ROLLS・ROYCEHEADLINE

SILVER SPUR Ⅲ


AUTO MAKER	ROLLS-ROYCE
MODEL	SILVER SPUR Ⅲ
YEAR	1994
EXTERIOR	WHITE （ホワイト）
INTERIOR	ROYALE・BLUE/LEATHER （ロイヤルブルー・レザー）
PRICE \￥	ASK
MILEAGE	49.485km
AMMENITIES	ディーラー車　左ハンドル　1オーナーＶ8　 OHV 　6747cc 　4速コラムＡＴ全長：538cm 全幅：189cm 全高：148cm 車輌重量：2360kg 定員：5人＊装備：Ｗエアバック、ＡＢＳ、全席パワーシート＋全席シートヒーターＦメモリーシート（４人分）＋Fランバーサポート、ピクニックテーブル、バニティミラー、インダッシュＤＶＤナビ（古いので交換したほうが好い）、ＥＴＣ車載器　他フル装備オプション装備：・ドア内張り「ウッド」Ｘ4枚内外装機関共に超極上車！車検：２年付き渡し
COMMENT	「シルバースパー　3」解説：「シルバー・スパー」は、「シルバー・シャドウ」の後継モデルで、１９８０年発売、ロールス社の社内コードにならい、通称「ＳＺ系」モデルと呼ばれる。発売以来、ロールスの慣習に従い、毎年のごとく、公表なしで、各部改良が繰り返される。世界中の販売網から寄せられた僅かなクレームやアドバイスを分析し、より最善へと改良されていくのである。それでも、１９５９年、シルバークラウド2から採用された伝統の「Ｖ8」エンジンの基本構造は大きく変わってはいない。まず、１９８６年（一部８５年から）には、キャブからボッシュ製のインジェクションへの変更があったが、名前を変えることはなかった。シリーズ名が更新するのは、、１９９０年、オートライド・サスペンションや自己判断機能付きインフォメーションパネル、内装デザインの変更に伴い、やっと「スパーⅡ」に、、１９９２年からは、３速ＡＴから４速ＡＴに（シリーズ名は更新せず）１９９４年には、ダイレクト・イグニッション・システムの採用や内装の変更で当「スパー3」に 96年には、さらにボディまでに至る改良が　施されて　単に「スパー」に改名されるので、「スパー3」と名が付くモデルは、僅かに2年しか生産されていない。今回は「スパー3」のみの　お話生産台数は、「465台」　　＊「430台」説・有同2年に生産されたショートホイール版「スピリット3」の生産台数が、「234台」であるから、やはり、ロールスは、ロングホイールの方が　人気がある。ディーラー新車時価格：　2656万円（税込み）因みに「スピリット3」は、「2390万円」バブル期には、例えば、90年「スパー2」で、3050万円であったから、少しは、安くなってはいるが、、、3千万円級の車には違いない。この「スパー3」というモデルが国内に何台住んでいるのかは不明であるが、どのみち、極端に少ない台数であることは間違いない。 94年時、ロールス・ロイスは、毎月　全国で1桁台数しか売れていなかった。「スパー3」の進化箇所は、「ダイレクト・イグニッション・システム」の導入が、全てと言っても良い（他　Ｗエア・バッグの採用）、具体的な恩恵は・ツイン・デスビの廃止により、整備性が好くなった。（ベルトが切れることもない）・均等に各プラグに点火してくれるため、無駄がなくなり、本来のエンジン・パワーが。・プラグ・コード（ハイテンション・コード）がないため、交換する必要もない。・燃費の向上・エンジン・ルームの掃除が楽になった。などであるが、総括すると、塗料も「ラッカー」から「ウレタン」に替わり（92’～）、野ざらしでもＯＫ、機関的にも進化した「スパー3」は、より　実用的になったモデルとなった。９６年以降モデルでは、空力が計算されたボディとなるが、当個体をはじめ、それ以前モデルが、優れている点が、一つだけある。それは、ボディの「カタチ」だ。 96’～では、空力を考えるあまり、ロールスの象徴であるパルテノン･グリルの縦をちじめてしまう。おまけに、「フライング・レディ」まで、小さくする、、。ロールスのグリルもフライング・レディも、大きければ　大きいほど、ロールス「らしい」、、性能だけでは車は　語れない。そういう意味で、「スパー3」は、貴重なモデルなのである。最後の「意地を通した」ロールス・ロイスが、「スパー3」なのだ。無論、ハンドルはチルトしない。＝　あなたが　当社の車に体型を合わせなさい。ってやつ渋い。が、この当時、ロールス社は、最大の経営危機に直面していた。その天空人のポリシーは、世間では　通じなくなっていたのだ。それでも、、９５年まで、意地を貫いた。だから、「スパー3」は　面白い。「武士は食わねど　高楊枝」号の最後モデル９４年モデルと言えど　当時、発売から、１４年、もはや、ネオ・クラシックとも言えるほどのモデルの新車であったが、それこそ、ロールスこれこそ、ロールス現行のロールス「ゴースト」を見ても、乗っても、1ｍｍも　わくわく感はないが、この旧車に乗ると、少年のように　心躍る感覚が　今でもある。やはり、「本物」は、五感に響く。「本物」には、年月の経過など関係ない。むしろ、時が経つほどに熟成されていくワインのように、その「味」を増していく。「スパー3」管理さえ間違わなければ、この先も永遠に「最高」の称号が　消えることはあるまい。さて、当個体、ディーラー車で、1オーナー物！もはや、奇跡な１台。それでいて、コンディションも奇跡的。よほど、大切にされてきた個体であることが　一目で分かる。外装もキレイだし、内装の「コノリー」レザーは、しっとり、スレもなく、「バー・ウォールナット」に　クラックもない。当時の高額オプション：「ドア内張りにウッド４枚」、、これは、すごく豪華。この内張りウッド、、表面積が広いので、クラックは　ありがちなのだが、この個体にはそれも見当たらない。このあたりは、流石に　ロールス・ロイスを新車で購入できたオーナー様の　お屋敷管理が効いている。機関的にも問題ないが、それは、どのみち当社で完全整備ご納車（無料）となるので、現時点では診る必要もない。無理に欠点をあげるなら、「ナビ」が古い。　　更に、トランク内のＣＤチェンジャーが、いらない。これは、最新ナビに替えるか、普通のＣＤプレーヤーに交換した方が良い。まっ　それくらい。　どうにでもなる。ロールス・ロイス研究者として、、はっきり言って　ＳＺ系ロールスの流通相場は、そのクォリティからしても、不当に安い。もっとも、私が診たら　タダで貰っても　いらない個体まで、いっしょに流通しているから、お客様の立場からすると、そのリスク分　致し方ないのかもしれない。だが、「当たり」と購入前から分かっている個体が、ここにある。その場合、、やはり、不当に安い＝いい買い物　となる。では、当個体、下記より　写真６８枚　を　ご参考に↓

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