株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
MAKER | BENTLEY |
MODEL | TURBO RL |
YEAR | 1994 |
EXTERIOR | VERMILION-RED (バーミリオンレッド) |
INTERIOR | PARCMENT- LEATHER (パーチメント・コノリーレザー)) |
PRICE \¥ | ask |
MILEAGE | 19.300 km |
AMMENITIES | ヨーロッパ仕様 新車並行(94’3月登録) 左ハンドル 法人1オーナー! V8 OHV 6747cc・ターボE/G 4速フロアAT (スポーツモード付)、 スペック:「必要にして充分」 全長:538cm 全幅:189cm 全高:148cm 車重:2380kg 定員:4人 装備: Wエアバック、フロント:パワーシート、F:シートヒーター、 F:シートメモリー(4人分)+ランバーサポート、バニティミラー ピクニックテーブル.カセットテープ・オーディオ(骨董品)、ETC車載器、 内外装:「奇跡の1台」! 機関系、当社にて整備渡し。 車検: 令和7年(2025年) 2月26日まで |
COMMENT | 「ベントレー・ターボRL」物語 一時は無名に等しい存在になった「ベントレー」ブランドの名を世界中に知らしめた 世紀末 救世主「ターボR」!の「10cmロングホイール」モデル「RL」。 「ターボR」のベースモデルは、一般的にSZ系と呼ばれている。 「シルバーシャドウ」(65’〜80’)=ベントレー「T」シリーズの後継モデルで、 1980年から1999年の間、実に19年間にも渡って生産されたロングセラー モデルであった。 だが、一口に「SZ系」といっても多種多様な進化を繰り返していてその内容・改良点 を羅列すると2千箇所ほどにも及んでしまう。 これが、妥協という言葉を知らない ロールス社のすごいところでもある。 19年間の中でロールス版モデルは、3度だけ、モデル名を変えた。 90年「スパー2」、94年「スパー3」、96年「スパー」であるが ベントレーモデルの場合、困ったことに、シリーズが更新してもモデル名を変えてい なかった。 だから、「ターボR」と言っても、どのシリーズのものなのかは分からない。 イギリスの販売店などでは、独自に「ターボR・シリーズ2」などと表記している店 もある。 ターボRと名が付くモデルは、1985年に誕生しているが、 80年代の進化は、割愛させていただき、90年代の「ターボR」、 大きな進化箇所のみを おさらいしておこう。 1990年:「オートライド・サスペンション」や「インフォメーション・コンピュー ター・パネル」の採用で「シリーズ2」に 1992年:3速ATから 4速ATへ 1993年:ベントレー・モデルのみ、コラム・シフトからフロア・シフトに この変更で、ベントレーは、完全にオーナードライバーズ・カーと認知。 1994年:ダイレクト・イグニッション・システム採用 ベントレー4ドア・モデルの「ボンネット」からセンターメッキモール が廃止される。 これで、見た目にも、ロールスとは違うモデルであることを強調。 内装デザイン変更。 Wエアバック採用 1996年:16年ぶりの 大型改良・ターボ・モデルは水冷インタークーラー付きと なり、戦後初めて、馬力やトルクなどのスペックを公表する。 ・ボディも改良・・・一体型ドア・ミラー採用、フェンダーデザイン変更 大型エアロ・スポイラー採用、グリル・デザイン変更、内装デザイン 変更、 ・アルミ・ホイール・デザイン変更(17インチ) ・内装デザイン変更。 ・ロールス・ベントレー初の「チルト・ハンドル」採用 1997年 ・大型キャリパーのハイパフォーマンス・ブレーキをターボ・モデル のみ採用これに伴い、96年ホイールでは、ホイール内側にキャリパー が当たってしまうため、またも、ホイール・デザイン変更(17インチ) 96年ホイールと97年ホイールは、各1年間しか使われていない。 ・セキュリティシステムの強化。 ・カタログからショートボディの「ターボR」が消え「RL」のみ販売。 1998年・「ターボRT」発売(コンチT・スペック・エンジン) 「ターボRL」もカタログから消える。 1998年:新型モデル「アルナージ」にバトンを渡す。(生産は、99年まで) と、こんな感じ。 「ターボR」というモデルに乗ろうと思ったら、次に考えるのが この中↑の どのモデルに乗るか?となる。 正直、1988年以前の「ターボR」に乗る「意味」は、これから始める方にとっては 皆無である。 100台に1台くらいは、お勧めできる個体もあるが、89年〜のモデルの方がベスト。 あとは、「ご予算」のみ。 うちで扱ってる個体であれば、「ハズレ」はないから、どれでもOK。 とはいえ、 今回は、94年モデルの個体・解説であるから、 少々加担して、当モデル寄り(褒める)に、書かせていただこう。 94年と95年は、同じモデルと言って良い。 逆に言えば、この2年間しか生産されていないモデル。 96年には、ボディが変わってしまう。 空力には優れているボディとなるが、反面、大切な「グリル」が小さくなってしまう。 昔から、ロールス・ベントレーにおける「巨大グリル」こそ、皆の憧れの象徴だった。 特に グリルの縦寸は、大切 そびえたつグリルこそが、命。 そう、、 1980年から始まった「SZ系」ボディは、正確には95年に終わるのだ。 その観点からみると、94’ 95’モデルは貴重な最終ボディ。 さらに ダイレクト・イグニッション(プラグ・コードがない)となっているので、 メカ的安心度も高い。 どうです? 悪くないモデルでしょ 「ターボR」の生産台数 1985年〜1997年 :4115台 因みに 当1994年モデルは、内: 196台 一見 多そうだが、、日本には少ない(バブル崩壊後のため)。 1994年 新車時価格 ・「ターボRL」:2978万円 (税込み) これに、取得税5%、ほか諸費用などで、軽く3千万円オーバー。 無論、世界一高級な「スポーツ・サルーン」であった。 さて、当個体の お話 1994年モデル ヨーロッパ仕様 新車並行 左ハンドル *ヨーロッパ仕様は、「ディーラー車の左H」と同じモデル。 当社初入庫・個体 それもそのはず、、なんとーーー「法人1オーナー」! ある地方都市で暮らしていた 走行距離: 19.300km! もちろん、実走 *デジタルトリップと誤差があるが、この時代のデジタルトリップは、通常の操作では 表示させることができない(うちはできるけど)、メカだけがみることのできる 補助用で、世界的に、アナログトリップを正しい走行距離とする。 法人1オーナーあるある で、「記録簿」などは残されていないが、車検証上記載で ・令和2年6月: 19.100km ・令和5年2月: 19.200km この走行距離も奇跡的だが、驚くべきは、その走行距離に見合った◎コンディションで あること、、これは、相当に好い保管環境であったことが明白。 さらに〜、この年式で初めて観る「バーミリオンレッド」! ソリッドの「朱色」だ! 日本に、94’「RL」の朱色は、知る限りでは、この1台だけ。 世界的に観ても、ほぼ皆無。 塗装コンディションも極めて 素晴らしいっ! んで、これ、オリジナル塗装、、信じられない、、プロが診ても だ。 この時代の塗料は、「ラッカー」ではなく、「ウレタン」だから、クラックも発生 していない。キズなし、バリビカっ! 全長: 538cm リア部が、10cm長い、ロングホイール。 1996年以降のロングホイール・モデルは、全長:541cmで、3cm長くなる。 内装は、「パーチメント」コノリーレザー。 「マグノリア」と人気を二分する王道カラー。もち、「オリジナル」のまま。 距離なり内装で、スレなどもほとんどなし。奇跡かよっ あるとこにはあるもんだシリーズ。 しかも、良き時代の「コノリー革」。 となると、いまでも パンパンのしっとり。 この時代に使った革は、牛自体がデカイから、革が厚い。から できる技。 このコノリー特有の しっとり感レザーは、現在ではもう入手できない。 *できないのは、通常では。うちは できるけど。 更にさらに、、「ウッド」も 凄すぎる、、 ノンリペアのオリジナルのまま、で、この艶、、しかも~ ありがちなクラック (ウッド表面に塗られたクリアの割れ)、、探して、やっと、灰皿の下部に1本 ミラーアジャストレバー部のウッドに、薄いのが2本、、こんだけ、、 やはり、これを「奇跡」と呼ばずして なにを だ。 現時点でさえ、即納できるほど絶好調であるが、変態な弊社は、そういうわけには いかない。 ご納車前には、認証工場「シーザー・ファクトリー」で、再び怒涛の「240項目 点検・整備」が施される。 このあたりのモデルを診せたら、世界でもトップクラスの腕を持つ熟練メカニックの 整備は無料だ。 この年式モデルは、日常の足代わりに最適。 じゃんじゃん乗って「ターボR」の 何たるかを体感して欲しい。 世界のVIP、それも ピラミッドの頂点に君臨する方々を 唸らせた その実力は、 ハンパなものではない。 で なければ、天下の「ロールス・ロイス」ブランドとの生産比率を逆転させたこと など できるわけがない。 当個体の販売価格こそ 「はああっ?まじで」ってほど安価であるが、物の価値は 値段ではない。 この「ターボRL」を乗っていて、例えば、信号待ちで 隣に 現行・新車のベントレ ー「フラングスパー」が停まったとしよう、、相手のオーナー様は、あなたの5倍ほど の値段で入手したわけだが、、 はたして、どちらの車の方に 満足感があるのか?? 5分の1程度の当個体には、 もはや入手不可能な最上のコノリーレザーが、隅々まで張られ、芸術の域に達する熟練 ・職人のバーウォールナットの仕上げ技、ビスの1本にまで妥協を許さなかった最善の クウォリティ、、そして、正真正銘の本物「ロールス製エンジン」、 掛かっているコストも、将来的な価値も、桁違いなのだ。 だから、「値段」など関係ない。 走ってみた: 車の進化とはなんなのだろう まさに、「必要にして十分」以上、、 「SZ系」は、本当に 好いクルマである。 ずおおお とトルクで持っていく走りは、これぞ ベントレーだ。 使っている材料の良さは、乗れば乗るほどに理解できることだろう。 自動車メーカーってのは、コストダウンの歴史なわけだが、ほかメーカーほど顕著では ないにしろロールス社も、新型モデルでは、必ずコストダウンが計られている。 だから、やっかいなことに古いモデルほど、すごい。 もちろん、本来の価値をなくしてしまった個体は少なくない、 というより、事故や間違った整備や管理、ヘタな塗装などで、ダメにしてしまった個体 の方が多い と言って良い。 だが、弊社で購入する場合、その心配は ご無用。 当個体とて、日本どころか世界で自慢できる1台である。 サー「フレデリック・ヘンリー・ロイス」の言葉 「価格は 忘れ去られても、品質は存続する」 それでは、 お写真、怒涛の「157枚」を ご参考に ↓ 「奇跡の1台」、「一時預かり人」募集〜! |