本文へスキップ

Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

M.BENZ

  MAKER M.BENZ 
  MODEL 280CE 
  YEAR 1973'
  EXTERIOR YELOW


(イエロー)
  INTERIOR Gray Fabric & Black MBTX comb

 
(グレイ・ファブリック & ブラック MBテックス コンビ)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 63.128km
  AMMENITIES


ディーラー車 左ハンドル  





直列6気筒 DOHC 2746cc




ボッシュ製・電子制御燃料噴射 




「M110」エンジン




4速フロアMT(マニュアル) 





馬力 :185ps /6000rpm




最高速:200km





全長:468cm


全幅:179cm


全高:139cm




重量:1460kg


定員:5人








*純正・装備




・パワステ



・「becker」ラジオ



・「キンツレ」時計







*オプション純正・装備




・スペシャルカラー「イエロー」



・「電動サンルーフ」



・「サンルーフ・カバー」



・「4速フロアMT」



・「BENZ」マット




・当時物「ナルディ・ステアリング」



・当時物「マフラー」予備パーツ(新品のまま)




後付け装備:




・「HELLA」フォグライト







内外装機関共に超極上車! 



車検: 2年付き渡し


 
  COMMENT



メルセデス・ベンツ「280CE」






1972年〜1976年の間に生産された「W114」タテ目の「280CE」



クーペである。



「タテ目クーペ」には、「前期型」と「後期型」があるが、当個体は、




人気の「前期物」




しかも、「ディーラー車」




しかも、幻の「4速MT」!







「W114」コンパクトモデルの「クーペ」は、1968年に「280C」が最初に



デビューする。*このモデルの「セダン」は、扱う気がないので割愛。





新設計ボディ、古典的なリアの「スイングアクセル」サスは、「セミ・トレーディング



アーム」式サスに、Fは、ダブルウッシュボーン、4輪ディスクブレーキ、



操縦安定性やハンドリングは、過去モデルと比べ物にならないほど。







「クーペ」モデルとして「C」がつく。



燃料噴射モデルは、これに、「E」がついて、「CE」となる。



72年までは、「250C」と「250CE」のクーペ、



73年には、排気量が、2.8Lとなり「280C」と「280CE」のラインナップ。



このモデルは、76年7月まで生産され、ヨコ目の「W123」モデルにバトンタッチ。






「W114」クーペ全体の生産台数は、



1968年〜1976年の間に、「67.018台」



9年間に、この台数は、当時として売れた方、



例えば、71年〜80年の間に生産された人気モデル「450SL」の生産台数は、



「66.298台」、似たような台数。



ただし、国内には少ない。



当「280CE」が販売された時代、まだまだ、バブルは始まってもいない。



まず、メルセデスを購入できるだけでも大金持ち、「280CE」も、現在の貨幣価値で



1000万円以上の価格だったというから、尚更、、だ。








私が長年探していたのは、「タテ目280CEの前期型」であるが、



まず、モデル選択の理由



馬力




・「250C」 :130馬力



・「250CE」:150馬力



・「280C」 :160馬力



*「280CE」:185馬力




最高速が、200kmに到達するのも、「280CE」のみ、「大は小を兼ねる」。



しかも〜 「前期型」と「後期型」は、私の中では、まったく異なるモデルっ





その「違い」は、





「前期」           「後期」





・フロントWバンパー     ・シングル・バンパーに




・フロント「グリル」     ・横広で低くなる




・サイドミラーがメッキ(小) ・ビックミラーに




・「三角窓」有り       ・「三角窓」廃止(固定式に)




・クラシック「ステアリング」 ・衝撃吸収タイプ新型ステアリングに




・フル・ホイールカバー    ・なし








ねっ 「後期型」は、ぜーんぜん近代化モデルになっちゃう。



中身(機関系)は、同じなのに。



もちろん、中身が同じなら、クラシックな佇まいの「前期」が好い。



で、巷では、後期型を可能な限り「前期」風に改造している個体が多い。



ただ、「三角窓」後付けは無理だろうけど。



因みに、後継モデル「ヨコ目280CE」も、「性能」に変わりなし だし。





「タテ目280CE」の生産台数:




・1971年     2台


・1972年   5389台


・1973年   3724台


・1974年   1429台


・1975年    844台


・1976年    130台      トータル: 11.518台





では、「前期」と「後期」の台数は?




面白いことに、専門書でも分けての記載なし





「前期」だ「後期」だと気にしてる変態マニアは、世界的にも少ないらしい。




想像するに、73年の7月までが、「前期」のはず、その総数、およせ「7500台」ほど




当個体は、ファイナル「前期」モデル。











さあて、では、超レアモデル、当個体の お話を:





1973年 ディーラー「型式」「車検証」を持つ、1973年10月 登録。左H。




・間違いのない「前期型」



・外装色は、スペシャル・オーダーとしてだけ選択できた純正「イエロー」。



・ディーラーでは存在しないはずの、「4速MT」



・信じられないほどの◎コンディション!









全3オーナー




走行距離: 63.128km!






・1オーナー:1973年~1975年



・2オーナー: ~1977年



・3オーナー: ~2021年




生まれて、今年まで、48年間の内、3オーナー目の方が、内、44年間も ご所有



だった。



この方、車業界の法人様で、素人じゃない。



で、素晴らしき保守・管理が可能だったのだろう。






残念ながら、「書類」関係は、僅かしか残されていない。売る気もなかっただろうから



・「取説」の一部コピー



・平成10年時の「記録簿」:63.006km



・車検は、平成12年4月で切れたまま(でも、抹消せず、今年、売却するまで)



そう、この個体は、平成10年(1998年)に、時が止ったのだ。



で、そこからは、距離が、122kmしか伸びていない。



理由は、色々と考えられるが、仮説として、、ご年齢のせいではなかろうか、、



このモデル、今も昔も、子供が買うモデルではない、大人の車、仮に、77年時、50歳



なら、98年は、71歳、この時点で、「MT車」を降りた と推測できはしないか、。



そして、その後、23年も手放さなかった。(この法人様は、今も健在)



それも、これ以上はない保管環境の中で、だ。



じゃなきゃ、この奇跡のコンディションを残すことなどできはしない。



よほどの お気に入りだったことは間違いなし。



そう 眺めているだけでも満足するほどに、、。



手放すきっかけ? ご年齢を想像してほしい。






もちろん、この個体が、距離以上にキレイな個体であることは、プロじゃなくても



一目瞭然。



と、ここまでは有りがちな話



が、当個体が凄いのは、機関まで絶好調~ ということ。



定期的に整備してきたことは、セル一発始動で理解できる。







外装から





前述のとおり、通常のカラー見本にはなかった「スペシャル・オーダーカラー」




正式カラー名:「イエロー」 



まんま ソリッドの「黄色」




初めて観たっ







運転技術も素晴らしく「事故歴無し」




元色だが、さすがに塗装が劣化したのだろう、ほぼオールペイントされている。



塗装がうまいので、問題なし。+評価。




で、バリビカっ!





ただ、多くの箇所はオリジナルのまま、現在に。



それは、再塗装部以外の全ての箇所 と言って良い。



唯一、「HELLA」の大型ラリーライトが後付けされているが、「HELLA」は、ドイツの



名門メーカーだし、このモデル、特に、この「イエロー」ボディには、似合っている。






全長:468cm  たしかに「コンパクト」




「前期型」の特徴、フロントのWバンパー、細身メッキ・ミラー、縦横比◎のグリル、



クラシカルなフル・ホイールカバー、そして、三角窓、オプションの電動サンルーフ、



完璧だ。






内装:





グレイ・ファブリックとブラックMBTX(合皮)のコンビシート。



完全に当時のままのオリジナル!



で、ここまでキレイなのは、奇跡





シートに、ほぼスレなし



ダッシュ割れなし



ウッドクラックなし








ホーンレバー付の細身ステアリング




「Becker」の 壊れかけのレイディオ



メーターセンターに陣取る「キンツレ」のクロック、、




なにもかもが、当時の風情







これまた 恐ろしくキレイなトランクルーム内には、




前オーナー様のマメさが伺る




・純正予備パーツ




・当時の新品、「マフラー」まで(これは、トランク内には収まらず)




・当時の「ナルディ・ステアリング」




・純正・サンルーフ「カバー」




・純正「工具」




・純正「ベンツ・マット」など











エンジンルームもノンレストアでドキレイ!




ボンネット裏のインシュレーターが剥がれている(写真では)が、これは、撮影後、



すでに新品で張っている。




細かく手が入っていることを、お写真でもご理解いただけよう。




2.8L ツインカム  ボッシュのインジェクション



「M110」エンジン、




このエンジンは名機で、後継モデルの「ヨコ目」は もちろん、後の「280」と付く



全てのモデル、「W126」の「280SE」「SEL」の85年まで使い続ける。










そして極めつけ




「4速のマニュアル」!




「AT」しか輸入されていないと聞いていたが、、まさかの「MT」





車検証の「型式」欄も、「不明」や「左右にハイフン付の並行車」ではなく、



「型式」記載。




このモデルの「AT」は過去に扱ったことが有るし、「M110」のATモデルも多く



乗ったことが有る。



が、「MT」は初めて






まずは、乗ってみよう!





セル一発始動は、整備されてきた証拠。




1速に入れ、クラッチミート、、あらっ トルクあるな~



これじゃ ミートミスで エンストさせるのは難しい。




アクセルを踏みこむ、



おおおっと ナイスな加速、、



足回りもしっかりしている、、(メカ的には、手を入れる箇所はあるはずだが)



2速、3速、カチカチと いかにもドイツ車らしく、生真面目に、




速い、、




「AT」モデルでは、ノロいイメージだったが、、



真逆の走り、、しらなんだ、スポーツカーだったのね。



さすがの「ツインカム」だわ。




「AT」と「MT」は、別物モデルです。





街乗りじゃ 4速は必要ないかも、、だが、低速でもトルクがあるので、4速走行が



できる。 これが、なんともシルキーな乗り心地で はまる。



4速ともディスクブレーキ、走る・止まる、なんも不便も感じない。





これはね、名車です。




今後とも、弊社「取り扱いモデル」の一角



ですが、これほど都合の良い◎個体など、もう2度とは入庫するはないかもしれない。



ってか、おそらく なかろう。




残念だが、、最初で最後か、、







「一時預かり人」 募集〜!










まずは、お写真、怒涛の「157枚」を ご参考に↓