株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
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BENTEY |
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ARNAGE-T |
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2004' |
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PEACOK BLUE (ピーコック・ブルー)メタ) |
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CINCER & NAUTIC BLUE -LEATHER (シンダー & ノーチカルブルー・レザー) |
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ASK |
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31.612km |
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ディーラー車 左ハンドル V型8気筒 OHV 6747cc 水冷インタークーラー付き「ツイン・ターボ」 457馬力/4300rpm トルク:89.29kgm/3250rpm 最高速:257km 0−100km :5.7秒 全長:540cm 全幅:193cm 全高:161cm 車重:2540kg 定員:5人 装備: Wエアバック、サイドエアバック、電動チルトハンドル、ABS、ESP、 電動格納式ミラー(ヒーター付き)、全席パワーシート+全席シートヒーター、 Fメモリーシート(4人分)+Fランバーサポート、ウッド張りバニティミラー、 前後パーキングセンサー、ピクニックテーブル、前後にツインカップ・ホルダー、 オプション装備: ・エンジンチューンド・アルミ・パネル ・ベントレー刺繍(ヘッドレスト4カ所) 後付け装備: ・パナソニック「楽ナビ」埋め込み(純正ナビの場所に) ・「バックカメラ」 ・カロ「CDオーディオ」 ・「レーダー探知機」 ・「ETC車載器」 内外装機関ともに超極上車! 車検: 令和7年(2025年)9月30日まで(車検2年付き渡し) |
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「アルナージ-T」 1998年に登場したル・マン サーキットの名物コーナーの名を持つ 「アルナージ」 1980年から長きに渡って生産された「SZ系」モデルの新型後継モデルである。 ベントレーは、「アルナージ」、ロールスは、「シルバーセラフ」 双方ともに、当時、買収先と決まっていたBMW製のエンジンを積んで発売される。 発売当初の「アルナージ」は、BMW製 V型8気筒 4398cc ツインターボ付き エンジンを搭載していた。 過去慣例に基づけば、このモデルは、10年ほど生産されていたはずであるが、実際に は、2000年で生産中止となる。 その理由は、ロールス・ロイス社の買収に VWグループが勝利するから。 最終、ロールスの商標だけは、BMWが買収することになるから、話が ややこしい。 まず、ベントレー・ブランドとクルー工場 及び 従業員を手に入れたVWグループが したことが、BMW・エンジンを積むベントレーの生産中止だったわけだ。 そうして、「アルナージ」には、急遽、一旦 生産中止となっていた元のロールス製 V8 6.75Lシングルターボ付きエンジンが積まれる。 これが、1999年10月に発表、2000年から発売された 「アルナージ・レッドレーベル」である。 同時にBMW「アルナージ」は、「グリーン・レーベル」として改名 区別できるようにして2000年までオーダーは受け付けていた。 それも、2000年末には完全に生産中止となり、ベントレー 4ドア・サルーンモデル は、なぜか(VWのエンジン開発が間にあわなかっただけだが)、1959年から使い 続けている伝統のV8を積む「レッド・レーベル」のみのラインナップとなる。 これは、一般的には、前代未聞なことであろうが、、 結果、「レッド・レーベル」は、「グリーン・レーベル」より、、 売れた。 「グリーン」: 1998年〜2000年: 「1130台」 「レッド」 : 2000年〜2002年: 「2273台」 ダブルスコア、、 そう、ベントレーファンは、多くの場合、あのV8エンジンのファンでもあったのだ。 一方、「セラフ」は、BMWとの取り決めにより、2002年で生産中止 聖地「クルー」工場で、「ロールス・ロイス」が作られることは、その後、なくなる。 これにより、「クルー」工場で生産される車、、つまり、ベントレーの方が正道という 気運が高まる、、、 更に、2002年、エリザベス女王が歴史上初めてベントレーのステート・リムジンに 乗りパレードしたことによって(御料車として)、決定的に今後は「ベントレー」 こそ本流であることを世界中に知らしめた。 当然、この先も英国王室(もち、宮内庁も)が現行「ロールス」モデルを購入すること は、確実に あるまい。 新生ベントレーは、VWの大資本をバックに、2002年3月には、レッドレーベル (シングルターボ)をツインターボ化、「アルナージ・R」に進化させる。 翌4月には、スポーツモデル「アルナージT」を追加。 これにより「アルナージ」は、2つのコンセプト分けされたモデルを持つことになる。 スポーツ・サルーンの「T」と、ラグジュエリー・サルーンの「R」だ。 このモデルは、単にモデル名の変更のみならず、大幅な改良が施されており、それは、 ・エンジンは、総計で50%が新設計、残り50%の内、80%に見直し ややこしい言い回しであるが、つまりは、それまでのエンジンの90%に 改良が加えられている。 ・「レッド・レーベル」に比べ、ボディ剛性が、57%向上 ・エンジン・パワーは、「レッド・レーベル」の405馬力から 「T」の場合 457馬力/4300rpm 89.29kgm/3250rpm 最高速:257km 0−100km :5.7秒 と、劇的に進化! この時点で、「アルナージ・T」は、「世界最速4ドア・サルーン」 の座に君臨する。 (後に フライングスパーに其の座を譲るが) 当時の新車価格:「T」 3150万円(税込) 因みに、スペック上は、レッドレーベルと変わりない「R」は、 2887万円(税込) この時点で、「R」とは、263万円の価格差があったが、なぜか、2005年の マイナーチェンジ時、「R」と「T」は同じ販売価格となる。 エンジン・パワーで圧倒的に勝る「T」の人気は、より不動となり、「R」を購入 される方は、更に 稀となる。 さて、当個体の お話 2004年モデル「アルナージT」 当社初入庫個体 ディーラー車・左ハンドル 走行距離:「31.612km」! 複数オーナーではあるが、「記録簿」は新車時から全て残されていて、 全「15枚」、最終は、2023年9月(車検時の):「31.527km」 外装、内装、機関系、の解説は、のちほど詳しく であるが、 アルナージTは、いま実に「都合よい」モデルとなっている。 その価値、高級感、満足感からして、驚くほど安価 だ いうこと。 今まさに 乗り時 この値段で買える世界最高の1台なのだ。 おまけに、「アルナージT」は、全天候型 天気予報も、渋滞情報も関係なし。 じゃんじゃん乗り倒して、思いで作りしてちょ。 「世界一」って すごいんです。 まずは、怒涛の写真「153枚」と ともに! 更に 詳しく PS:この位の価格帯(安価)の個体に、ここまで 詳しい(しつこい)解説文を 書く とぼけたクルマ屋は、世界に あるわけない。 |
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外装は、「ピーコックブルー」 1996年に登場した「アズール」のために作られたカラー。孔雀色。 これが、人気カラーとなり、アルナージの時代にも引き継がれた。 が、実際に「アルナージ」で観るのは、この個体が初めてかも、、。 実は、当写真↓撮影後、数か所、塗装仕上げする(再塗装)。 写真では分かりづらいが、右Fフェンダー角やトランク角あたりに、塗装の劣化が見られるため。 で、当「解説文」を書いている今は、すでに塗装仕上げは完了している。 当然、文句なしの バリビカっ! 艶っ艶っ! 新車時の所謂「ミラー・フィニッシュ」加工そのまま、、 全長:540cm 96’から98’の間に生産されたSZ系「ターボRロング」の541cmより、1cm短く、 ショートホイールとなら、9cm長い、、まぁ ほぼ同じ、伝統のサイズ。 ボディも、「アルナージ・レッドレーベル」とは若干異なる。 前後の大型エアロ・バンパーは、「T」専用物だし、 トランクの形状も、空力を計算し、エッジが盛り上がったことで区別できる。 Bエンブレムも「T」は、ブラックB 「レッドレーベル」「グリーンレーベル」に加え 当時は、「ブラックレーベル」と呼ばれた。 フレームごと新設計、、ボディ剛性は、以前モデルとは別次元物。 足回りも、SZ系の名残無し、、前後ともスタビ付きのダブル・ウィッシュボーン、 、、ブレーキシステムも別物(全輪ベンチレーテッド・パワーディスクブレーキ)、、 もう、以前の「ミネラルオイル」は使われていない。 1965年(シャドウ発売時)より続いた伝統、、オーナー自ら「ミネラルオイルを足す」 から、30年以上の時を経て、やっと開放されたことになる。 日常のメンテナンスは、ドイツ車と同じ、、と思って頂いてよい。 「アルナージ・T」は、乗ってみると、「グリーン・レーベル」とも「レッド・レーベル」とも異なる。 4枚ドアのスポーツカーといった感じで、エンジンをかけた その瞬間から、獰猛さが伝わってくる。 だが、所詮は、英国生粋の名門ベントレーの子孫、、 その気品を隠すことはできない。 |
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内装は、 メインに「シンダー」(灰色)レザー、ダッシュ&ステアリングに「ノーチカル・ブルー」(大海原色)レザ ーという粋なオーダー。 この注文パターンは、過去に見たことがない。かなりの上級者オーダー。 内装は、ノンリペアであるが、この低走行であるから、キレイ。 「T」専用のダイヤ型キルト、、 このシート・デザインは、「コンチネンタル・T」のレース用スペシャル・モデルに使われていたものだ。 パネルは、「T」を象徴する「エンジン・チューンド・アルミ」パネル&「バー・ウォールナット」。 このアルミ素材は、エンジン(総アルミ)の素材 と同じ という意味で、鱗模様加工は、1920年代の 「WOベントレー」レースカーで多く使用されたパネルのオマージュ。 更に、「T」のスターターは、「ボタン式」、「コンチT」の如く、 これにて、「スポーツカー」度UP! ウッド部はお約束の胡桃の木の根、、地下で80年ほど暮らしてきた天然木。 伝統のピクニックテーブルにも、このウッドが表に、裏(開くと)は、「エンジンチューンドアルミ」とくる 「エンジン」 もう解説は必要あるまい。 これこそが、ロールス社が誇る伝統の V8 ツイン・ターボで武装し、最終アルナージの2009年まで、基本設計を変えることなく使い続け、 更にチューンして、次期後継モデル「ミュルザンヌ」にまで引き継がれ使用された。 が、それも、「2020年」で生産中止。 純血の「ロールス・ロイス製エンジン」は、もう作られていない。 この「V8・OHV」ハンドビルド「ロールス製エンジン」は、結局、1959年の「クラウドU」から、 2020年の「ミュルザンヌ」まで、なんと 60年もの間、基本設計を変えることなく作り続けられたことに これぞ、「ロールス・ロイス」だ。 現行「ベントレー」のエンジンは、全て「VW製」 現行「ロールス・ロイス」のエンジンは、全て「BMW製」 このロールス製エンジンのポテンシャルからすれば、457馬力など、まだまだ、まったく無理をしていない 「T」は走りを楽しむべきモデルであるが、それは馬力では語れずトルクで語りたい。 ほぼ 90kgmの大トルク、、ベントレー かくあるべし! 走らせてみた: 入庫した車輛は、全車、私自身で、試乗、ダメ出しする。 当個体、さすがの持続整備で、エンジンは ぜっこうちょー 速っ 必要以上に 速い。 それでいて、目線が高く、乗りやすい。 相変わらず、ステリングも 切れっ切れっ なんで、小回りもきく。 が、リアサスのガスショックは交換時期で、リアが跳ねる。 この時代にも、リアサスの上部には、「ガスショック」が使われていて乗心地をコントロールしているが、 「SZ系」のものとは構造がことなる。 ドイツ製で、1つ、1桁万円、交換は安価。「SZ系もね」。 当個体の走行距離は、少なすぎ、新車時のイメージから調教できる。 100万マイル耐久を誇る このエンジンでは、5万キロ位までは、馴らし運転、 本領を発揮するのは、これからだ。 当個体、現在の価格は クラウン以下だが、舐めてはいけない。 新車時価格を忘れてはならない。3千万円超の個体は、世界の頂点モデルということ。 当時からの貨幣価値、資材・人件費などなど考慮すれば、現行の 3千万円級程度の新車を購入したところで 、こいつには敵わない。満足度は。 「アルナージ・T」 世界最高峰の「日常の足」車! こいつに乗れば、毎日 物語が始まる、、。 |
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