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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

FORD thunderbird

 
FORD
THUNDERBIRD
1956
PEARL-WHITE


(パール・ホワイト)
Red & White


(レッド&ホワイト コンビ)
ASK 




ディーラー or  新車平行 



国内 昭和31年(1956年)登録




 





V型 8気筒 OHV 312-4バレル (5113cc)




3速AT (オプション)








馬力: 225馬力/4600rpm






全長:446cm



全幅:178cm



全高:134cm




車輌重量:1580kg



定員:2名




装備




・3速AT (FORD−Oマチック)



・コンチネンタル・キット(リア・スペアタイヤ)



・ハードトップ (ポートホールのパーツ有り)



・ソフト・トップ



・電動パワーシート



・大型電動ファン






内外装 レストア済み!



機関系整備渡し 稀に見る極上車!







車検:2年付き渡し












1956年 「ベヴィサンダー」




長い間探し続けていた、、56年モデルの「サンダーバード」。




なにせ、映画「アメリカン・グラフィティ」に登場した「女神」が乗る車こそ




56年型「サンダー」だから、、。




この型は、56年しか存在しないモデルなのだ。




やっと、奇跡の1台を見つけた。









初代「サンダーバード」は、1955年〜57年の 僅か3年間にしか販売されてい



ない。




このモデルが登場した背景は、当時流行りだしていたヨーロッパ車への対向



だった。



アメリカには、フェラーリやアルファロメオ、ポルシェのようなスポーツカー



はおろか ジャガー、MG、トライアンフのようなスポーツカーらしき車



のライバル・モデルさえ存在しなかった。





最初に挑んだのが、GMのシボレー「コルベット C1」だ。1953年のこと。



FORDとて、新型スポーツカーを計画中ではあったが、「C1」の失敗点を



見て、次々と計画を変更していく。




「C1」は、立派なヒット作ではあったが、ヨーロッパ車に対向できるほどの



パワーはなく(直列6気筒 3859cc 150馬力)、慌てて販売したせいで、




作りも雑、、また、当時のFRPボディは技術的に未熟で修復修理が地方では




できないという欠点があった。




そこで、FORDは、最初からパワーあるV8エンジンを搭載、ボディも正確に



頑丈に量産できるスティール・ボディで、、また、オプション装備を充実させ



高級感を演出、、ヨーロッパのスポーツカーに 真っ向から挑むのではなく




快適に乗れることを重視した高級パーソナルカーとしてデビューさせる。




それが、1955年販売「サンダーバード」である。




*サンダーバードというネーミングは、ネイティブ・アメリカンに伝わる



 「伝説の巨大怪鳥」の名




巨大・・な割には、全長:446cmほどの「ベヴィ」であるが、、。





「ベビィサンダー」は売れた。




1955年 16.155台



1956年 15.631台



1957年 21.380台    トータル:53.166台





大ヒット作である。



が、57年ごろから、方向性が変わっていき、58年には巨大化した新型「サンダ



ー」へとモデル・チェンジ、、意味不明なセンスに。




思うに、歴代「サンダーバード」で、興味がある(好き)のは、この「ベビィ




サンダー」と、のちの「ロケット・サンダー」(61’〜63’)しかも「コンバー




チブル」位のものだ。





あとは、どうした?ってデザインで、まったく興味ない。




とはいえ、「ベビィサンダー」の中でも拘りはある。




各年代で、驚くほど細かく違いがあるから、55年、56年、57年で、各3つの



モデルがあると考えた方が分かりやすい。





私の場合は、「アメリカン・グラフィティ」の憧れから入っているので、




56年好きなのだが、、それがなくても、56年モデルがベストなことは間違いが



ない(人気投票的にも)。





まずは、1955年モデル 



56年と似ているが、内装デザインは異なるし、何より、私の大好きな「コンチ



ネンタル・キット」*リア・スペアタイヤ が付いていない。



これは、あとから、社外で販売されたが、それは、相当に かっこ悪い。



あと、エンジンが非力。



V8の4785cc、MTで193馬力、ATで、198馬力




*ATのがパワーを上げているのは、トルクコンバーターのパワーロスを加味



 してのこと。 気が利いている。







そして、1957年モデル




完全にボディ・デザイン変更、、遠めに見ると似ているが、近くで見ると



もはや、別モデル、グリルは ガバッと大口を開け、リア・テールフィンは、



より羽を伸ばし、、お上品さは欠いてしまった。



しかし、これとて私の中では歴代サンダーの中では3番目に好きなモデルだ。




一番は、1956年モデル。(2番は、55’)




外装デザインも秀逸で お上品だし、内装デザインもベストだ。




56年モデルでは、エンジン選択肢も4種から選べるように。





1. 292(4785cc) 3速MT        202馬力



2. 312(5113cc) +オーバードライブ  215馬力



3. 312      FORD Oマチック  225馬力



4 312      8バレル       260馬力





当個体は、3.の V8 5113cc 225馬力だ。




FORD Oマチックとは、1951年からオプション装備された、FORDが独自に



「ボルグワーナー」社に設計してもらったFORD初のATで、後々まで多くの



モデルで採用されることになる。




最初、ゲートが2つしかないので2速ATかと思っていたが、3速らしい。











では、当個体の 話




タイムマシンがあれば、1956年の時代に戻って、この個体のヒストリーを



調べてみたい。 きっと、一冊の本が書ける。




なにせ、当個体、1956年、新車のときから、日本に住んでいる。




当時のFORDディーラーは、「ニューエンパイヤモーター」。




ここで、輸入され販売されたものだと思われるが、、資料がない。



が、車検証の初年度登録は、間違いなく「昭和31年」=1956年。





1956年:



まだ、東京タワーがない東京(58年完成)。



映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の舞台は、58年の東京、下町だ。




あの映画の時代設定に、この車が走っていたのだ、、にわかには信じられない





余談ながら、



1956年には、のちの大スターが、おおく誕生している。



「桑田佳祐」、「長渕剛」、「大友康平」、「野口五郎」、「鈴木雅之」



「アン・ルイス」、「役所広司」、「竹中直人」、海外でも、



「メル・ギブソン」、「トム・ハンクス」などなど





そして、石原裕次郎が、映画「太陽の季節」で俳優デビュー。




ジェームス・ディーンの映画「ジャイアンツ」が日本公開され、




「エルヴィス・プレスリー」は、「ハートブレイク・ホテル」をリリース。



巨人の「川上哲治」が、2000本安打を達成し(長島さんは58’入団)、



三種の神器は「TV、冷蔵庫、洗濯機」、白黒TVでは、力道山が活躍、、




巷では、「太陽族」や「シンタロー刈り」が流行語に、、




そんな時代、、いったい どんな人物が、この個体を購入したのか、



興味は尽きない。




無論、ヒストリーが面白いだけでは弊社は扱わない。




驚くほどのコンディションを持っていなければ意味がない。




そして、この個体は、それを持っている。




これこそが、一番信じられないことかも知れない。




ベース・シャーシが良い! クサリも無く生き延びている。




それを内外装フル・レストアした個体であるが、その前に、





アメ車の お約束




「VINプレート」を解説しよう。




「サンダー」の場合、エンジンルーム壁面に張られた「プレート」、ここに




書かれた暗号を読み解けば、この個体のデリバリー時の詳細が分かる。





まずは、上段に刻印されている「VINナンバー」





「P6FH151325」





「P」 = 312エンジン



「6」  = 1956年モデル



「F」 = ミシガン工場製



「H」 = サンダーバード



「151325」 =製造順ナンバー




ここで、56’サンダー 312エンジンであることが分かる。




続いて下段の刻印





「40A K XB 11 L CL 15」





「40A」 = ボディタイプ = 「サンダー」




「K」  = 外装色    = 「FIESTA・RED」




「XB」  = 内装色    = 「RED & WHITE」




「11」  = 製造日    = 「11日」




「L」   = 製造月   =  L=「11月」




「CL」  = ディーラー = CL= 「クリーブランド」




「15」   = スケジューリングナンバー






さあ、これで、当個体の元色は、「レッド」だったことが分かる。



内装は、オリジナル・カラーだ。




そして、なんとも 好いのが〜




11月11日 製造!




ここでも、奇跡が起こっていた。








「外装」:





信じられないことに、事故歴が見つからない。




外装は、「レッド」から、「パールホワイト」にオールペイントされている。




この個体がフルレストアされたのは、最近だ。




「パールホワイト」というカラーは もちろん、オリジナルカラーにないが、




メタリック粒子が ほとんど入っていないので、一見、ホワイトに見える。




艶々したホワイトといった感じで、、これが、「アメグラ」の劇中、




ネオンに艶めく「女神」のホワイト・サンダーを彷彿させるから、すっかり




お気に入り。  元色のREDのままなら、おそらく仕入れてない。




塗装の腕もコンディションも極めて宜しい。 アメ車において、それは稀だ。







56’モデルの特徴の一つに、「ポートホール」と呼ばれるハードトップの丸窓



がある。56’から採用された後部視界を良くする為の無償オプションであるが



これは、「アメグラ」の それにもある。




当個体は選択していない。で、パーツを買った。まだ、付けてないけど。




こういう人気モデルのパーツは、アメリカで、それこそ何でも安価に売られて



いるから、今後もパーツの手配に困ることはない。




この1台新車を組み上げられるほどのパーツ供給は、流石に大国アメリカだ。





外装は、ほとんどノーマルのままであるが、1箇所に変更が見られる。




それは、リア・バンパー。 




本来、56’マフラーは、バンパー自体の左右からマフラー(排気ガス)を出す




構造。




しかし、これだと、常にバンパーは排気ガスで汚れている状態。




そこで、56’乗りの あるある改良 がバンパーとマフラーを別体にすること




当個体も そうしているのだ。




そのためには、リアバンパーとマフラー・エンドを交換する必要があるから、




金は掛かるが、実用度は増す。  正解。





56モデルの最大のウリは、やはり、リアの「コンチネンタル・キット」だ。




これが、豪華な上、まさに、これぞ「フィフティーズ」!




実用的にも、スペア・タイヤのスペース分、トランクが広くなったから、




相当量の荷物が積める。 これなら、旅行にでも行ける。








ボディ・パターンは、3つ。



フル・オープン



ソフト・トップ



そして、ハードトップを装着すれば、高級2ドア・クーペとなる。





作り、強度ともに、申し分ない。










「内装」:




オリジナルに準じ「レッド&ホワイト」で張り直しされている。



張り直してから、乗った形跡がないほど、美しい。



ただし、計器類やスイッチ類、ラジオ(当時のオプション)、アルミ・パネル



など部分は、オリジナルのままだ。 すごい!




ダメダメな個体をレストアすると、そういう箇所もリプロのパーツに交換する



しかないものだが、、。




だから、全てが新車同然にレストアされている個体は、元の姿を知る必要が



ある。 多くの場合、それは、恐ろしい。






製造から60年、、今観ても、まったくもって斬新なデザインだ。



ステアリング、メーター、スイッチ類、どのデザインも抜け目ない。




ジェット機の影響が 色濃く反映されていて、パーツの一つ一つの造作を




見ているだけでも飽きない。







「走り」:





乗ってみた。




オリジナルの V8 5.1L 225馬力




エンジンは完全に新品仕上げではないが、レストアされている。




整備も がんばったようで、普通に走れる。




うちの「納車整備」が終了したのちであれば、本来の走りが分かるのであるが




比べる個体がないので、どこまでが本調子なのか、今は分からない。





お世辞にも「速い」とは言えないが、これが、FORDの言う「スポーツカー



ではなくてパーソナルカーです」なら、意味が分かる。




とはいえ、現代の車が走る路上でも、なんら遅れをとることなく走る。



そして、アクセルを踏み込めば、アメ車特有のドロドロ音を響かせて 



やる気をみせてくれる。






FORDが誇る「Oマチック」は、「PRNDL」と並び、



P:パーキング、R:バック、N:ニュートラル、D:ドライブ、L:ロー




通常「D」で発進しても なんら不満はないが、ここからだと2速発進して



いる。 だから、加速を良くするなら、「L」の1速からスタートして、




「D」に入れた方が面白く走れる。 




「D」と「L」は、随分ギア比が違うので、走行中、「L」に入れると、




かなりエンジン・ブレーキが効く。





「オモステ」であるが、重さは感じない、タイヤが細いせいか??自分で




2回乗った後に、不安になって、うちのスタッフに「この車パワステ?」と




聞いたほど。 、、違うそうだ。







この時代のアメ車、壊れそうな装備は 付いてない方が、ラッキーだ。




パワーシートはあるが、パワーウインドもクーラーもない。




どちらも、後から取り付けることはできるが、ない方が安心だ。



前オーナーも、実用を考えたレストアが施されていて、うまくオリジナルを



残しつつ、大型電動ファンを増設するなどの気配りは抜かりない。




事実、真夏の炎天下の中で試乗しても、最初から電動ファンを回しておいたの



で、水温は上がらなかった。




ここまでの◎個体となると、後世に正しく残すべき 、つまり、取り返しの



付かない改造はしない方が良い。




が、個人的には、、オーディオが欲しい。




今の純正ラジオは、恐ろしく貴重であるから、当然、それは残したままで、




ダッシュ下の見えない箇所に、、欲しい。




これで、「アメグラ」のサウンドトラックが聞ければ文句なし。




取り付けけるのは、簡単だが、、まっ そこは、次のオーナー様の趣向で。






アメ車メーカー ってのは、極稀に奇跡的な「名車」を作る。



そう、この「56’サンダー」も その中の一台だ。



昭和31年、同じ年に作られた「新宿コマ劇場」は、とっくに閉館(2008年)



してしまったけど、こいつは、まだまだ元気すぎるほどに元気。



あと何年先まで、元気なまま生き延びるのかは、オーナー様次第であろうが、



適正な保守、管理さえ怠らなければ、多くの場合、オーナー様より長生きする



ことだろう。



そして、この車の評価は、益々 増して行くことだろう。






1956年に 私は、まだ生まれていない。




だけど、見える、、




この車を走らせると、、





知らないはずの 






あのころの 風景が、、。















まずは、お写真83枚で、詳しく↓