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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

JAGAUR

 
AUTOMAKER JAGUAR
  MODEL






E-Type-RORDSTER



Sr.V
  YEAR 1974
  EXTERIOR OLD-ENGLISH-WHITE



(オールド・イングリッシュ・ホワイト))
  INTERIOR Black・Leather 

(ブラック・レザー)
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE
不明 (レストア後 31.373km)
  AMMENITIES




US並行(国内1981年 登録) 




左ハンドル 
 






水冷V型 12気筒 SOHC 5343cc 



インジェクション!



3速フロアAT






全長:483cm


全幅:167cm


全高:113cm



車輌重量:1570kg








*レストア済み個体



*ルーカス製インジェクション(XJ-Sの)に変更




装備:




オートマ、パワステ、クーラー、



・HDDナビ&地デジTV



・ETC車載器






内外装極美、機関:当社ファクトリーにて完全整備後渡し! 




超極上車!






車検:平成30年9月28日まで


 
  COMMENT




 



Eタイプ-ロードスター物語





1961年 3月14日




スポーツカーの歴史に新たな幕が開いた。



ジュネーブのモーターショーで1台の新型モデルがデビューする。




後に「シリーズ1」と呼ばれる そのモデルこそジャガー「Eタイプ」









「マルコム・セイヤー」(C・Dタイプのデザイナー)デザインの




流れるようなボディフォルム、、見るも美しいアルミ・ヘッド持つ




XKエンジン 3.8Lは最高速:240kmにも達し、それでいて、、




スペックに対し、安価。




ハリウッド・スターも 我先にと契約書にサインした。




この車を選択し、誰より早く所有することこそ、スターである証とな



った。



世界中のスポーツカーに影響を与えることになる「Eタイプ」伝説の



始まりである。








その後、「Eタイプ」は、進化していく。







1964年 排気量が、4235ccにUP



1967年 アメリカの排ガス規制に対応し、若干の変更 これが、



     「シリーズ 1.5」




1968年 デザイン変更    「シリーズ 2」



1971年 エンジンが12気筒に 「シリーズ 3」




詳しくは、「ウィキペディア」でも読んでいただくとして、、





今回は、当個体=「シリーズ 3」に話を絞ろう。




「Eタイプ」は現在、海外で価格高騰が続いている。



もちろん、一番人気=コレクターズ・アイテムは「シリーズ 1」だ。




それは、ひとえに、「カッコイイ」から(ボディ・デザインが)。



簡単に言ってしまえば、「シリーズ2」以降は、各ランプ類の造作が



でかくなるのが、かっこ悪い とされる。



ただし「実用度」となるとシリーズ中「3」がダントツの優位となる。





それは当然の話で、「進化」して 辿り着いた先、最終モデルなので





あるから、当たり前といえば 当たり前。





一見、「シリーズ 3」は、「シリーズ 2」と似ているが、



ボンネットを開けずとも外見上で明確な違いが2つある。





「シリーズ3」は、




・フェンダー4ケ所ともにフェンダー形状がフレア(張り出している)



・グリルにメッキのサッシ




これで分かる。



細かい「違い」は、専門書を読んでいただくしかないほど多いが、



個人的に有益と思える「シリーズ3」における変更点は、




・パワステが 標準装備となった。



・ロードスター・モデルに「AT」が選択できるようになった。



・シートが新設計(変更)され、座り心地の向上・・




 お蔭で 長距離ツーリングも楽に





そしてなにより、



この12気筒エンジン



ジャガーの伝説のレーシングカー「XJ13」に積まれた12気筒エンジ




ン・ノウハウをフィールドバックして作られた、新設計エンジンで



あるが、このエンジンが堪らない。



272馬力



最高速:227km





これは、明らかに 厳しくなる排ガス規制を見越して 「遠慮」させ



た数値と言われている。



XKエンジンとは違い シリンダーブロックまで、アルミ製とした




「ほぼ」アルミ製エンジンのポテンシャルは、こんなもんじゃない。




このエンジン、ドライバーのアクセル・ワーク次第で「豪快」にも




「優雅」にも乗ることができる。




そう、その「優雅」な部分だけ引き出して(デチェーン)作ったエン




ジンを載せた車が、ディムラーの魔性の車「ダブル・シックス」だ。



92年に生産が中止した現在でも、根強いファンを持つ「ダブル・シッ



クス」の魅了は、優雅なデザインと 優雅な12気筒エンジンの魅力に




他ならない。







が、しかし、



この「Eタイプ」12気筒には、弱点があった。



それは、「キャブレター」



「ゼニス」175CDSE キャブが4基



手動チョーク




当時の人なら、慣れたもの ながら、現在では 乗り手を選ぶのは確



か、、それでいて、定期的なキャブ調整が必要であったし、夏場の



パーコレーションにも細心の注意をするのが乗り手の定めであった。



だが、



ここに、その弱点を克服した「Eタイプ」がある、、














当個体の お話





以前 当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。



以前の販売時より、またまた更にグレードUPして戻ってきた。




すでに




・フロント・ガラス 新品交換



・ステアリング 新品交換



・ウッド・シフトノブ 新品交換



・シツトゲージ・カバー 新品交換




機関系でも 当社納車整備に加え、後から




・ブレーキ・マスター O/H



・ブレーキパイプ作成・交換(マスターサーボ)



・サーボバキュームホース交換



・ブレーキ・オイルタンク交換



・フューエル・デリバリーホース全交換



・ブレーキサーボ アッシー交換



・各ホースバンド&各Oリング 全57箇所交換






おまけにの仕上げに



ボディ アンダーパネル、及び 足元左右フロアパネルを ほぼ全て



、新品パーツを使って(英国取り寄せ)張りなおした。



だから、下回りを覗いても、カーペットを剥がしても、ビカビカッ  




今回は、プラス




インダッシュHDDナビ&地デジTV。












1974年モデル



国内登録 1981年



元々はアメリカから持ち込まれた個体であるが、現在はレストアされ



、速度計も「km」表示のものに変更させている。





この個体が最初にレストアされたのは、私も よく知る先輩、某有名



ジャガー販売店のプロデュースで、平成12年から3年ほどかけて、、



外装は、元色ながら オールペイント



もちろん、当時の塗装割れする「ラッカー」じゃなくて「ウレタン」



塗料で剥離ペイント。 その後、弊社でも気になる箇所は、再ペイン



トし直しているので、今現在も◎!






おそらく、このとき、外見は、US仕様から、本国仕様に変更された



ようだ。



US仕様は、バンパーに、3度に分けて(規制に伴い)、冗談のよう




な巨大オーバーライダーが取り付けられていた。




この醜さが、Eタイプ人気を終わられた と言っても良い。




西海岸からEタイプを引っ張ってくるのは、サビやクサリが少ない 




という点において正解であるが、、とにかく、その酷いバンパーは、



見られたもんじゃない。



ついでに、



US仕様の美しいとは言えない、ボディサイド、4つのサイド・マーカ




ーも取り払われバンパーは、美しい本国仕様。



外見、万全。








内装は、パーツを英国から取り寄せ各部新品交換



幌は、ジャーマン生地で新品張替え



*この幌の欠点は、オープンにしたとき、幌布の一部が幌金具とあた


 
 り破れてしまうことが、で、その箇所はミシン入れして補強した。



 まっ再び新品張替えしたところで大した費用は要さないが、。






レストア時にトリップメーターを0kmにしたそうであるから、



それから、31.373km




途中、弊社でも「シーザー認定号への道」で、プラス・レストアを




施しているから、現在も まったくもって綺麗なまま。










極めつけは、エンジン!




前述の「ゼニス」キャブの弱点を克服= 普通〜に乗れる「Eタイプ」




を目指したそうで、、エンジン上部(ヘッドも含め)を、90年モデル




位の ジャガー「XJ-S」のものに移植している。




*「XJ-S」のエンジンは、「DD6」なんかと同じ、「Eタイプ・




 シリーズ3」と同じ血脈、進化版エンジンだ。







エンジン・ヘッドは、1981年に登場した「ファイアボール」と呼ばれ




る強化タイプで、燃料供給は、ルーカス製のインジェクション



頑丈でシンプル構造




これにより、動力性能は、ぐっと近代化、





オリジナル「シリーズV」は、




272馬力/5850rpm



で、「XJ-S」は



275馬力/5250rpm



数字上は ほとんど変わりないが、信頼度が異なる。



因みに、排気量は、同じ「5343cc」。





大型の電動ファン 2基も備え、オーバーヒートやパーコレーションの




心配は格段に解消されている。



そうなると、、あとは楽




「Eタイプ」の走りを思う存分堪能するのみ。



オートマ、パワステ、おまけに 効きの良い「クーラー」付き。













Eタイプ・ロードスター シリーズV 生産台数




右ハンドル : 1735台



左ハンドル : 6250台       トータル:7985台




このうち、まだ多くの個体が愛好家によって現存可動している。



パーツ供給にも 「Eタイプ・パーツ専門店」が数社もあるほどだから



、生きているうちには困るまい。



今でも、一から新車を組み立てられるほどパーツは流通している。












実用度が当個体ほど高い「Eタイプ」も、まず、他にはないだろう。




「Eタイプ」の幌は、この時代の英国車にしては できすぎなほど、




ちゃんとしてるから、一人で開閉も簡単、1分もあれば、開閉完了。




幌をすれば、まるで、クーペ、、



が、やはり、せっかくの「ロードスター」



オープンにしての走行こそ 最高!



フェイシアパネル上にある「チョーク・レバー」は、当個体には関係




なし。



インジェクションのオートチョーク、、現在の車と同じ、



クラシックカーの気難しさやテクニックは、なにもない。



何も心配することなく、何も考えることなく、名機12気筒を堪能で



きる。



無論、機械物に100%はありえないが、少なくても、当個体、ジャガー




Eタイプシリーズ1.2.3を含め、世界で 最も安心して乗れる1台で



あることは間違いない。









走らせてみた、






シート・ポジションも 座り心地も好い。



身長:176cmの私が乗っても、狭いとは感じない。



フロント・ガラスやステアリング、シフトノブなどを新品交換したの



は正解だった、



座ったときの視界に入るものが、きれいなのは気分が違う。





アクセルを深く踏み込む、、少し お尻が沈み、後輪に ぐっと力を



溜めた かと思うと、一気に加速していく、、思わず、、にやついて 



しまう、、まずい、、ここは、クールに乗りこなしたい、、





面白い。




加速感もトルク感も十分、、



ワイルドな「ダブルシックス」と いったところか、、




Eタイプと言うか、クラシックカー特有の緊張感も不安感も ない。




コーナーに、少し速めのスピードで突っ込んでみる。




「ネコ足」健在!




「インボード・ディスクブレーキ」が、ネコ足の正体



当時のF1の技術から応用したものだが、リアのディスク・ブレーキに




おける重いローターとキャリパーは、「デフ」のすぐ脇にある。




これにより、「バネ下重量」が劇的に軽くなる。



さらに、贅沢にもサスペンションは、2本で、、、「ネコ足」とは、



しなやかな足回りのこと。



このシステムは、「DD6」にも引き継がれている。



病みつきになる乗り心地だ。









近年「英国クラシッカーで一番乗りたい車ランキング」で、




「Eタイプ」が1位に輝いた。



が、



乗ってみたい車・で終わってしまっては 何のための人生か、、



乗るしかない。




海外での「Eタイプ」価格高騰は、既に「シリーズ3」まで及んでいる



手の届く、常識的な価格で購入できるのは今しかないかもしれない。





さあ、




時計を外して




幌を開けて




走りだそう、、





そこには、あなたの知らない世界が待っている。









と、その前に 写真 87枚を ご参考に、