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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

M・BENZ

 
  AUTO MAKER M.BENZ
  MODEL 450SL
  YEAR 1979
  EXTERIOR MAPLE・YELLOW


(メイプル・イエロー)
  INTERIOR Olive・Green Leather


(オリーブ・グリーン・レザー)
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 85.064km
  AMMENITIES



ディーラー車 左ハンドル

 





V型 8気筒 SOHC 4520cc






3速フロアAT






全長:437cm



全幅:179cm



全高:130cm



車輌重量:1660kg



定員:2名





装備




オートマ・パワステ・パワーウインド・エアコン 他



*CDプレーヤー



*ETC車載器





内外装極美  機関 当社にて完全整備渡し  超極上車!







車検:平成29年3月16日まで








  COMMENT








D車 2オーナー「450SL」!






3代目「SL」、「R107」型「450SL」である。




初代SLは、「W198」=300SL(ガルウイングとロードスター)及び



「190SL」。1954’〜63’




2代目SLは、「W113」=タテ目SL 1963’〜71’





3代目が、「R107」=当モデルであるが、基本的に当社が扱うモデルは、



ここまでの「SL」となる。




その後の「SL」は、、残念ながら、自分で欲しいと思わないので、特別なこ



とでもない限り(下取で頂くか、とてつもなく変な色) 扱うことはない。







「R107」型SLが登場したのは、1971年のこと、、それから、なんと 



1989年まで18年間も作り続けられた。



これは、メルセデス工場で作られたモデルの最長記録(厳密にはゲレンデの方



が長いが工場が異なる)。





総生産台数は、237.000台にも及ぶ。




生産期間が長いので、その間に いろんなマイナーチェンジが行われているが



詳しく お知りになりたければ、「ウィキペディア」でも、ご覧に、、。






それでも、基本編として



「R107」SLには、排気量別に 7つのモデルが存在していた。



・280・300・350・420・450・500・560



この 7モデルだ。(販売年ごとではない)




今回は、当「450SL」に話を絞るが、上記7モデル中 最も販売台数が多い



のが、「450SL」である。




その数、「66.298台」




「450SL」は、1971年(欧米は73年から販売)〜1980年の間に生産された。




1971年、最初に販売されたR107型SLは、「350」と北米にのみ先行販売



された「450」で、販売台数が多い理由は北米で爆発的に売れたからである。



今でもアメリカには多くの「450SL」が住んでいるが、、それを持ってくる



案はない。 




なにせ北米仕様の、あの丸め4灯ヘッドライトと巨大かつお節付き・出っ歯バ




ンパーは どうしてもいただけない。




エンジンは、名機「M117」




70年代から80年代の「4.5」とか「450」「500」「560」は、全て、



この「M117」型エンジン。




相当な数が量産されたエンジンで、その頑丈さ、信頼性は、この上なし、




今も、この先もパーツ供給に困ることもない。








発売当初は、225馬力(DIN)=ドイツ馬力 



*アメリカのSAE馬力表記なら250馬力。



だが、北米仕様は、排ガス規制の関係で、圧縮を 8.8から8に(数字が低いほ



ど爆発力が弱くなるから馬力が落ちる)下げるなどして、230馬力(SAE)に



落としていた。




最高速は、本国仕様で 215km 、北米仕様で、200kmとされた。




この性能は、最終の「560SL」:MAXスピード:220kmと比べても大差なく




「4.5」エンジンの完成度は高い。





日本仕様モデル(ディーラー物)は、この当時、機関的には北米仕様に準じて



いるはずであるから、性能は、北米仕様に=であろう。



当個体の「取り扱い説明書」を読むと、馬力は「190馬力」と記してある。



そんな馬力は、メーカーカタログには載っていないが、まっ そんなこと



どうでもよかった時代なのだろう。




なにより、いまさら当モデルにおいて数字など まったく関係ないといえる。



1979年モデル 38年前の車、、そう、製造から30年が過ぎ、この個体は、




「中古車」ではなく、世界的にも立派な「クラシックカー」に出世したのだ。




元々「名車」ではあったが、「名車のクラシック」の名がつくと・・




ご存知のとおり価格は高騰していく。 




近年、特に ヨーロッパでは価格高騰が著しい。




「R107」は、最終の89’モデルなら、まだ製造から28年で、殿堂入りしていな



いので、まだまだこれからだが、このモデル以前の「190SL」や「280SL」は




すでに高騰済み、、買うのは難しくなってしまっている。




「R107」も高くはなってきているが、まだ、国内なら費用対満足度が




適正な「買える」金額だ。




お気軽に楽しめるのは 今のうちということ。








さて、当個体の お話。





ディーラー車 2オーナー




走行距離:85.064km! 実走




ファースト・オーナー時の記録が残されていないが、2オーナー目の方が



入手した昭和59年以降(走行距離:33.003kmから)、びっちり



10枚以上の記録簿が残っている。



もっとも、当個体、機関は既に弊社で整備済みで、即納できるレベルに



仕上げ直している。




目に見えない箇所の 心配は ご無用。 =「シーザー認定・号」





そして 目に見える箇所、、




コンディションが好い なんてのは、うちの場合、当たり前。




で なければ、最初から 扱っていない。






何が良いって 色が良い。






外装は「メイプル・イエロー」!




強烈に素晴らしい。





このカラーの「SL」を実車で観たのは2回しかない。



一度目は、、今から30年ほど前、親友が購入したので、何度もドライブに




出掛けた、、あれは、1973年の「350SL」だった。




前オーナーは、誰もが知る大物女性歌手だったりした。




懐かしい、、。




この個体を最初に見たときは、まさか あの車かっ と思ったが、年式も



排気量も違うし内装カラーも違う。もう1台あったとは、あのカラーが、、。



実は、正式カラー名称は、今回初めて知った。




「メイプル・イエロー」、、響きもいい。







全長:僅か 437cm




取り回しが楽だ。




そして、このナイスなデザイン。




可愛いSLは、ここまでだな。








幌は、「ブラック・ジャーマン」




張り替えてるのか? やたらと綺麗で、スクリーンもくすんでいない。






内装も色も、これまた、しびれる。




内装カラーコード:「206A」 = 「ブルーグリーン」




色の想像ができないネーミング、、センスがない。




勝手に 「オリーブグリーン」と命名しよう。 こっちのが似合う。




ダッシュもカーペットも オリーブグリーンで統一。並みのセンスじゃない。




ここまで内外装カラーが珍しい個体も診たことがない。





有りがちな「MBテックス」合皮ではなく、「本革」




張替え無しのオリジナル革でなるが、コンディションも◎。




有りがちなダッシュボードのひび割れもなし。




よほど大切に保守管理されていたことが分かる。












走らせてみる:




まずは、ドアを閉める「音」が誰しも印象的だろう。



ガチン と金庫のような、、この時代が最高かな。「音」は。





お約束の巨大なステアリング、、これは、パワステが故障したとき、オモステ



でも回しやすく の配慮だ。




メルセデスは、バカまじめな会社なのだ。




「3速AT」




通常走行では「D」レンジしか使うことはない。




「D」の下「S」は、「スロープ」の略、=登板用 2速までしかUPしない




その下「L」は、「ロード」の略 =重荷重用、1速のみで固定。





アクセルを踏み込むと、トルク感が ぐっと伝わり するすると動きだす。



このV8は、静かだ。




必要にして十分過ぎる性能。




この時代のメルセデスは、決して、エンジン性能がシャーシ性能を上回らない



ように設計されているから、高速走行でも、高速コーナーでも安心して運転



できる。




当「SL」は、3ポジション(オープン、幌、ハードトップ)を楽しむことが




できるが、なんと言ってもオープン走行が最高だ。




とはいえ、ハードトップを装着すれば、完全なクーペ剛性を誇り、オープンカ



ーであることすら忘れてしまう。 これも悪くない。



このハードトップ、天井に吊るせる装置が売られている。



手動のも電動のもある。いくらもしない。



これがあれば、一人でハードトップの着脱ができる。



通常は、固定台(キャスター付き)に置いておくものだか、その固定台も




買ってあるのでサービス。








走らせて分かることは、やはり お国柄だ。




アウトバーンの覇者になるために作られた車と アウトバーンのない日本では




車作りの考え方がまったく異なる。




例えば、アウトバーンで高速走行中 多重衝突事故が起こったとする、、




そのとき、どのメーカーの車に乗っていた者が無事生還するかが勝負なのだ。





メルセデスは、車を金庫にした。




それは、鉄板の厚み、ボディ剛性、足回り、全てから伝わってくる。




それでいて、どこか愛らしい。可愛げがある。




車をレディを呼びたくなる。




これぞ メルセデス!






近年モデルは、「メルセデス」じゃなくて「ベンツ」だ。






さあ、あとは実車を ご覧いただいた方が早そう。





「メイプル・イエローのSLに乗っている あいつ」は 誰だ?













まずは、写真 76枚を ご参考までに↓