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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

BENTLEY HEADLINE

CONTINENTAL -R-Mulliner

BENTLEY  
CONTINENTAL-R-Mulliner 
2000'
SILVER-PEARL


(シリバー・パール)
FRENCH-NAVY・LEATHER
 

(フレンチネイビー・レザー)
ASK 
102.610km 



ディーラー車  左ハンドル






V8  OHV  6747cc  4速フロアAT(スポーツモード付き)



水冷インタークーラー付きターボ・後期型ハイパフォーマンス「コンチT」E/G




・馬力 :426ps/4000 rpm



・トルク:89.2kgm/2200 rpm



・最高速:272km






全長:537cm


全幅:196cm


全高:146cm




重量:2440kg



定員:4人





「コンチRマリナー」専用装備:





* ワイドボディ(Tと同じような)



*「コンチT」18インチ・ホイール



*「コンチT」マフラー



*「マリナー・サイド・エアダクト」



*「グリーンB」バッジ



*「コンチT」スペック・エンジン



*「20%」クイック・ステアリングラック








標準装備:





マトリックス・グリル、Wエアバック、Fパワーシート(メモリーシート4人分+



ランバーサポート、シートヒーター)、電動チルトハンドル、エアコン、




他フル装備




後付け装備:




・「カロッツェリア・インダッシュナビ&地デジTV」



・「バックカメラ」連動



・「ETC車載器」








内外装極美、機関、当社にて完全整備渡し、走行距離を感じさせない超極上車
。 





車検:令和8年(2026年)4月9月まで
 






「MPW」が最後に残した「四天王」





「コンチネンタルR・マリナー」!




世界:「148台」 99’〜03’








コンチネンタルRのシャーシをベースに、ショートホイールでハイパフォーマンス



・エンジン、ワイドボディの「コンチネンタルT」と同じエンジンを積み、ワイド



ボディをまとう。




コンチRのブリスターフェンダーにプラス・コンチネンタルTと同じくオーバーフ



ェンダーが追加された その外観は、見るものを圧倒する。



一見、まるでコンチネンタルTであるが、全長は、コンチRの537cm、10cmシ



ョートホイールベース、全長で、14cm短いコンチT(523cm)とは異なる。



全幅は、コンチR、188cmに対し、オーバーファンダー分広く、196cmとなっ



ている。







コンチTのハイパフォーマンス・エンジンは、97年の発売時、馬力:404馬力



であったが、98年以降 426馬力にUPされ、トルクも同様に



81.6kgmから89.2kgmに、、、



当「R・マリナー」は、この進化型426馬力エンジンを積んでいる。







「R・マリナー」スペック



・0−100km: 5.8秒 (コンチR:6.3秒  コンチTマリナー:5.7秒)



・最高速   :272km(コンチR:249km コンチTマリナー:272km)





特徴



・ワイド・ボディ


・コンチT・マフラー


・コンチT・ホイール


・グリーンBバッジ


・サイド・エアダクト


・20%クイック・ステアリングラック




と、スペックと特長は、コンチRのものではなく、コンチTに類似する。



ボディワークは、もちろん、世界一の匠の集団「マリーナパークウォード」。


(下記からMPWに略)



一時期は300社以上が凌ぎを削ったイギリスのコーチビルダーの頂点に君臨する



「HJマリナー」と「パークウォード」がロールス社傘下として合併したのが、



「MPW」。



その技巧は、もはや伝説、車作りを芸術の世界にまで高めた。



だが、ハンドメイドの弱点、コスト高により、販売価格は高騰、、



結果、非常に残念ながら、ボディ全体の製作から手掛ける、いわゆる「コーチビル



ドモデル」は、このコンチ・シリーズ(コンチT、アズール、コンチSC、コンチ



R)が、最後のモデルとなった。




更に、BMWやVWの経営参加により(ややこしいことに)



1998年からは、「パークウォード」の名はロールス・ロイス系のスペシャル



モデル(例えば、リムジン)に使用し、




「マリナー」の名は、ベントレーのスペシャル・モデルに使用することになる。



この後、「マリナー」の名は、コーチビルダーの名称という意味ではなくなり、



単に、スペシャル・ベントレーに付ける「ブランド」となってしまう。



*現行の「コンチネンタルGT・マリナー」などが、いい例だが、その車を「マリ


 
 ナー」社が作ったわけではない。あくまで、ブランド名。








コーチビルド物最後の記念的意味で、1999年以降、生まれたのが、



当「R・マリナー」を含む「マリナー」シリーズである。




それが、噂の泣く子も黙る「マリナー・四天王」!




1. 「コンチT・マリナー」 : 23台



2. 「コンチSC・マリナー」:  6台



3. 「アズール・マリナー」 :155台



4. 「コンチR・マリナー」 :148台




四天王の共通点は、「T・エンジン」を積み、足回り強化 であるが、



詳しくは、各モデル入庫ごとに させていただく。




ただ、「見た目」、「コンチT・マリナー」「コンチSC・マリナー」や



「アズール・マリナー」(*ワイドボディを除き)は、スタンダードと区別



できない。だから、「VIN」ナンバーで確定する。



だが、「コンチRマリナー」だけは、すぐに判別できる。ワイド・ロング。



生産台数が多い = 注文が多かったのは、その「見た目」のためだろう。








ディーラー車のコンチTは「39台」のみ、、当「R・マリナー」の国内輸入台数



は、残念ながら不明だが、3台説はある。



私自身は、この個体以外に「R・マリナー」を国内で他に一度しか見た事がない。



(コーンズかベントレージャパンが広報カーで使っていたコン色)




「コンチTマリナー」も数台 日本に住んでいるが、これも片手にあまるほど、



「アズール・マリナー」片手ほど



「コンチSCマリナー」は、輸入された形跡がない。





「コンチR・マリナー」生産 内訳:




    
       左H   右H     計




1999年: 12台    11台    23台



2000年: 28台    16台    44台



2001年: 31台    16台    47台



2002年: 11台    13台    24台



2003年: 3台     7台    10台





    左H:85台 右H:63台  合計:148台





この「四天王」は限定車ではなかった。



発売時の99年には、すでに新型モデル「セラフ」「アルナージ」が



販売中〜、近いうちに、2ドアの新型モデルも追加される情報があった。



「本物」が分かる人が、世界に「148人」いたということだ。





今後、ボディ全体からの製作をMPWの職人が手掛けることは二度とない、



4千万円級の新車時価格:ファンタムのようなリムジンでもなく、300km以上



のスピードが出るスーパーカーでもない2ドア・クーペとしては、他に類を見ない



高額価格である。








さて、当個体





以前、当社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。




この時点で、もう間違いのない1台。



走行距離:「102.610km」





走行距離こそ、普通に伸びてはいるが、、相変わらず、とても、この走行距離が



信じられないほどキレイな個体である。



しかも、前オーナー様、お付き合いがあるので、「コーンズ」さんで、2024年



4月に「車検取得&整備」したばかり。で、車検は、2026年4月まであり。



2022年時の車検整備は、当社で。鬼に金棒。











外装カラーは、「シルバー・パール」!




美しい光沢を放つ「シルバー・メタリック」



パールの名が示すとおり、塗料に粒子の細かいパール・マイカが含まれている。



新車時と変わりない、実に 上品な輝き。



飛び石後やコキズは、以前に仕上げ済みなので、バリのビカッ!






フロントグリルが、立体網目グリル(マトリックスグリル)に変わったのは、98



年以降モデルから、、、これがコンチTなら、Bピラーから後ろが、14cmほど



コンチRよりショートホイールなのだが、当「R・マリナー」は、コンチRと同じ



(537cm)なので短くない。



オーバーフェンダーは、完全にボディと一体化され流れるようなグラマラスな



デザインは、MPWの力作。



この造作は、「Rマリナー」専用、、わずか「148台」だけのために、、



もうこうなると、商売とは思えない、、意地でしょ。





サイド・エアダクトは、「マリナー」の証し。(マリナー有料オプション)




タイヤとホイールのサイズもコンチTと同じ物で、コンチRが17インチ7.5J、



255/55サイズに対して、18インチ9.5J、285/45サイズと巨大。




*だが、個体は、前回ご納車前に、タイヤを「ピレリーの275・45サイズ」


 
 に当社で新品交換。



 今の時代は、サイズダウンさせて、乗り心地を優先させた方が好いと考える。







サスペンションは「R・マリナー」用に「高速ツーリング・サス」とされるもの。



今までに聞いたことのないサスであるが、、おそらく、標準のコンチTのサスでは



なかろうか?、、、コンチT・マリナーは、アンチロールバーで、フロント40%



、リアを20%、硬めてあって結構ガチガチのサスだが、、それではない。



ステアリング・ラックは、これまた、「R・マリナー」用に、標準コンチRより、



20%クイックなギヤ比のものが採用されている。という芸の細かさ。





「R・マリナー」のエンブレム全ては「グリーン色」に統一されている。



(コンチTはブラック、コンチRはレッド、アズールはブルー)



マフラーもコンチTと同じ口径のデカイ一本だしマフラー、、迫力の重低音を奏で



るが、決して うるさくは無い。











内装は、「フレンチネイビー」レザー。






前回、販売させていただいたときと、変わりなく◎!




レザー(もち、コノリー製)のスレ、ヤレも少なく、これ以上は望めないレベル。



ウッドは、前回ご納車前(2022年)、前オーナー様のご依頼で、「全てリペア」



今も、新車かよっ状態、艶々っ。



そんなわけで、当個体、前回入庫時より、はるかにキレイに。




内装の造作は、98年に一新されていて、シート形状、ヘッドレスト(アズール・



タイプ)ステアリングなどが、以前デザインと異なり、より豪華さを増している。



押し出しの強い外装に比べ、内装は、コンチR、そのまま、、実にシックである。





コンチR・マリナー最大の利点:



コンチT と違い、リア居住スペースは十分広い。



大人、4人を乗せる可能性があるオーナーなら、実用度は、こちらに軍配があがる




後付けで、




・カロの「HDDインダッシュナビ&地デジ」



・「バックカメラ」連動



・「ETC車載器」















さあて、あとは、実車を ご覧いただくしかない。




「四天王」「コンチRマリナー」




ご存じ?のとおり、近年「コンチRマリナー」は、海外で価格高騰を続けている



が、この個体は、安価 = 国内販売限定価格 = 輸出はNG。








では、お写真、怒涛の「150枚」を ご参考に  ↓




最終章に、総評を書きました。


   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   





1959年、「クラウド2」、「ベントレーS2」の時代から基本設計を変えることなく、



進化を続けてきた伝説のアルミ合金製V8エンジン。




そして、その歴史は、2020年4月に終わりを告げる。



VW経営になってからも唯一残した「ロールスロイス製・エンジン」生産中止。



これで、過去から受け継いだ「本物」は全て無くなった、、。





97年に、「コスワース」と「ザイテック」との技術協力のもと、登場した「コンチT」の



ハイパフォーマンス・ターボ・エンジンは、98年以降、更に進化、、



404馬力、トルク:81.6kgmから、



426馬力、トルク:89.2kgmにパワーUP




最高速は、250kmから273Kmへ。これ以上は必要あるまい。




当「コンチRマリナー」は、このエンジンを積む。





爆発的に部品点数の多い、このエンジンは、完全にハンドビルドで組み上げられている。





1万分の1の公差まで測定して、組み上げられるこのエンジンの耐久性はハンパじゃない。



組み立てに要す作業時間「80時間」。





メーカー自身も正式にカタログに書いてあるが、



「1920年以降、製造されたベントレー(WOベントレーを含め)の内、



約3分の2の個体は現在も可動している」、、と。




噂だけではないのだ。



これは、現存可動率といわれるが、もちろん、世界一の可動率を誇る。




これに、可動してない個体まで入れる「現存率」になると、8割以上は軽く現存しているの



ではなかろうか、、。




現存可動していない個体は、大金持ちが数あるガレージに置いたまま忘れてしまっているか



もしくは、大事故をして、直すお金がなかったか、、どちらかであろう。



こんな自動車メーカーが、この後、現れる可能性は、 0 だ。




世界一の長寿を誇る 好き時代のベントレー、、








走ってみた:




キーを右に回して、5秒待機、から、セル、一発始動。



静かなる低音を響かせるが、そのレベルは、静かな住宅街の深夜でも怒られない程度。



暖気には さほどの時間は要さない。



アクセルを踏みこむと、そのトルクの太さが瞬時に理解できる。



加速、十分過ぎる速さ、、



スペックは、「T」ながら、乗り心地は、「R」風、、このホイールベースのせい。



つまり、「T」よりラグジュエリー。 豪華大型クルーザー。



新品艶々ウッドが、盛り上げる。



乗れば乗るほどに、、う~ん、唸らせる乗り物。



流石、ディーラーさん整備したばかりで、ぜっこうちょうーーー






これぞ、「ザ・ベントレー」!



これぞ、「ロールス製エンジン」!



これぞ、「マリーナ・パークウォード」!









「マリーナパークウォード」が、その歴史の最後に残した遺産




「四天王」「コンチRマリナー」







当個体は、100年先にも、



いや地球があるかぎり、この星に住んでいる




私たちは、どんなに長生きしたところで、



所詮は、「一時預かり人」に過ぎない、、。




歴史に残る「作品」、、





「一時預かり人」募集〜






*前述のとおり。当個体は、国内販売限定



 こんな素敵な車を海外に流出させるわけにはいかない、、



 国内に住んでいてさえくれれば、、



 そう、また いつか会える