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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
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営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

JENSEN

  MAKER JENSEN
  MODEL JENSEN-HEALEY
  YEAR 1973'
  EXTERIOR
MIDNIGHT BLUE


(ミッドナイトブルー)
  INTERIOR BLACK 

  PRICE \ ASK
  MILEAGE 72.760km
  AMMENITIES




ディーラー(コーンズ)車 右ハンドル





昭和48年(73’)7月 登録   






45度傾斜・水冷直列 4気筒 DOHC 16バルブ




1973cc 「ロータス製」エンジン





4速MT






最高速:195km




0−400m:15.55秒




0−100km:8.21秒 





馬力:140ps /6500rpm




トルク:17.9kgm /5000rpm




全長:411cm


全幅:160m


全高:121cm




重量:930kg





定員:2人








内外装機関ともに、レストア済み!



超〜極上車!






車検:2023年 9月10日まで




 
  COMMENT


「ジョンセン・ヒーレー」







1972年~1976年の僅かな期間にだけ生産された「ジェンセン・ヒーレー」



レアモデル(極上個体は)で、1989年の創業時から、変態モデルを集めてきた当社を



もってしても初入庫。





さあて、いつもように少しだけ 歴史から物語を始めよう。





まず、「ジョンセン」モーターズ:




1934年、英国バーミンガムで「ジョンセン」氏が創業した小さな自動車メーカー



私の中では、同じく英国の「サンビーム」や「AC」に近いメーカー。




「ジョンセン」で一番有名なモデルは、映画「ワイルドスピード6」で使われた



「インターセプター」(66’~76’)であるが、このモデルのエンジンは、クライスラーの



V8、「AC」は、FORDのV8を積んで「コブラ」を作り、「サンビーム」も



FORDのV8を積んで、「タイガー」を作っている。





続いて、「ヒーレー」:




ご存じ、サーの称号を持つ「ドナルド・ヒーレー」の名




1945年 「ドナルド・ヒーレー・モーター・カンパニー」創業



彼が「オースティン」とコラボして作った「100」「3000」「スプライト」は、今も



大人気クラシックカー。






「ジェンセン」「ヒーレー」の名を繋いだのが、スポーツカー販売で財を成した



アメリカ人(ノルウェー系)、「ジェル・クヴェル」氏。




彼を含む多くのアメリカ人(スポーツカー好きの)は、1968年に生産中止となった



「ビッグ・ヒーレー」に替わるモデルを探していた。



「クヴェル」氏自身も、多くの「ヒーレー」を販売し、「ドナルド・ヒーレー」氏とも



親交があった。



そこで、直接「ドナルド」に、新たなモデルの開発を依頼する、、



と、同時に、「ジェンセン」社・株の大半を手に入れ、自分で最高経営責任者に就任、



1970年4月、「ドナルド」を会長に迎え入れる。



その息子、「ジェフリー」もデザイナーとして重役に。





「ジョンセン」社は、元々、「ヒーレー100」のボディ製作も担当していたコーチビルダ



ーでもあったから、これで、役者は揃った。



この会社で生産されたモデルが、「ジョンセン・ヒーレー」という車である。



日本の正規ディーラーは、「コーンズ&カンパニーリミテッド」




そう、「コーンズ」さんは、当時の「ジェンセン」ディーラーだった。









このモデルに関しては、私が研究するまでもなく、



遥か以前、1973年の「カーグラフィック」誌で「小林 彰太郎」先生 監修のもと、



「谷田部」のサーキットに、「コーンズ」から借りた「ジェンセン・ヒーレー」を



持ち込み、正確なロードテストを行っている。




テキストも小林先生自身がお書きになっているので、今回は、その要約と補足をさせて



いただくとしよう。





まずは、




「ボディデザイン」:




息子の「ジェフリー」と、アストン「DBS」のデザイナーのコラボ作。



当時のアメリカは、69年に販売された「ニッサン・240Z」の全盛期、



明らかにライバル視したモデル作り、、



全長・全幅・全高など、ほとんど「240Z」と変わりない。



ただ、こちらは、「オープンモデル」のみを生産。




全長:411cm  (240Z:411cm)




全幅:160cm  (240Z:163cm)




全高:121cm  (240Z:128cm)




車重:930kg  (240Z:985kg)





「エンジン」:






「ロータス」製  45度傾斜 水冷直列 4気筒 DOHC 16バルブ 1973cc




ミッションは、「クライスラー」製、4速MT




この傾斜したエンジンのお陰で、車高を低くすることができた。



このエンジンは、ロータス「エリート」や「エスプリ」にも使用された。





「ステアリング」:ラック&ピニオン




「ブレーキ」:F:「ディスク」ブレーキ



       R:「ドラム」 共にサーボ付き








「キャブ」 : 本国仕様は、「デロルト」製ツイン




        日本仕様(北米仕様)は、「ストロンバーグ製」ツイン




注)このキャブは、曲者で、当個体は、「ウェーバー」ツインキャブに交換済み。





デビューは、1972年 春の ジュネーブ・モーターショー





「カーグラ」で巻頭・特集した取材日は、おそらく、1972年の12月か、




1973年の1月のことだと思われる。





「谷田部」の気温が、「3.2度」と記されているから真冬だ。




取材車は、初期ロッド物で、輸入してきたばかり、まだ、エンジン調整(日本仕様に)



など行われていない状態の個体で、かなり調子が悪かったようだ。





それでも、テスト結果は、




直列6気筒、排気量「2.4L」の「240Z」に勝るとも劣らない結果、、





・最高速: 185.56km (追い風: 192km):「240Z」:192.52km




・0−100km: 8.21秒  :「240Z」:8.75秒




・0−400m : 二人乗りで:15.55秒 :「240Z」:15.50秒





この調子の悪い初期ロッド個体で、この数字、排気量に勝る「240Z」と遜色なし!




実用有益データの「0−100km」で、「240Z」より速い のは凄い。



もちろん、絶好調、「ウェーバー・ツイン」を積む当個体であれば、この数字は軽く



上回るであろう。





小林先生は、お乗りになってみた感想を、こう 記述している。





・「この車ほど、ワインディングロードを飛ばして、安全で、しかも、無類に楽しい車



 も少ないだろう」




・「乗り心地は ソフトで、ブリテッシュ・スポーツカーの悪しき伝統であるゴツゴツ



 とした感じは、まったくない」






当モデルは、1973年秋、「マーク2」に



ボディにサイドモールが、、パネル一部がウッド張りに、



74年には、前後のバンパーがとんでもなく巨大なウレタンバンパーに、、





1976年5月:生産中止



73年におきた第一次オイルショックは、零細企業「ジェンセン」の経営に重く圧し掛か


った、、倒産



「クヴェル」は、元の「車屋」に、「ドナルド」は、27エーカーの広大な敷地に住み、



89歳の天寿を全うした。






生産台数:




72’~73’ 7月 「マーク1」:「3356台」



73’8月~76’5月 「マーク2」:「7142台」





トータル:「10.498」台





当個体は、貴重な「マーク1」











では、当個体の お話:





昭和48年(1973年)7月、登録、




「コーンズ」物ディーラー車  右ハンドル






走行距離:72.760km





5オーナーであるが、どこかの段階(近年)で、当個体は、フルと言って良いレストア



が施されている。





・「ボディ」は、




  
元色「赤」、当時、ボディカラーの選択肢は「5色」のみ(のちに数色増えるが)



「赤」「黄」「緑」「白」「淡い青」の5色で、当個体の深いブルーは存在していない



で、オールペイントされていることが分かる が、



それが、とんでもない、、ボディは、完全にホワイトボディ状態まで、バラした上で



塗装されている。無論、エンジンなどの機関系も全て、降ろして、、。



で、エンジンルーム内もトランク内もドアを開いたヒンジ部分も、ボディ同色。



現在のカラー名は、私が勝手に名付けた、、「ミッドナイトブルー」。



この個体が、もっと高価なら、調べて、見本にしたカラーなど、謎解きをするのも一考



だが、残念ながら、現時点の「お気軽に買える価格」のうちは、必要あるまい。




それよりも特筆は、当個体のベース・コンディション!




ボディの下廻り写真もUPしているので、↓ ご覧いただければ百聞は一見にしかず






・「幌」も新品で張り替えられている。




パーツは入手できる ってことね。




幌の開閉は、一人で簡単にできる。





・「ホイール」は、本来、13インチの だが、社外、USの「VTO」アルミ・ホイール



15インチに交換されている。



この「VTO」ホイールは、クラシックカー乗りには定評があり、似合っている。





・「機関系」




これも「セールスポイント」、やることが残っていない 感じ。



ウィークポイントの「ストロンバーグ」キャブは、「ウェーバー」ツインに交換。



オルタネーターも近代物に交換。



電動ファン追加して



「MDI」点火(高い点火圧で、始動性は良くなり、回転数に合わせて点火調整して



くれるので、ポテンシャルを最大限に引き出す、パワーUP、トルクUP)



手の入り具合は、これも、お写真をご覧いただいた方が早いか、、。




・「クーラー」も追加装備




・「マフラー」も交換済み




・「内装」:




もっとも謎なのが、、、恐ろしく綺麗なシート、張替えと考えた方が合点がいく



が、大事に乗り継げば、このくらい維持できるのかもしれない。



ダッシュ、ここは、オリジナルだ。



細かく診れば、ダッシュ上部の左右端っこに少しヘタリがあるが、リペアするレベル



じゃなくて、よき風情、時代が合ってる の世界。




プラスされているのは、「正確な水温計」と「CDオーディオ」、「クーラー」、



「ゴリラ」用のステイ(外せるけど)、ドア内張りのスピーカーは「カロ」に、




ステアリングは、「モトリタ」に(パットは知らないの)






さあ、乗ってみよう





キーを回し、アクセルを2度ほど踏みこんでから、チョークも引かず、セルを回す



と、ヴオン、一発で、ロータスが目を覚ました。 これは、相当に整備されているな。




4気筒であるから、五月蠅くない、小気味よきツインカム・サウンド。



アクセルでしばし回転をあげて暖機したのち、走り始める、



初めて乗るモデル、、まず、盛り上がるのが、短いシフトレバー、片手で すっぽり



サイズ、もち、ショートストローク、シフトチェンジ自体が楽しい。



クラック操作は、イージー、緊張感 まるでなし、トルクもあり、誰でも乗れる。



確かに、2Lとは思えない俊敏さ、こりゃ 小林先生の言う通りだわ



やっぱ、「ロータス」ツインカムが、この車の最大の魅力だね。




乗り心地も悪くないし、室内空間も十二分、後部スペースとトランクスペースを足せば



思ったより多くの荷物も積めそうで、実用度も高い。






しかし、こんなに乗りやすいクラシックカーも珍しい、、製造から48年も経過してる



とは、とても思えない、、。




これって、「隠れ名車」では、、



まだ見つかっていない名車ね。




唯一無二の「ジェンセン」&「ヒーレー」コラボ作品にして、「ロータス・エンジン」




おまけに「コーンズ」物にして、



このモデルに、ここまで「お金」と「熱意」をかけた個体は、世界的にも稀中の稀。







これが、最後の「ヒーレー」




「一時預か人」募集〜!











まずは、お写真、怒涛の「138枚」を ご参考に  ↓