本文へスキップ

Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

BENTLEY HEADLINE

CONTINENTAL R

  MAKER BENTLEY  
  MODEL CONTINENTAL- R 
  YEAR 1996’
  EXTERIOR DIAMOND BLUE-SILVER


(ダイヤモンドブルーシルバー)
  INTERIOR ROYALBLUE・ LEATHER
 

(ロイヤルブルー・コノリー)
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 83.276 km 
  AMMENITIES





ディーラー車 左ハンドル  






V8  OHV 6747cc 水冷インタークーラー付き「ターボ」エンジン  




4速フロアAT(スポーツモード付き)




馬力: 389ps /4000rpm




トルク:76.5kgm /2000rpm







全長:537cm


全幅:188cm


全高:146cm



重量:2400kg


定員:4人





*装備:



Wエアバック、Fパワーシート+シートヒーター+メモリーシート4人分



+ランバーサポート、オートエアコン、ABS、他




後付け装備:




・インダッシュHDDナビ&地デジTV



・バックカメラ



・レーダー探知機



・ドラレコ



・「ETC車載器」







内外装機関ともに走行距離を感じさせない極上車!
 






車検:令和6年(2024年) 11月11日までに付き「2年付き渡し」




 
  COMMENT





「コンチネンタルR物語」





このモデルを所有する場合、その「歴史」を知っておくことは必修となる。







解説:




「コンチネンタル」と「R」両方の名が付くモデルが登場するのは、1952年



(〜55年)、戦後ベントレーの最高傑作にして当時の世界最速(190km超)



2ドア4人乗りクーペ「Rタイプ・コンチネンタル」以来となる。




その名に恥じない「高性能2ドア・サルーン」の開発は、1980年の初頭から



始まる。




1980年は、「SZ系」モデルを発売した年であるが、、これは、ロールスの



毎度のパターン、、新モデルが完成した直後、もしくは以前から、、継ぎのモデ



ルの開発を始める。




開発期間、通常10年ほど、、。



今回の開発モデルの社内コードは「ネパール」、、



この東洋のマイナーな国名を社内コード名にするのも、伝統で、例えば、クラウ



ドは、「シャム」、シャドウは「チベット」、バンプラ4LRは、「ジャワ」



など、、。




ボディデザイナーは、「カマルグ」をピニンファリーナに外注デザインしたよう



に、社外のデザイナーに協力を仰ぐ。




「インターナショナル・オートモビリア・デザイン」社の「ジョン」と「ケン」



この2名は、ベントレーに歴史上初めて最先端のコンピューターを駆使した設計



及び実験に基づく空力を計算しつくしたデザインを取り入れる。




*彼らは、アストンマーティン「V550」のデザイナーでもある。





まず、コンセプト・モデルとして



1985年、ジュネーブ・モーターショーで、コンセプト・モデル「プロジェク



ト90」と命名されたモデルをお披露目、、。



総グラスファイバーの単なる お披露目モデルであったが、そのデザインは、



1955年〜の「S1コンチネンタル」の現在版というコンセプトで、、



確かに、かの名車を彷彿させるものがあり、多くの反響を得る。



*個人的には、カマルグを丸くしたような車・という印象だったが、、。





翌「1986年」には、ほぼデザインが完成、これは、「プロジェクト90」の



進化型で、デザインは大幅に変更、、ほぼ発売時と同じデザインという完成度で



あった。



内装デザインは、最先端では逆に困るため(ロールス・ベントレーのモデルは、



スイッチ・レイアウトのパターンを新型でも、さほど変えないため、古くからの



ユーザーなら、説明書なしでも操作に困らない)社内チーフデザイナーである



「グラアム・ハル」が担当、、



バッチリ、伝統「ベントレー」の内装に仕上げる。





これもロールス・ベントレー初となる「総スチールのボディパネル」は、カマル



グでも依頼していた下請け「パークシートメタル」社に依頼、、




ただし、ロールス社が要望する精度とクォリティは、他メーカーの依頼では絶対



にありえへんほど厳格で厳密であったという。




更に、ベントレーのパネルを製作してることは社外秘、宣伝に利用してはならず



無論、製作している工場スペースは、社外の人間に見せてはならない・



という条件付きであった。



日本で言うなら、まるで、、現在の御料車「センチュリー・ロイヤル」を製作し



た関東自動車工業敷地内の秘密工場、あそこ、一般人は近づくこともできない。




エンジン・シャーシは、ロールス社で、ボディ溶接・下地作り・塗装・内装造作



・仕上げは、我らが「マリナー・パークウォード」の職人が担当という分業制で



あった。






何度もの試作と世界中での試乗テスト(極寒地や熱帯地まで)を繰り返し、、



やっと、1991年5月、ジェネーブのモーターショーで完成品モデルが発表さ



れる。




その名が、「コンチネンタル・R」!





「コンチ・・」と「R」、、2つの名が揃うのは、前述のとおり、



「Rタイプ・コンチ・・」が生産終了した1955年以来、実に36年ぶりの



ことであった。



弊社には、この「Rタイプ・コンチ By:HJマリナー」も住んでいるので



実車同士、見比べていただくと、その末裔こそが「コンチR」であることが 



ご理解いただけよう。



本家「Rタイプ・コンチ」は、日本に3台(内1台は不動)、世界的に見ても、



「見比べできる」場所は、極めて少ない。





このWネームが揃えば、世界中のファンが買わないわけにはいかない、、。



国内で、本格的に販売されるようになるのは1992年からのことで、販売時の




新車価格:



3950万円(税別)!




しかし、発売年が悪かった、1992年は、完全にバブルが崩壊した年である。



それでいて、社用車には使えない2ドアのサルーン、、しかも超高額、、国内で



購入できる方は極限られた方々だけであった。




「コンチネンタル・R」は、2003年末まで生産され、



「ラスト・コーチビルド・モデル」となった。




総生産台数は、特殊モデルを除いて「1292台」。




1292台の内、右ハンドル:544台



      左ハンドル:748台





私は、「コンチR」を、4つ の種類に分別している。




その1: 92年〜93年 ・初期モデル         431台



その2: 94年と95年 ・ダイレクトイグニッション  412台



その3: 96年と97年 ・水冷インタークーラー付   270台



その4: 98年〜03年 ・マトリックス・グリル    179台





当個体は、「その3」の「270台」に含まれるが、厳密には、「96年」と「97年」



では、異なる箇所がある。



97年モデルでは、セキュリティが強化(余計なお世話)され、アナログ・トリッ



プ計が廃止され、デジタル・トリップ計のみとなる。



で、96年モデルは、たった1年しか存在していないモデル。



96年モデル:「190台」











とはいえ、「コンチR」は、最初から最後まで、そのカタチは ほとんど



変わっていない。



で、同じモデルを 何度も買い替えた という方は、少数




そんなわけで、コンチRは、98年以降、急激に生産台数(オーダー台数)が



減少する。



99年〜03年の間には、32台しかオーダーされていない。



更に、2001年には、5台のみ、2002年には、0台、2003年に1台、、



こうして「コンチR」は終了する。



1292台は、決して多い台数ではないが、それでも、このメーカーにおいては多い



ほう、、つまり、惜しくない。



じゃんじゃん乗って楽しんでほしい。






初めてコーチビルド・モデルを ご検討の方のために念のため、、



ボディワーク(コーチビルド)は世界一の匠の集団「マリナーパークウォード」



(下記からMPWに略)




スタンダードボディとは、区別して存在する「コーチビルド・モデル」。



戦前のロールス社のモデルは、全て「コーチビルド」物で、ボディの自社生産は



していなかった。



イギリスでは、機械屋(エンジン屋)とボディ屋は、別と考えられて、住み分け



が出来ていた。




1919年〜1960年の間に名を残すコーチビルダーは



英国内に、330社ほどあったが、その中で頂点に君臨した「トップ2」が、



名門「HJマリナー」社と「パークウォード」社。




この2社をロールス社が、1959年に完全に手中に収め、合併させて「マリナー・



パークウォード」社として実際に活動を始めたのが、1962年、、




その後、数々の名車




(コーニッシュ、カマルグ、ファンタム6、コンチネンタル、コンチネンタルR



アズールなど、簡潔に言うと、全ての2ドア・モデルとリムジン)を世に送りだ



してきたMPWであったが、90年代に入ると本社であるロールス社自身の不況の



あおりを受け、ついには、1992年、伝統のMPWの専用工場(ロンドン郊外



にあったウイルスデンの工場)を閉鎖することになる。



更に、その後の度重なるリストラにより、最盛期500人以上いたMPWの職人



は、数十人規模にまで減ってしまった。




結果、非常に残念ながら、ボディ全体のデザイン、製作から手掛ける、いわゆる



「コーチビルドモデル」は、続々と生産中止となり(90年にファンタム6、95年



にコーニッシュとコンチネンタル、98年にパークワードリムジンが)、このコン



チネンタル・シリーズ(コンチT、アズール、コンチR、)が、最後のコーチビ



ルド・モデルとなった。










1998年以降は、「マリナー」と「パークウォード」の名を「ブランド化」し



「マリナー」をベントレーのスペシャル仕様に「パークウォード」をロールス・



ロイスのスペシャル仕様・・と分ける、




結果「マリナーパークウォード」のWネームは使われなく、、



ドアを開けたステップ部に張られた



「Coachbuld By Mullner Parkward」
の見慣れたシルバー




プレートは、98年前期までで最後となった。



98年以降は「BENTLEY」のプレートが張られる。



MPWファンにとっては、このMPWプレートが張られなくなったのは、非常に



残念なことである。




その後の「アルナージTマリナー」や「コンチGTマリナー」などは、ブランド



名であってMPWの職人が作っているわけではない。





話を戻そう、、





発売前から某有名誌で



「また1台、疑いなく将来、伝説的な名車になるであろう車が生まれた」



と言わしめた「コンチネンタルR」であるが、、



前述のとおり、新車価格が、いかんせん高額すぎた、、





コンチRは、何度も価格改正された。



コンチネンタルR新車価格変更の一部、




92年 41.475.000円(税込み)


96年 34.650.000円


97年 37.275.000円


98年 40.950.000円


99年 39.900.000円


01年 37.275.000円





と、上記のように、変動し、一番高い時と安い時の差額が、実に680万円も



ある。



まっ、どちらにしても高額、、。




コンチRのメカニズムは、基本、同年の「ターボR」と同じと思ってよいが、、




むしろ、ターボRの方が、コンチRの進化に伴う・・と、捉えた方が正しいかも



しれない。




なにせ、92年に初めて「フロア・シフト」を採用したのは、コンチR、、



ターボRの92年モデルは、まだ、ロールスと同じ、コラム・シフトであった。



ターボRも93年から、フロア・シフトとなり、94年には、コンチRと同じく



ボンネット上のセンターモールを無くす、、完全にコンチRの 後追いである。






コンチRのメカニズムは、「毎年改良を加える」・ロールス社の伝統にそって、



進化が繰り返された。







92年と93年の違いは、外見では、アルミホイール・デザインの変更,他



であったが、94年モデルになると機関系が大幅バージョンUPされる。



Wエアバック、「ダイレクト・イグニッション・システム」が採用される。



プラグ・コードはなくなり、プラグには直接火花が飛ぶ。



これにより、コードの劣化に伴う不均等な点火はなくなり、8気筒全てに均等に



適切な点火ができるようになった。



つまり、エンジンの性能をMAX引き出し、燃費向上にも役立っている。



これは、ロールス社的には、大改良、歴史上初の採用で、「スパー2」が



「スパー3」になる。



注)



とはいえ、乗って違いは、、微妙~



オーナー様の立場から考えるなら、メカ的には進化しているので、気が楽、、



そう思っていただければ、、である。




ベントレーの魅力は、数字や性能など、ほんの一部の評価対象に過ぎないのだ。




メーカー自身も良く分かっていて、95年まで、馬力、トルクなど



の数値を一切 公表していなかった。



馬力・トルクは、「必要にして十分」、、、これがカッコよかった。



戦後すぐ・の話ではない、、90年代だというのに、スペックは非公開、、



こんなメーカーが他にあっただろうか、、4千万円も出すのに、、、



それを理解して購入したユーザー様は、もっとカッコいい。







お気づきになった方もいらっしゃるであろうが、当個体の全長は「537cm」



と車検証上・記載されている。




当社HP、他のコンチRで記しているディーラー物・コンチRの車検証上の全長



は、92年〜94:「534cm」、なぜか95年で「535cm」になり、



96年〜で「537cm」となる、、?




正確には、



92年から97年の間のボディは、まったく同じもの=サイズも同じ。



「534cm」が、ほぼ実寸、、



98年〜モデルは、ボディが違う。



写真で見ていただければ分かりやすいが、、




97年までの、前後バンパー廻り、、フェンダー(ボディ)がバンパー、一部を



一体で構成している。  



もの凄く お金が掛かっている凝った作り込み、、素晴らしい!



98年以降モデルから、この凝った作りをやめ、前後バンパーは、完全にボディ



とは別の一体物となる。  残念ながらコストダウン。



しかし、98’以降モデル、実寸を測ると、やはり、534cmくらいしかない



97年以前モデルに乗る方、、、このボディの作り・は自慢できる。










さて、当個体の お話





96年モデル・ディーラー車・左ハンドル




以前弊社で販売させていただいた「シーザー認定号」




整備も弊社担当。




「MPW」&「CAESAR」 = 「鬼に金棒」




走行距離: 83.276km(アナログ:83.068km) 




「シーザー認定号」ともなると、この距離も関係ない。




この程度の低走行車で、ビビってるようでは、どのみち、クラシックカー



には乗れない。




このエンジン、5万キロまでが慣らし運転、10万キロからが本領発揮。




ただし、正しい整備が施されている個体限定。







外装は、




「ダイヤモンドブルーシルバー」メタリック




艶々キズなし  の◎コンディション!



なんとも贅沢なネーミング、、ダイヤモンドな青銀




確かに、シルバーに「ブルー」は混ざっているし、メタリック粒子がダイヤ



モンドの煌めきにも似ている。



むろん、朝・昼・晩 と色を変える、カメレオン塗料配合。




96年モデルで、ホイールデザインが一新される。17インチ。



このホイールは、今なお人気で、中古パーツ市場でも高値で取引されている。




「フライングB」マスコットも装着されている。







このボディデザインは、間違いなく「後世に残る名車」。




ってか、「MPW」の「2ドア・クーペ」で、後世に残らないモデルなど




1モデルとしてないが。











内装は、




「ロイヤルブルー」コノリー。




オリジナル「コノリー」が元気に綺麗に生き残っている。




ステアリング(センターのブルー革は後張替え)とシフトノブ以外は、




全て「ロイヤルブルー」とくるが、これも れっきとしたオーダー物。




黙っていると、ダッシュ上部は、「ブラック」だ。





地下暮らし80年物、「バー・ウォールナット」も◎。




前回販売時、左右フロントのドア・レール・ウッドはリペア済み。ビカッ




ほか箇所はオリジナルで、よくよく診ると、数本のクラック箇所があるが、




まだまだリペアするほどのレベルではないと思う。




近年、世界の主流の考え方は、経年美化を楽しむ だ。




もちろん、お望みとあれば、「MPW」職人と同じレベルで、新品リペアする



ことができる。 この「職人芸」は、弊社が世界に誇れる自慢である。





さらに、HDDインダッシュ・ナビ&地デジTV&バックカメラ、レーダー



探知機、ドラレコと、即戦力装備。







機関系:





96年モデルからは、「水冷インター付きターボ・エンジン」となり、




スペックも好評された。




だが、数字 など、どーでもよい。




乗れば分かる。




必要にして十分以上。




ベントレーは、トルクで乗るクルマ って、乗れば分かる。




この航空機並みの過剰品質エンジンは、本当に飽きない。




私とて、もう35年以上 飽きてない、どころか、ますます魅了されている。




35年 飽きないクルマ って、あんまないでしょ?




この お楽しみ は、オーナーだけの特権だ。










「MPW」の作品




希望的推測でも予想でも予言でもなく、過去モデルの統計上、



「MPW」作品の2ドア・モデルは、中古車時代 値段が下がり、



その後、「クラシックカー」の仲間入りをすると、高騰、更に



「ヴィンテージ」と呼ばれるころには、手が出ないほどの高額モデルとなる。




だから、当モデル「コンチR」も そうなるのは、すでに、決まっている運命。



で、乗るなら、中古車時代 の今がベスト時期。



今なら、この稀代の名車を、へっ? という冗談みたいな価格で



所有することができる。 クラウンも買えやしない。




当個体もまた、本来の価値からは、遥かに かけ離れた販売価格である。




「本物」ってね、、乗れば分かるものです。




「MPW」最後の傑作「コンチネンタルR」









「一時預かり人」募集!






まずは、お写真、怒涛の「141枚」を、ご参考に  ↓