馬力も最高速も延びたが、加速性能だけは、なぜか「3.0L」のが上。




「3.7L」ロードスターは、0−62マイル :5.5秒



「3.0L」ロードスターは、0−62マイル :5.0秒 




海外の「ロードスター」の売り物を見てみると、現行の「3.7」より、「3.0」



の方が高い場合が多い。



どうやら、隠れ人気モデルのようだ。



あえて、「ロードスター」を褒めるなら、「4/4」と「プラス4」は非力、



「プラス8」は、直線道路仕様のドラッグスター = アメリカ向けモデル。



=「ロードスター」は日本で乗るベスト・モデル。





今、「ロードスター」の新車を注文すれば、ベース車輌価格だけでも1千万円




以上する。




ご存知のとおり、モーガンってクルマは、なんでもかんでもオプションで、



センスよく、いろんなオプションを選択していくと、いつのまにか えらい金



額になってしまう。



今は、少なくてもベース車輌の段階でエンジンは載っているみたいだから、



来て見たら エンジンがなかった なんてことはなさそうだが、、。








と、すっかり、話が長くなってしまったが、、モーガンのエンジン以外の基本




構造は、確かに1936年から、変わっていない・といってよい、、




が、エンジンを含む機関系だけは、他社製品だけあって進化をし続けている。



これが助かる・・・戦前モデルを普通に乗れるのだから、、。





初代モーガン氏は、1959年に他界し、その後、息子の「ピーター・モーガ




ン」が会社を引き継ぐ・・・2003年からは、ピーターの息子「チャールズ



・モーガン」が3代目として、今も会社を経営している。




「チャールズ・モーガン」は、やり手の経営者で、「エアロ8」や「エアロマ



ックス」など、まったくの新設計モデルを発表してみたり・と未来を見据えた



経営手腕を持っている。



もちろん、クラシック・モデルを生産中止するつもりはないという・・




このモデルたちが、モーガンを今日まで生き延びさせた立役者であることを彼




は知っているのだ。



近年では、創業当時に習って、「3ホイラー」の製作・販売も手がけている。



最新技術を投入した新型モデルと 昔ながらの作りのクラシック・カー、、




「モーガン」は、その両方を まったく別の考え方で、作り、販売している、



、こんな自動車メーカーはない。



他資本が、入っていないイギリス・メーカーも、今では「モーガン」だけとな



った。



それだけでもスゴイ、、。













さて、やっと当個体のお話




ディーラー車=「モーガン・オート・タカノ」で販売された個体。



「ロードスター」の売り物は、世界的にも極めて珍しい。




最初から、日本仕様オーダーであるから、スピードメーターはkm表示。



2オーナー!



1オーナー時に弊社で販売させていただいた「シーザー認定号」



= 間違いの無い1台 = 当然、内外装極美&機関系◎。



今回は、下取での再入庫。




走行距離:46.724km!









外装は、「インディゴ・ブルー」




ソリッドの濃紺だ。



塗装コンディションも申し分なく◎!



内装は、「ライトグレイ」 本革。



こちらのコンディションもスレもなく、◎!





そして特筆すべくは、当個体のセンスの好い「オプション」選択!



まずは、外装:



現地じゃ バンパーまで、オプションであるが、それは置いといて、



ボンネットに鎮座するエアダクト、




16インチ 深リムのスポーク・ホイールは、一番高価なopホイールで、



(標準は15インチ)さらには、「スピンナー」




それに、バッジ・バー  バッジ探さなきゃ、、だし、



ヘッドライトは、「ルーカス」クラシック・タイプの3本スポーク入りのやつ



これだけで、顔つきが ぐっとアンティークになる。



FOGライトは、国内で後付けしたみたい、なにせ「ハーレーダビットソン」




のだ。





本来、205、55/16サイズのタイヤは、215・55の「レグノ」でグリップ力強化



スペアタイヤもオプションながら、さらに「キャリア」も選択、これがないと



トランクが積めない。 



モーガンにおける「トランク選び」は、モーガン乗り特権の楽しみ。




モーガンの純正トランク(ブラックかブラウン)か、それとも、「ヴィトン」



のアンティークか、はたまた、、選び、探すこと自体が楽しくて仕方ない。




この時代になると、幌が すばらしく進化している。



モーガン曰くの「イージー・フード」だが、ついに骨組みと幌生地が一体に、



つまり、昔モデルのように、幌の骨組みから、幌生地を外す手間なく、



ラッチ2箇所とホック6箇所を外すだけで、一人で簡単に開閉させることがで



きる。



1分もかかるまい。幌骨が軽いので、力もいらない。



そして、イギリス車とは思えないほど、、しっかりした作り、、これなら、



雨に耐える。








内装のセンスも:




「バーウォールナット」パネルに、クラシック・タイプ「モトリタ」4本スポ




ーク・ステアリング、これが 実にマッチしている。とても04’モデルに見え



ないのが好ましい。




間違った人は新しく見えるオプションを選択してしまう が、そうじゃダメ。



いかに 古いモデルに見えるようにするか が、紳士の嗜みというやつだ。



室内オプションの特徴が



当個体、オーディオを選択せず、もっとも高価なオプション「エアコン」を選



択していること。 モーガンが分かってる方のオーダー。





基本、オープンにして走るモーガンは、「風の音」を聞くべし、、か。



そして、寒かったり暑かったりで、辛くなるのは、、で、エアコン選択。




こういう最新装備を無理なく取り付けられることこそ、高年式モデルの優位性



だったりする。



このエアコン、センターコンソールの奥に配置して造作を乱さないように配慮



されている。



昔のは、「クーラー」だったが、今は、「エアコン」、これは大きい。




今後、オーディオを追加するのは、簡単だが、装置は、やはり、パネル奥に隠




したい。



センターコンソールにはナビモニター(カロッテェリア/5.5インチ)がある。




ナビ依存症の方や、知らない場所に出掛けるなら、あると便利。



取り外しもワンタッチ。



武士は食わねど、、であれば、とったぱらっちゃえば良い。









シートに座ってみる。




まずは、ポジション合わせ、狭いだろうと思い、シート下のレバーを引き、



一気に一番後ろ(遠く)までシートを動かす。。。 



あれっ 私の長い足が(笑)ペダルに、、届かない、、。 前方に動かす。



こりゃ かなりの長身の方でもいける。



ポジションが決まった。



うむ、見慣れたモーガンの景色だが、ワイドボディの お蔭なのか、、



室内は広く感じる。



窮屈さがない ってのはありがたい。



この時代のワイドボディは、90年代のプラス4ワイドボディあたりと比べても



9cmも全幅が広い。



無論、それに伴い前後のトレッドも広くしているから、走行中の安定感はバツ



グンなのだ。





これなら、長距離ドライブも疲れなそうだ。



手の届く位置にすべてがある。



わおっ チルトハンドルまでついてる。こんなの前モデルにはなかった。



なるほど、便利だ。 絶妙にお気に入りのポジションを作れる。





走り出す。




トルク感 あり あり。



床から生えたペダル類、クラッチは若干重めだが、スポーツカーの それ 



ほどじゃない。



クラッチが切れる位置を最初の一回で覚えてしまえば、あとは、自由自在。



誰にでも乗れる。 コツはない。



トルクがあるから、エンストさせるのも逆に難しいほど。



調子にのって、アクセルを踏みすぎると、、猛烈なGで、背中がシートに押し




付けられる。



な、なんて楽しいんだ。




このエンジンは好い。




「音」はマフラーでわざと大きくしている節はあるが、それでも、決して




五月蝿くはない。




静かな住宅街でも深夜に 引っ張りだせるだろう。





象牙色パネルの計器類がそそる。



右から、オプションの時計、タコメーター、スピードメーター、燃料計、油圧



系、水温計、電圧計と並ぶ。




スピードメーターの表示は、なんと300kmまで、まっ 雰囲気作りというこ




とで。



タコメーターに、レッドゾーンの表示はない。 




そんなものなくてもクルマが、ベストなシフト・タイミングを教えてくれる。



本当のクラシックカーというのは、乗るのにテクニックを要するが、



このクルマは、それを まったく必要としない。



むしろ 残念ながら、誰にでも乗りこなせる。



もっとも、箱根あたりのコーナーを「可憐に」走らせるには、少々時間がかか



りそうだが。 ポテンシャルは かなり高い。




このクルマが自分の手足となったとき、その時 初めて、買ってよかった 




と心底思うはず。




この最新鋭「ロードスター」になると、通年を通して(安心して)乗ることが



できる。



このクラシックカーに オーバーヒートは心配ない。



これほど高性能なクラシックカーも、また 存在はしない。





できれば、1年中オープンにして乗りたい。





春は、絶好のシーズン、走らせながら花見といきたい。



夏は、ポロシャツでも着て、オートバイ代わりに乗りたい。



秋は、ツィードのジャケットに ハンチィング帽でも被って、紅葉見物。



冬は、ボマージャケットに ゴーグルでもつけて、ハードボイルド。




モーガンってクルマは、ジェントルマンのためのクルマ。



カタチ=ファッションから入りたい。






当個体は、2004年モデルであるが、この年式以降の他メーカーで「魂」の



感じるクルマがあるだろうか?




このクルマには、「魂」を感じる。




それが、何より素晴らしい。




こいつは、本物の名車といえるクラシックカーなのだ。







モーガン「ロードスター」




走り出せば、景色は セピア色に 変わる、、










まずは、写真66枚を ご参考に ↓