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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

M.BENZ

  MAKER M.BENZ 
  MODEL 230S 改 
  YEAR 1966'
  EXTERIOR
WHITE & BLACK



(ホワイト & ブラック)
  INTERIOR  LIGHT GRAY Fabric 

 
(ライト・グレイ・ファブリック)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 93.404 km
  AMMENITIES


ディーラー車 左ハンドル  





「品川 3」シングルナンバー!






「M180」エンジンから「M115」エンジンに載せ替え 2307cc




4速コラムAT








馬力 :110ps /4800rpm




最高速:170km





全長:487cm


全幅:179cm


全高:150cm




重量:1430kg



定員:6人






装備:



・パワステ



・「クーラー」




* 内外装機関ともに、「レストア」済み!






車検: 令和6年 11月30日まで


 
  COMMENT



メルセデス・ベンツ「230S」







所謂、「ハネベン」(海外ではフィンテール)と呼ばれるモデル。



の〜 フルレストア個体!



の〜 「品川 3」シングルナンバー!







「ハネベン」の「セダン」モデルは、3種ある。




・「W110」(61’〜68’):「4気筒」のエントリーモデル



・「W111」(59’〜68’):「6気筒」のスタンダードモデル



・「W112」(61’〜65’):「6気筒3L」&「エアサス」モデル






注)上記「セダン」モデルの他、「W111」と「W112」には、「クーペ」と「カブリ



 オレ」モデルが存在するが、そちらは、「ポール・ブラック」デザインによる別物で



 ハネが生えていない。






「W110」の特徴は、「2つ目」:のちの「ミディアムクラス」


          
          モデル:「190」「200」「230」



「W111」の特徴は、「タテ目4灯」、のちの「Sクラス」



          モデル:「220」「230」




「W112」の特徴は、「タテ目4灯」で「エアサス」




          モデル:「300」






仮に、「ハネベン」が欲しいなら、この中からの選択となる。



まずは、「顔」、「2灯」が好きなら、「W110」一択、ながら、エントリーモデル



だけに、ハネベンの特徴的、ハネ部のメッキモールがオプションで、しかも、ハネ



(フィン)のテール部(タテ)のみのわずか、「W111」のように長くない。



前後のバンパーもシングルもの(111と112はダブル・バンパー)。



これは、マイナスポイント。




「W112」が最上級モデルながら、「エアサス」がやっかい、「300SEカブリオレ」



のように高額稀少(708台)モデルならともかく、見た目が、「W111」と変わりない



「セダン」を選択するとすれば、「吉田茂」元首相(お乗りになっていた)のファン



以外にあるまい。





当個体は、残りの選択肢「W111」ベースである。




「W111」セダンは、1959年発売、「ポントン」の後継新型モデル。






当初モデルは、



・「220」 :6気筒:2195cc:95馬力:Max 155km(AT):「69.691台」




・「220S」:6気筒:2195cc:110馬力:Max 160km(AT):「161.119台」




・「220SE」:6気筒:2195cc:120馬力:Max 167km(AT):「66.086台」






この全てのモデルは、1965年、新型エンジン「M118」を積む、「230S」に進化する



・「230S」:6気筒:2281cc:120馬力:Max 170km(AT):「41.107台」






当個体は、「230S」:1965年~68年という僅かな間に、正規輸入された奇特な1台。




フロント:ダブルウィシュボーン:ディスクブレーキ



リア:シングルジョイント・スイングアクセル:ドラムブレーキ



パワステ:リサーキュレーティング・ボール式のベンツお得意の高級品。



「230S」の特徴は、なんといっても「メッキ部」の多さっ



複雑なテールランプ・デザイン、ハネ(フィン)から、Rドアまで繋がるメッキモール



Cピラーにある「ベンチレーター用エアアウトレット」もメッキ、サイドにもメッキ・



モール、前後のダブル・バンパーも豪華、、




これで、当「230S」が、ベースモデルとして大正解、、を ご理解いただいたところで








当個体の お話:




1966年 ディーラー車 左ハンドル  全6オーナー



それが、全て「品川ナンバー管轄登録」であったため、奇跡の「品川 3」シングル。




走行距離:「93.404km」



残念ながら、記録簿など残されていないが、エンジンルームに張られた「メモ書き」に



よれば、



・2014年6月5日:「91.400km」


 EGオイル・ブレーキオイル交換、Fパット・ブレーキホース・ブレーキパイプ交換



・2016年5月23日:「92.195km」



 センターロッド グリース、EG・ATF交換、各部ブリースUP



・2020年12月1日:「93.300km」*車検証記載「車検時」



・2022年11月9日:「93.400km」*車検証記載「車検時」




で、時間車検が、2024年11月30日まであり





信憑性はありそうだが、当個体、フルレストアが施されているので、距離は関係ない。




では、その「レストア」内容を、





「外装」:




元色「ホライゾンブルー」から、「ホワイト&ブラック」のコンビカラーに。



元色は、どこにもなく、カラーVINプレートで確認したもの。




この大作業のレストアを施したのは、今はなき、世田谷の超有名店、某「クラシック・



メルセデス専門店」さん、2003年~2008年の間にレストアされたようで、2009年に



次のオーナー様に名義変更(販売)された際、車検証の「型式」が「230S」から



「230S改」となる。



つまり、エンジンを載せ替えたんで、改造申請したわけだが、実は、これ間違いが、、



詳しくは、「機関系」の章で。



そんなわけで、オールペイントしてから、最低でも16年経過、だが、かなりのドンガラ



オールペイントを施していて、年月の割にはキレイなまま、とはいえ、この写真を



撮影した後、当社の「塗装ファクトリー」で一部を仕上げ直す。




そっ、↓この写真は「ビフォー」状態の   それでもキレイよ〜




メッキもキレイっ、惜しいのは、リアバンパーの右かど付近に凹みがあるが、、



でもでも、ここだけ直すものなんだがな~ 時代があってる風情だし、で、一旦、



このままで。



全長:「487cm」



取り回しもよい。




「フィンテール」からRドアに流れるメッキモールは芸術品。これぞ「ハネベン」!



前後の大きく湾曲したウインドもたまらんっ。







「内装」:




内装もレストア済み。




シートは、オプションの「ベンチシート」=「6人乗り」



これを総張替え、カーペットも張替え、ダッシュ部も張替え、しかも、うまい。



当初、オリジナルと思っていたほど、、うまい。しかも、ドキレイなまま。




「ホワイト・ステアリング」の「ホワイト・シフトレバー」は、当時物オリジナル。



オリジナル物は、象牙のような細かいひび日割れが入る、、これが、渋い。



ウッドも16年前にリペアしたようだが、少々 経年変化が、、なんだけど、



それがかえって、全体をオリジナル風情に見せている。



外色のコンビカラーといい、内装の塩梅といい、1966年の時代にあっている。




「クーラー」付き、オートマ、パワステ、三角窓からの風、必要にして十分でしょ。






「機関系」:




オリジナルは、「M180」直列6気筒、2281cc、4速コラムAT



120馬力で、最高速:「170km」、「0−100km」:15.7秒




から



16年前のレストア時、のちの新型4気筒エンジン「M115」に載せ替え。



わざわざ「改造申請」した理由だが、勘違いしたみたいで、車検証の排気量が、



「2.19L」と、、「M115」は、1968年~1985年まで使われたのだが、



当初、たしかに排気量は、「2.19L」、、が、その後、「2.0L」や「2.3L」など



「11種類」派生、、



実際に当個体に積まれているのは、「M115・954」エンジン、




これ、排気量「2307cc」の「M115」最強エンジン



1976年~1981年の間の「W123」の「230セダン」「230クーペ」「230ワゴン」に



積まれたエンジン。だから、排気量は、元「2281cc」から「2307cc」になってる。



元の「M118」と最高速は同じ「170km」ながら、



「0−100km」加速は、元「15.7秒」から「13.7秒」に、とかなり速くなっている。




元来「M115」エンジン自体、当時のメルセデスが誇る頑強エンジンで、燃費も良く



整備性もバツグンで、ドイツのタクシーは、こぞって採用、タクシーで、100万キロ



ほど走ったのち、その後、アフリカなどの第3国へ渡り、活躍し続けた品物。




生産台数は、270万機、、で、パーツ入手もいまだに容易。





ボディ下廻りを覗くと、大掛かりなレストアであったことが伺える。



クサリなし、サビもほぼほぼなし、ビカビカと行って好い。



これは、ベース車輛自体、よほど しっかりしてたんだわ。



しかも、どこもかしこも整備の手が入っている。



Rショックは、「SACHS」ザックスのに交換。



宣伝文句は「安全性、快適性、走行性をバランスよく向上、高品質、高性能の



ショックアブソーバー」とのこと。












乗ってみた:





セル一発、エンジン始動、静かだわ



オートチョークなんでテクニックなど必要なし。



アクセルを踏みこむと、十二分な加速、、なんか安心感あるわ〜



やっぱね、10年新しい新型エンジンのせいでしょ



全体のバランスがすごく好い、乗り心地も文句なし快適。



足回りのセッティングも流石。



とても、1966年モデルとは思えない。



オリジナルのままを、どんなに金掛けて、維持しても、こうはいかない。





しかも~、当個体の「販売価格」は、当個体に要したレストア費用に遠く及ばないほど



安価ときてる。都合よき1台。




しかも〜、「品川 3」シングルナンバーだもの。



できれば、「品川管轄」で車庫証明がとれる方(使用の本拠が)が理想的だけど、



今は、「品川 3」の前後ナンバーだけ、残こす(飾りで)ことができるようになった



(有料だけどくれる)から、飾りでも後世に残せる。





では、奇跡の「ハネベン」君





「一時預かり人」募集〜!






の前に、まずは、お写真、気合の「176枚」を ご参考に↓