株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
AUTO MAKER | M.BENZ |
MODEL | 560 SEC |
YEAR | 1987 |
EXTERIOR | BLUE-BLACK (ブルーブラック) |
INTERIOR | BLACK-Leather (ブラック・レザー) |
PRICE \¥ | ASK |
MILEAGE | 28.446km |
AMMENITIES | 本国(ヨーロッパ仕様) 新車平行 左ハンドル 1オーナー 記録簿付き 水冷V型 8気筒 4速フロアAT 馬力 :300ps/5000rpm 最高速:250km 全長:493cm 全幅:183cm 全高:141cm 重量:1730kg 定員:4人 *装備: パワステ、パワーウインド、オートエアコン、前席パワーシート&シートヒーター 電動サンルーフ、本革シート、カセットプレーヤー 他 内外装機関共に稀に見る超極上車! 車検:平成29年 5月12日まで |
COMMENT | メルセデス・ベンツ「560SEC」 1979年フランクフルトのモーターショーでデビューした「W126」型、 メルセデスの地位を不動のものとした傑作モデル。 その頂点モデルが「560SEC」 「W126」は、1980年から1991年まで販売されたロングセラー・モデル。 「SEC」は、1980年、フランクフルト・モーターショーで 「380SEC」が、 お披露目、この年から販売された「クーペ」モデル。 1981年からは、「380SEC」と「500SEC」 1986年には、「380SEC」は無くなり、替わりに、「420SEC」と 当「560SEC」 が、、これで、ラインナップは、「420」、「500」、「560」に。 「SEC」は、当時、BMWの6シリーズと肩を並べて称された「美しいクーペ」だった。 美しさだけではない、優れたボディ剛性に、耐久性、それに豪華、、 頂点モデル「560SEC」に至っては、 300馬力 最高速:250kmオーバー 0−100km 7.2秒 当時の並みのスポーツカーでは 歯もたたない圧倒的な戦闘力を秘めていた。 「560SEL」は優雅さを楽しみためのモデルであるが、 「560SEC」は、違う。 走り を楽しむためのモデルだ。 そうなると、選択肢のベストは、 1. 本国(ヨーロッパ)仕様の「560」 なぜなら 当時の日本仕様はアメリカ仕様に準じており、排ガス規制の関係で 同じ「560」でも、馬力は、245馬力(実際には238馬力)しかなかった。 かろうじて、89年からは、キャタライザーの変更もあり、「285馬力」にUP されたが、それでも、本国物には敵わなかった。 因みに、「500SEC」では、本国物で、231馬力、USスペックのは、184馬力 と、、話にならない。 2. 新車平行であること。 1.の理由は、当時からバレバレで、通は、本国仕様を求め、平行輸入車を購入した ものだが、供給が追いつかず、多くの「中古平行車」も輸入されることになる。 ヨーロッパにはアウトバーンがあるから、1年で10万キロなんて走っている車の 方が、むしろ当たり前。 彼らにとってメルセデスは、走るための道具だ。 それでいて、今でも信じられないが、当時の日本は、メーカー巻き戻しが 当たり前に行われていた。 業者さんに走行距離を尋ねると、「で、何キロが好きですか?」と 平気で 回答される時代だった。 *注)悪徳業者さんだけね。 つまり、好きな走行距離に改ざんします ってわけだ。 また、ある平行車ベンツ専門中古車屋さんでは、 例えば、走行距離が 86年:4万キロ、87年:3万キロ、88年:2万キロ なんて、全ての販売車の走行距離が年式で ほとんど同じになっていた。 そんなわきゃない。 当然、最低でも、10万キロ以上改ざんしていたのだ。 アナログ・メーターの改ざんは 誰にでもできた。 うちでも、やったことがある。 もちろん、巻き戻したのではない。 巻き戻されているメーターを 増やしたのだ。 そんなわけで、安全なのは、新車から日本に住んでいる記録簿付き新車平行車が ベスト。 無論、最終的には、コンディションこそが命。 この見極めは、プロに任せたほうがよかろう。 当社じゃなくても良いので、ちゃんとした「プロ」のいる販売店で購入するのが 絶対条件だ。 メルセデスは、新型モデルになればなるほど、がっかり物になっていったが、 「W126」は、ほんとに好かった。 ここまでかな、、ベンツじゃなくてメルセデスと呼べるのは、、。 なぜか、近年 また、扱いたくなったほどだから、、。 しかし、残念ながら、時すでに遅し、、 もはや、ときめくほどのコンディションを残す個体は、まず生き残っていない。 ここ1年ほど、ネオ・クラシックなメルセデスを探してみたが、 「560SEL」で、1台、「SLC」で1台、「SL」で、1台、そして 当「560SEC」でも1台、、これじゃ日本中の車屋巡りをしたところで、 見つかるものじゃない。 やっと出会えベストな1台 さて、当個体の お話 1987年(87登録) 本国(ヨーロッパ)仕様 新車平行 左ハンドル 走行:28.446km! 1オーナー! きちっり整備されてきて、記録簿付き(11枚)、新車時マニュアルも全残り。 内外装ともにバツグン! 昔で言う「バリ物」 外装は、当時の一番人気 「ブルーブラック」 内装は、「ブラック」レザー 精悍である。 平行車の場合、抜けている装備(オプション)があったりするものだが、 当個体は、全て選択している。 電動サンルーフも電動リア・カーテンもシートヒーターも、、あれもこれも、。 ディーラー車は、なぜか(一説には、梁瀬次郎さんが、ベロアのが好きだった) ベロア内装のSECも多く輸入されたが、今となっては(特にSECなら)、 「本革」のがベスト。 ベロア生地は、変色したり、スレたりしてしまうと 再生のしようがないが、 革なら いつでもリペアできる。 なにより 高級感アリ アリだし。 フル・ノーマルってのも、よろしい。 それどころか、オーディオは、カセット のままだ。 シートの状態を診ても、まるで、時が止まったかのよう、、。 いくら「SEC」が美しいデザインであっても、汚いSECなら、いらない。 よしんば、どこにだしても自慢できるほどの◎個体じゃなきゃ、、いらない。 1987年、、当時の私には、このクルマを新車で買える お金はなかった。 今乗ってみると、やはり、実に 良い。 昔 商売で何台も扱ったけど、改めて乗ってみても、唸らせる。 だが、今、この車が新車で売っていたとしても、買わない。 中古車の極上物で、十分、 クルマ ってのは、あくまで 費用対満足度が すべてだ。 海外じゃ すっかり高騰してしまった極上SECも、日本なら、まだまだ安い。 今の価格なら、お薦めできる。 費用に対して満足度は絶大だから。 1987年 あれから、28年か、、 私は すっかり、年をとってしまったけれど、、 この子は、、 あのころのままだ、、。 まずは、写真60枚を、ご参考に、ご検討のほど! |