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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

ROLLSROYCEHEADLINE

SILVER SPIRIT

  MAKER ROLLSROYCE 
  MODEL SILVER SPIRIT 
  YEAR 1996
  EXTERIOR PEACOCK


(ピーコックブルー)
  INTERIOR CIRRUS & ROYALBLUE -LEATHER
 

(シーラス & ロイヤルブルー ・コノリーレザー)
  PRICE \  ASK
  MILEAGE 94.387 km
  AMMENITIES



ディーラー車・左H






V8 OHV 6.75L 4速コラムAT





馬力&トルク: 必要にして十分




全長:531cm


全幅:189cm


全高:148cm



車重:2330kg


定員:5人







装備:



Wエアバック・チルトハンドル・前席パワーシート シートヒーター



Fメモリーシート・他フル装備




純正オプション:



*「ピクニックテーブル」



*「コンビレザー&パイピングカラー」






後付け装備:




・「ルームミラー型 前後ドラレコ」



・「ケンウッド・CDオーディオ」









内外装極美・機関当社にて完全整備渡し・極上車!





車検:令和7年(2025年) 10月10日まで


 
  COMMENT



1996年モデル「スピリット」




「ファイナル・モデル」







マニアとっては、大変貴重な「96’ スピリット」。



このモデルが、SZ系ロールス最後のショートホイール・セダンだ。








1980年から販売されたロールスの4ドア・スタンダード・セダン「シルバー・スパー」




は、1996年、、16年ぶりにボディにまで至る大幅改良が加えられる。






1990年に「スパーU」*そのショートホイールベース・モデルが「スピリットU」、



1994年に「V」と マイナーチェンジの度に「シリーズ」を更新してきたが、



1996年時の改良は、もはや、「マイナー」とはいえないチェンジであったので、



シリーズを更新するのではなく、、最初に戻り「シルバースピリット」と名乗る。




95年以前モデルと96年以降モデルは、一見 非常に似たモデルであるが、、



実は、内外装 全てに異なる。




外見上の違いは、全て 空力特性を重視したもので、、



まず、




前後のバンパーを一体式の大型エアロ・バンパーに



パルテノン・グリルは、縦に3cmほど低くなり、、同時に バランスを合わせる為か



フライング・レディも 僅かに サイズ・ダウンさせている。





高速走行中で 劇的に風切り音を消したのが、、サイド・ミラーのボディ一体化だ。



また、95’以前は、15インチだったホイールは、16インチにUP



ホイール・デザインも まったく一新されている。






一番の驚きは(マニア的には)、、



この時、フロント・フェンダーの形状まで微妙に変更していることであろう。




自分で発見したのであるが、これに、気が付いたときは、驚いた。




誰も 気が付かないと思われる箇所であるが、、



そんなところに モア・ベターと考えれば、、あえて公表もせず、莫大な費用を



かけて変更する、それが、在りし日のロールス社だった。




もちろん、開閉部は、「アルミ」=ドア4枚、トランク、ボンネット、給油口まで、



の伝統は健在だ。




これは、開閉部が サビやすいでしょ という発想から、、。



それでなくても、ボディを塗装する前に施工される 下地材は、重量で 30kgにも



及ぶという。 



通常の使用では、ボディは、軽く100年以上は 持つ。




「アルミ」は、軽量化にも役立つが、、ロールス・ロイスという車に軽量化など



必要ない。




ロールスは、世界中のVIPの命を守る 装甲車でもあるのだから、



むしろ、重くて頑丈なほど 好ましいのである。




可愛そうに、、反対に 軽量化を余儀なくされている車が、現在の主流であるが、、



そんな車が 頑丈なわけがない。



そりゃ ただのコストダウン。









さて、内装も 





96’で 内装デザインは、「全て」変わった。



一番印象的なのは、、フェイシア(インパネ)とセンターコンソールデザイン変更で



「バー・ウォールナット」の面積が、断然広くなった。




それでいて、以前よりも遥かにクラシカルなイメージとなっているのが うまい。



オーディオと灰皿も「ウッド」でフタする懲りよう。






そして、歴史的にみても 大事件が2件、起こっている!(マニア的には)




なんと、、



ロールスのセンターコンソールが、ダッシュに繋がったのだ!



それまで、2ドアのロールスにはセンターコンソールが繋がったモデルが存在したが、



それとて、87年のカマルグLTDと 95年フライングスパーの一部、85年以降の



コーニッシュ、、、この3モデルのみ



4ドア・セダンでは、それまでセンターコンソールは切れていた。



それは、運転手が左右どちらのドアからでも乗り降りできるためだ。





96年、、ロールス社は、、ついに 認めたのである。



”どうぞ、ロールスにオーナー様 自ら ハンドルを”  と。



ただし、、



このセンターコンソール、、ベントレーと比べると、高さを随分 低くしてある。



まだいるであろう 運転手つき・の場合にも対応しているのだ。



ともあれ、、これで、ロールスにオーナー自ら ハンドルを握っていたところで、



正統となった。




もっとも、ショートの「スピリット」は、以前から、「オーナードライバーズカー」



の為に存在するモデルである。







もう一つの事件が、



「チルトハンドル」(上下の電動)の採用!



これも驚いたわっ。



それまでの「ロールス社」のステアリングは固定式、、「あなた様の方で車にサイズを



合わせてください」メーカーだった、、。



だから、体格よすぎるオーナー様は、ステアリングが 太もものに当たる場合もあった



。で、当社でも何回か、そんなオーナー様のために、シートのあんこ抜きをしたことが



ある。



そんなロールスロイス様が、ついに天空から地上に舞い降りた。











こうして実用度と完成度を増した「96’モデル」であるが、



翌97年に「スパーターボ」を発売 と同時に「スピリット」の生産を中止することに、



これは、経営の窮地にいたロールス社のコストカットである。




かくして、せっかく大幅改良された「スピリット」は、僅か1年で、ラインナップ



から消えることになる。








96’ スピリット生産台数:





      左H    右H   計





1996年  28台   111台  139台




1997年   3台     3台     6台






トータル:「145台」!






SZ系ファイナル・ショート・モデルは、実に僅か145台と、ちょっとした限定モデル



の如くに少ないのだ。




これは、何を意味するか? 




それは、多くのオーナードライバーズカー・ユーザーが、ベントレーに流れていたから





事実、同96年の「ターボR」は、「281台」の生産台数(=オーダー数)



同96’「ブルックランズ」は、「347台」の生産台数がある。




因みに、同96’「スパー」は、「360台」の生産台数で、その後、トータル「802台」



まで生産されることにある。




貴重〜なのだ。 1年間しか生産されていない「96’スピリット」は。



だから、世界レベルで探しても滅多にお目にかかれるモデルではない










 








さて、やっと 当個体の お話








ディーラー車 左ハンドル




弊社初入庫個体。下取り入庫。





走行:「94.387 km」




*デジタルトリップは、「94.500 km」を表示しているが、この時代は、「アナログ



 トリップ」の距離を正しい とする。 距離が異なるのは、計測方法が異なるから。






ロールス製エンジンにおいては、低走行車。



正しい整備で、10万キロを超えてくると、エンジンは軽く回るようになる。




お楽しみは、これからだ。



前オーナー様も、某有名整備工場にて、結構な整備(3桁万円)を施されている。




・2023年9月:「92.152km」時: *↓写真参



・2024年3月:「92.805km」時:  *↓写真参








が、無論、当社的には 整備を要す箇所はある。 ない 個体など診たことがない。



そのために、弊社自慢の「シーザー・ファクトリー」での「240項目・点検・整備」



がある。




熟練の彼ら(メカニック)に任せておけば、なにも心配することなどない。



しかも、無料だし。












外装の「ピーコックブルー」は、96年に登場した新色。




96年に販売されたベントレー「アズール」のイメージカラーだ。



だから、「アズール」では多いカラーであるが、ロールスでは珍しい。



このカラーは、実に好い。メタリックの粒子が異常に細かくて、上品な艶を放つ。 



まさに 孔雀の如く。



それは、今尚、変わりない。この走行距離を持っても だ。







内装も、渋い。




メインハイドに「シーラス」コノリー、ダッシュとパイピングに「ロイヤルブルー」



コノリーのコンビレザー。



お写真↓をご覧いただけでも ご理解いただけようが、この走行距離が信じられない



ほどの◎コンディション!




「CIRRUS」シーラスは、検索すると「巻雲」とでるが、英国で「シーラス・カラー」



と検索すると、当個体のような「ライトグレー」風カラーがでてくる。



このカラー、、過去に見たかな?? 記憶がない、、。








お約束の「バーウォールナット」も キレイなまま。



クラックで目立つとすると、Rのピクニックテーブルを開いた面の左右に、1本づつ。



通常は、開いていないので、関係なし。




逆に、ここまで綺麗だと、気になるとしたら、運転席サイドレール・上部ウッドに



シートベルト金具をあてた後傷が 数箇所、、あるが、目立たないので、これはそのまま



で良いと思う。 リペアして この箇所だけ新品になったら変だし。



現在は「時代があってる」が、世界の主流。







「10%トップ・グレード」の名を持つ最上級品質「コノリー」に囲まれた室内は



現在の どんな高級車を持ってしても、決して 太刀打できない異空間、、。



なにせ、世界一の品質を誇った「コノリーブラザー商会」は、ロールス&ベントレーの



身売りに伴い、いっしょに「やめた」。2002年末をもって、自動車革供給部門閉鎖。



そんな男前のコノリーの革だもの。もうしわけないが「ポルローナフラウ」でさえ、



及びでない。



現在のロールス&ベントレー社は、共に、自国の「バイエルン産」子牛レザーを



使っているそうな。







「高級感」は、デザインで演出できるが、



「品格」は、まね(演出)できない。




そして、優れた「素材」は、期待を裏切らない。




この個体に使われている全ての「素材」が、その見本。









「96’ スピリット」





それは、乗って楽しむために存在するモデル。



後生大事に保管しておいても、将来、「ザ・96’」は、再評価されるが



それは、先の話。 今 乗って 思いで作り した者勝ち。





生産から、早29年、、あと少しで、「クラシックカー」の仲間入りとなる、、



そうなると、希少車加減が増し、コレクターズアイテムに、



、、今のうちなのだ。










今は、オーナー様の心の中だけで、いいんじゃないかな、、




「俺のロールスは、96’ スピリットだぜ」 って自慢するのは、、。












まずは、お写真、怒涛の「155枚」を ご参考に




「一時預かり人」募集〜





 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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