株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
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CITROEN |
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SM |
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1975' |
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BLUE DELTA (ブルー・デルタ) |
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BROWN- LEATHER (ブラウン・レザー) |
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ASK |
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25.570km |
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ディーラー車(西武自動車販売 物) 左ハンドル (国内登録 1977年)3オーナー! 水冷V型 6気筒 DOHC 2965cc 3速AT 190馬力/ 最高速:205km 全長:491cm 全幅:183cm 全高:132cm 重量:1550kg 定員:4人 *装備: エアコン、パワステ、パワーウインド、他 *後付け装備: ・「キョロちゃんヘッドライト」(6灯) ・「アルミホイール」新品 ・「サイドミラー」新品 ・「CDオーディオ」新品 ・「ムートンマット」新品 * 天井に「カーコンポ」飾り 内外装機関ともに超極上車! 車検:平成7年9月14日まで |
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シトロエン「SM」 1970年から1975年という僅かな間に トータル「12.920台」が生産された シトロエン「SM」 変態自動車界のキング! シトロエンの歴史は、1913年「アンドレ・シトロエン」師匠が創業した歯車メーカー から始まる。 自動車の生産に乗り出すのは、1919年からであるが、バブル・シェブロン(山型 歯車) のカタチを、そのまま ロゴとして今も 使い続けている。 シトロエンは、世界でも 指折りの独創的変態自動車メーカーであった。 今は、だいぶ普通〜の自動車メーカーになってしまったが、、、 真骨頂、それは、「DS」、「SM」に代表される。 「DS」は、今見ても 独創的デザインに独創的機関系を持ち 人気も高い。 「DS」の登場は、1955年「DS19」から、「DS21」、「DS23」と進化し、 1975年まで販売されたが、流石に設計は古く、初期モデルでは、最高速:130km、 最終の「23」でも、188kmどまり、 ヨーロッパではアウトバーン、その他の先進国でも、急激に高速道路が整備されていた時代、 自動車には スピードが求められるようになっていた。 そこで、「DS」のシャーシを利用し、スポーツタイプとして開発されたのが「SM」である 当初自社製エンジンでプロジェクトは進行していた。 モデル・コードは「S」。 おそらく、イメージは、スポーツの「S」ではなかろうか、、。 が、突如マセラティとの提携話がもちあがり、マセラッティ・エンジンを積むことに決定する この段階で、モデル名は「マセラティ」の「M」を追加し、「SM」となる。、、安易だ。 ボディデザインは、当初「DS」をデザインした「フラミニオ・ベルトーネ」が担当していた が、途中、1964年、亡くなってしまったため、シムカから移籍してきた「ロベール・ オプロン」が 引継ぎ、完成させる。 デビューは、1970年。 初期モデルは、マセラッティ製 V型 6気筒 DOHC 2670ccエンジンに 「ウェーバーDCNF42/2」キャブが3基。 170馬力で 最高速は、220km ブレーキも「DS」がフロント・ディスク、リア・ドラム式であったのに対し、「SM」は、 全輪ディスク・ブレーキ。 1972年: 燃料供給が、キャブから ボッシュ製インジェクションに変更される。 これにともない、178馬力 最高速は、228kmに。 1973年: 排ガス規制に対応させるため、エンジンを 3リッター(2975cc)にボアUP、 キャブに戻して、190馬力 最高速は、205km というわけで、「SM」、エンジンから見ると、3種類が存在することになる。 * このエンジンは、マセラティが、「SM」のために独自に開発したエンジンであるが、 のち、1972年(~1982年まで):マセラティ「メラク」にチューンされ流用される。 「メラク」とは共通機構も多く、兄弟モデルといえる。 ただ、メラクは、「ジウジアーロ」デザインで人気あるけどね。 メカニズムの独創的 代表例を 1. パワーステアリング: 今でいう速度感応式ってやつだ。 つまり、速度が上がるにつれ、パワステのアシスト量が減り、重くなる。 更に、ハンドルは直進性を保つために、センターに戻ろうとする、、 「DIRAVI」と呼ばれる、、いわゆる「パワーセンタリング」機能付き とくる。 2. 5段階 車高調整機能 これは「DS」のものを改良した機能であるが、全部で5段階 マニュアルで車高調整できる この作業は、運転席の左脇にある レバーで行う。 一番下(1)と一番上(5)は、一般的に タイヤ交換時などの際に使用するもの。 通常走行は、(2)で、悪路にに応じて、(3)と(4)を使い分ける。 個人的には、(3)の位置が乗りやすいな。 当個体は、今でも 元気に上下してみせる。(整備済みだから) 3. ハイドロ・ニューマチック ロールス・ロイスもメルセデスも、このライセンスを取得している。 このシステムを完全に理解したいなら 専門書を読むしかない。 簡単に説明するにしても、「ボイルの法則」体積をV、圧力をPとし、、なんてのが登場する 書き出すと、長文になりすぎるので、、まっ、油圧サスペンションってことで、、。 4. ヘッドライト自動角度調整 当時としては画期的機能。 ヘッドライト・レンズは、片側3灯、、外側が、ロービーム、真ん中が、ハイビーム、そして 一番内側のライトがハンドルを切ると 切った方に左右に動く。 シトロエンでは、「ドライビング・ライト」と呼ぶ。 当社では、「キョロちゃん」と呼ぶ。 ただし、本来、日本仕様や北米仕様は、車検の関係で、丸め目固定式 4灯ヘッドライト。 当個体は、ディーラー車、つまり 後から「キョロちゃん」に戻しているのだ。 当時、シトロエンは、ディーラー(西武自動車販売)により、「134台」が輸入された。 販売価格は、「590万円」! 恐ろしく高額で、「シトロエンDS」の2倍ほどの価格、、 「ポルシェ911T」が、「425万円」、 「ジャガーXJ−6」が、「403万円」、 「Eタイプ・シリーズ3のロードスター」でさえ、「480万円」 であったから、その高級車ぶりが、ご理解いただけよう。 現在、「SM」を中古で購入する場合、選択肢は、、、 ・エンジンが、「2.7L」か「3L」か ・「キャブ」か「インジェクション」か ・「マニュアル」か「オートマ」か ・仕様は、ヨーロッパ(6灯キョロちゃん)か日本・北米仕様(4灯固定式)か、 この中で どれを選ぶか? それは、あなた次第です。ってか、選ぶほど売り物ないでしょ さて、当個体の お話: 正規ディーラー(西部自動車販売・物) 1975年 (1977年登録) 左ハンドル 全「3オーナー」。 最終期モデル「3L」の「AT」。 新車時の「和訳・取り扱い説明書」や「サービスガイドブック」も残されている。 「記録簿」は、「西部自動車販売」にて、1988年から全9枚あり ・1988年:「23.252km」 ・1990年:「23.387km」 ・1991年:「23.899km」 ・1992年:「24.022km」 ・1993年:「24.068km」 ・1994年:「24.212km」 ・1995年:「24.400km」 ・1997年:「24.444km」 ・1999年:「24.611km」 *ここから、一旦、一時抹消され、その後、大掛かりなレストアが行われたものと思われる。 弊社で入手したのは、最後の記録簿から、20年後の2019年であった。 この時の車検証記載距離:2019年6月:「25.300km」 2023年9月:「25.400km」 で、現在:「25.570km」! 弊社入庫後も、ずーーーーーと、レストア&整備していた。 外装は、「オールペイント」、(入庫時から、このブルーだったが、ひょっとすると、、 元色は、グリーンだったのかもしれない。と、エンジンルームの片隅に片鱗らしきものが あるが、定かではないほど、しっかり塗装されている。& 弊社塗装ファクトリーでもね。 内装は、オリジナルレザーであったが、助手席の背もたれ部一部の劣化は気になったので その箇所は、張りなおした。が、時間と共に、当社写真撮影時には、変色が(写真で分かる) で、その箇所は、写真撮影後に、色合わせリペアする。 それで、内外装機関ボディ(下廻り)ともに、超~極上「シーザー認定号」! そのほか: ・「ホイール」:新品交換(当時のオプション物リメイク品) ・「タイヤ」: 純正の「ミシュラン・XWX」に4本新品交換 ・「サイドミラー」:新品交換 ・「日本・北米仕様の左右4つのサイドマーカー大 外し(かっこ悪いので)、板金塗装」 ・フロント「ウインカーレンズ」:新品交換 ・「ステアリング」:◎中古オリジナルを入手・交換 機関系整備は、数年に及び、、 書きだしたらキリがない(書き出す元気がない)ほどであるが、一部↓写真参考に その整備は、まさに「SM」の名に相応しい世界であった。 整備&レストア費用は、当個体の販売価格を軽く超えている、、、ので、 当個体以外の「SM」を今後扱うことはあるまい。 整備してから販売する まじめな車屋が扱えば、売って赤字、、、ボランティア活動にも ほどがある。 それが、変態王「SM」である。 そんな苦労をして完成させた個体。 まっ当社の場合、10台 販売したら、1台は利益なし、もしくは赤字 が、普通~であるから まっいいか。 なにせ、当個体 ・ ディーラー物 ・ キョロちゃんヘッドライト ・ 「25.570km」 ・ 極上個体 そんな「SM」、そうそうあるもんじゃない。 1970年発売の「SM」 シトロエンは、1973年のオイル・ショックで大打撃を受け、救いを求めて提携した 「プジョー」によって、マセラッティとの業務提携が中止され、1975年必然的に「SM」 は生産中止に追い込まれた。 「プジョー」にとっては、自社モデルのライバルになる高性能「SM」は必要なかった のである。 かの「小林 彰太郎」先生は、雑誌「カーグラフィック」1973年3月号の「SM」特集の 中で、こう語っている、、 「総合的に見て、SMの 乗り心地は、やはり、世界のベストに数えられる。 おそらく、SMと同日に論じられるのは、ジャガーXJ6/12だけだろう。 、、、中略、、SMほど、長距離を飛ばして疲労の少ない車もないだろう。」と・・ 私から言わせていただくなら、「ロールス&ベントレー」「SZ系」までの、「油圧サス」 に対抗できるのは、「空気サス」とも呼べる、在りし日の「シトロエン」だけであろう。 だから、シトロエンは、尊敬する変態メーカーなのである。 この個体には 必要以上に何度も試乗したが、くうううう、なんという独特の乗心地、、 なんという楽しさ、、こちゃ ある意味、やばい、、 情が移らないうちに、お次の「一時預かり人」さま 募集〜! の 前に まずは、お写真、怒涛の「191枚」! を ご参考に |
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