株式会社シーザートレーディング
TEL.042-480-2222 (営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12
MAKER | M.BENZ |
MODEL | 280 S |
YEAR | 1976' |
EXTERIOR | ICON-GOLD Metallic (アイコン・ゴールド・メタリック) |
INTERIOR | BROWN-Velour (ブラウン・ベロア) |
PRICE \¥ | ASK |
MILEAGE | 58.074 km |
AMMENITIES | ディーラー車 右ハンドル 直列6気筒 DOHC (2746cc) 4速フロアAT ソレックス・シングルキャブ 「M110」エンジン 馬力 :160ps /5500rpm 最高速:191km 全長:496 cm 全幅:186 cm 全高:142 cm 重量:1460kg 定員:5人 装備: ・「4速AT」 ・「パワステ」 ・「パワーウインド」 ・「エアコン」 ・「純正カセット・オーディオ」 ・ 新車時からの「記録簿」 内外装機関共に超極上車! 車検: 令和7年(2025年) 10月18日まで |
COMMENT | メルセデス・ベンツ「280 S」 1972年〜1980年の間に生産された最初の「Sクラス」、「W116」の 「280S」である。 日本で言う「ダブルバンパー」 このモデルには、ありし日の「メルセデスの良心」が詰め込まれている。 乗員の安全を守る ありとあらゆる工夫と知恵が満載。 まず、デザイナーからして凄い。 社内デザイナー「フリードリッヒ・ガイガー」師匠 1933年入社で、師匠デザイン、戦前では、 ・500K & 540Kスポーツ 戦後になると、かの ・「300SL ガルウイング」 ・「W111&112」「W160」 フィンテール ・「W113」 縦目 パゴダ「SL」 ・「R107」 SLとSLC ・「W108&109」 縦目セダン ・「600リムジーネ」 ・当「W116」 ダブルバンパー このラインナップは、当社が扱いたいモデルと完全合致している。気が合うわ~ *彼のあとを引き継いだデザイナーが、「ブルーノ・サッコ」氏(1973年~)である。 「W116」のコンセプトは、思うに、豪華で安全な高級車 この時代の、アウトバーンでは、皆 飛ばしまくり、各メーカーの車とも 大事故続発 安全こそ命、で、まずボディでは: ・前後、鉄板の分厚い「Wバンパー」で武装 ・横転した事態を考え、ルーフとAピラー、Cピラーの剛性を特に強化 ・後部からの衝突にも対応するため、ガソリンタンクをトランク下ではなく、 リアの車軸の上に配置 ・遠くからでも認識しやすいように、前後のウインカーレンズなどを大型化 ・極めつけは:メルセデス特許の「セーフティセル構造」! これは、「F1」マシンのように、乗員部分を金庫化し、クラッシュ時には、前後の ボディで衝撃を吸収、、「セーフティセル」内の乗員を保護する というもの。 ・78年末には、世界で初めて「ABS」を採用 室内でも: ・ダッシュボードには、厚い衝撃吸収パッドが敷き詰められている。 ・ステアリングは、中央に大きなパッドを持つ、頑丈でデカイ4本スポーク、 ・ステアリング自体にも、衝撃吸収するボスとショックアブソーバーを ・スイッチ類は運転中でも、迷わないように、シンプルデザイン ・しかも、衝突時にそなえ、スイッチ類に とがりなし。 ・サイドサポートに優れたシート・デザイン、しかも乗り心地バツグン ・しかも、シートの前方部を少し傾斜させることで、足の血管の鬱血防ぐ ・ウインドは、広く、視認性◎ ・が、各ドア部などを頑丈に分厚くしているため、思ったより室内空間は広くない。 これで、「一部」だもの どんだけ~ 「W116」は、すごいのである。 お次は、「W116」のラインナップ ・「280S」「SE」「SEL」 ・「350SE」「SEL」 ・「300D」 ・「450SE」「SEL」 ・「450SEL 6.9」 「ディーゼル」の「300D」は別物として 要は、「直列6気筒DOHC」の「280」と 「V型8気筒SOHC」の「350」「450」というラインナップ 直6モデルだけは、「4速AT」、V8モデルは、「3速AT」 これは、ツインカム・エンジンを堪能するための選択。 で、当個体の「280S」以外は、「E」=「インジェクション」 ライトウエイトで、軽快な走りをするのが、「ソレックスのS」というわけ。 「W116」は全モデルで、1972年9月~1980年の生産期間で「473.035台」も売れた なかでも、10万台を突破したのは、「280S」:「122.848台」と 「280SE」:「150.593台」の2モデルのみ = 一番人気。 では、基礎知識をご理解いただいたところで、当個体のお話: ディーラー車 左ハンドル 3オーナー! 新車時からの「記録簿」びっしりで、 最後の「記録簿」は、令和5年(2023年)10月19日:車検時:「57.665km」 現在の走行距離: 「58.074 km」! ファーストオーナーは、法人さんで、新車時から平成31年(2019年)まで、実に 43年間もご所有、、大事にされたんだな~ 当然、事故なし綺麗な個体しか扱わないわけだが、当個体、なに好いかって、 色が好い! 外装:「アイコン・ゴールド」メタリック 当時のカタログで見たことはあったけど、実車は、初めてみたっ な、なんて素敵なカラーなんでしょ このカラー、もち純正色であるが、W116では(他モデルは知らんけど)、 1973年~1978年の間のみに存在したカラー。 珍しいなんてもんじゃない。 手直し塗装もされていて、それも、うまい。で、ドキレイ! が、さすがの「シーザー」さん、ここから、気になる箇所を、更に手直し塗装して 仕上げる。なので、↓この写真は、「ビフォー」写真。 あっ リアバンパーに、1ケ所、5mmほどの凹みがあるが、これは直さない。風情。 特筆は、トランクない、左右の端、通常、ここに水が溜まって、錆びたり、腐ったり している。それが、まったくない。雨天未使用かよっ 全長: 496cm 「Sクラス」のショートホイール、ちょうど良きサイズだわ。 内装:「ブラウン・ベロア」 ナイスな選択。 当時の内装の選択肢は、標準で「ファブリック」。 オプションで、「MBTEX合皮」「本革」「ベロア」とあった。 安価な「280」では、「ファブリック」のままが多いが、そこを「ブラウン・ベロア」 とくる。外装ゴールドとのマッチングが、粋。 このベロアを含め、内装のコンディションも目を見張るものがあるが、 1ケ所だけ、運転席の背もたれ右下部に、スレあとあり。惜しい~ リペアしているようだが、もう少し うまくリペアできないか内装屋さんに相談中。 どちらにしても、保管状況が素晴らしい、、 ダッシュにひび割れなし ウッドも生きてる リアトレイ部の日焼けもなし 奇跡的 オーディオも当時のままか、、 時が止まった1台。 さて、走らせてみましょ: その前に、この「M110」エンジン・ファミリー 1972年~1986年まで、あらゆるモデルに採用された名機中の名機。 つまりは、この年間に販売された「280」と付くモデル、、 「280S」「280SE」「280E」「280CE」「280TE」「280SL」「280GE」 などは、全て、「M110」エンジンを積んでいる。「W126」の時代までもよ。 そして、その大半の個体が、今も世界中で走り続けている。 莫大な台数が売れたため、パーツ入手に困らないのも ありがたい。 当個体は、「ソレックス 4A1」シングルキャブ。 軽い直6エンジンで、ソレックスのレスポンス、、出足の好さは、V8モデルを上回る。 走らせてみると、 評判の通り、レスポンスいいわ~ 「280ツインカム」だけ、「4速AT」にした理由が理解できる。 加速も必要にして十分、、走る・曲がる・止まる(4輪ディスク)、もう この段階で メルセデスは完成されている。 足回りのセッティングも、いい塩梅、運転しているだけで楽しい。近年、こんなBENZ あるのかね? ないでしょ そうして、いつもの木陰で、写真撮影会、、 いい色だ~ ダブルバンパーの人気が急上昇しているわけも このシルエットみれば、わかるわ〜 今こそ、こういう お洒落な個体に乗るべきだね。 では、「一時預かり人」募集〜! の前に、お写真、「134枚」!を ご参考に |