本文へスキップ

Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

M.BENZ

 
M.BENZ 
UNIMOG


U1200 424
1985'
ALMANDINE・RED

(アルマンダイン・レッド)
BROWN・Fabric 

(ブラウン・ファブリック)
ASK
6.973km




 ディーラー車 左ハンドル 2オーナー






 6気筒 4サイクル・ディーゼル ターボチャージャー付き 5675cc




 8速MT (後進も8速)



 4WD (後輪駆動、4WD、4WD&デフロック:切り替え可能) 



 
 125馬力


  
 
 登板能力:70% = 40度





 全長:448cm


 全幅:211cm


 全高:264cm



 重量:4030kg



 最大積載量:3000kg



 最大牽引量:7000kg



 定員:2人




 フル装備プラス




 クーラー、オーディオ付き(当時物)



 記録簿:32枚付き!






 内外装機関共に超極上車! 





 車検:平成29年 12月25日まで


 




「ウニモグ」



 
 U1200  424型









ご存知、世界最強の働くクルマ「ウニモグ」



このクルマを、自家用で乗る方は、、変態中の変態である。 いや、変態の鏡である。







ウニモグが生まれたのは、戦後のドイツ、、連合軍の政策により、今後のドイツを




農業大国にするべく、多目的農業用トラクターとして開発された。




Universal-Motor-Gera"t = 多目的動力装置  




この頭文字をとって、UNIMOG





1946年から1951年までは、ボーリンガー社が製作(エンジンは、ベンツの)、



1951年6月からは、ダイムラー・ベンツ社に製作が移行し、現在に至る。




まずは、ざっくり「ウニモグ」の進化を





第一世代:



1951年〜「2010」や53’〜「401」「402」「411」などに代表されるモデル。



このころは、農業用としての使用が多かった。




特徴:ノーズの下がった三角顔で、スピリット・ウインド






第2世代:




63’〜「406」、65’〜「416」に代表されるモデル



このころになるとアタッチメントの種類が増え、農業以外でも重宝されるようになる。



特徴:丸顔で、1枚ガラス





第3世代:



74’〜「425」、のちに「424」、「435」などに代表されるモデル。




当個体は、「424」型、この世代に属する。



このころになるとウニモグの性能・信頼度は、無敵となり、各国の軍でも採用される



ようにある。




特徴:いきなりエッジの効いた四角顔






第4世代:



92’〜「408」「418」に代表されるモデル。





特徴:顔付が大きく変わり、、下唇の伸びた(ノーズの下がった) いかりや長介顔に







第5世代:




2000’〜「U300」以降モデル




特徴:長介が、丸顔になった。






そうして、今も進化をし続けている「ウニモグ」であるが、個人的には、第3世代まで



のモデルにしか興味はない。




変態中の変態モデル「ウニモグ」、当然、大好きなわけだが=いつでも探している が




創業(1989年)以来、扱ったのは、これで、まだ、2台目だ。




1台目は、もう随分前、第2世代の丸顔「406」だったような、、




今回は、「424」ゲットだが、正直、ウニモグのモデルの種類は膨大にあり、それも



「406」とか「424」とか、数字ばかりで、全て覚えることはできない。



それに、仮に「あのモデル欲しい!」なんて思ったとしても、入手することは、



ほぼ不可能だ。



日本で売り物になるウニモグなど、滅多にあるもんじゃない。



でたとこ勝負で、その個体を検討するしかない。






国内のディーラーは、昔「ウェスタン自動車」=「ヤナセ」それから「AMGジャパン」



2005年11月からは、「Y・エンジニアリング」が引き継いでる。



本社、及び整備工場は、ヤナセ時代と同じく、横浜市保土ヶ谷区に広大な敷地を持つ。



更に、電話してみたら、当個体のデータまで持っていた。



アフターサービス体制は万全のようだ。






ご想像の通り、ウニモグを購入する大半は、公共施設だ。



仕事に合わせたアタッチメントを付け(その数3000種)、レールの上を走ったり、




雪道を除雪したり、消防車になったり、ブルトーザーの替わりになったり、高速道路の



雑草とりをしたり、と、国内では、すでに1000台以上のウニモグが購入されているが、



どの個体にも、自家用では使い道のない「装置」が付いている場合が多い。




ところが、日本にも変わり者のお金持ちがいて、自家用で購入する方が、バブル期には



年間 10名ほどいたという。 それ以外は、年間、1名ほど。




そんな変態たちのためにヤナセが、特注したのが「アーバン仕様」だ。




アーバンとは、その名の通り、街乗り仕様で、ギヤ比が異なり、最高速は、通常80km



のところ、アーバンは、110kmほどで巡航できる。




ウニモグの特徴と言えば、「逆転機」=全部のギヤをバックにも使える、と、




「副変速機」=サブギヤ(標準ギヤ、低速ギヤ、超低速ギヤと切り替えできる)




であるが、当「アーバン」には、「逆転機」はあるものの、「副変速機」はない。




無論、街乗りするのに、サブギアは必要ない。




例えば




     標準ギヤ     低速ギヤ   超低速ギア




1速    8.9km     1.5km    0.16km



4速   22.9km     4.0km    0.14km



8速   110km     14.4km    1.49km






因みに、人間の歩く速度は、おおむね 4.0kmであるから、低速ギアの4速時で同じ



ような速度、、使い道があるわけない。だから、「低速ギヤ」と「超低速ギア」は、



当個体には、ない。





だから、乗るのは簡単、事実上、街乗りで使うのは、



発進時:4速  次に6速、最後に8速 、この3つのギアだけで必要にして十分なのだ。





1速は、早歩き程度の速度で、車から降りても ゆっくり進んでいく、リードを付けて



ウニモグの散歩ごっこはできる。




2速、3速を使うとすると、、、よほどの悪路以外にあるまい。



よほどの悪路とは、到底 他の自動車では走破することなどできない レベルの。




登板能力は、70%であるから=40度の坂道を登ること出来る。



1mくらいの深さの川や池なら いける。



とにかく、世界最強のクルマのポテンシャルは、計り知れない。



まさに、四駆界のスーパーカーなのだ。












さて、当個体の お話。




ディーラー(ウエスタン自動車) 左ハンドル 2オーナー。



1985年 登録




ファースト・オーナーは、意外にも、競馬関係法人



アーバンなのに、意外であるが、使い道が ある装置を引っ張るだけなら察しがつく。




馬場の維持管理に使われていたようだ。




注)改めて、「Yエンジニアリング」さんに照合してもらったところ、ヤナセから



  引き継いだデータ上には「アーバン」というカテゴリー分けがなく、当個体も


  
  ディーラー車としてデリバリーされてるものの「アーバン」ということは分からな


  
  い。とのこと。で、不安になったので、「アーバン」という表記はやめる。






ハローと呼ばれる馬場を馴らす装置を引っ張っていたはずである。




なにせ、このモデルの牽引能力は、7t!



どんなものでも、引っ張れる。




2オーナー(前オーナー様)は、完全に「自家用」として購入。



1990年に購入:走行距離:1.650km時から 記録僕が、32枚!




平成2年12月: 1.650km


平成3年 6月: 2.578km


平成3年12月: 4.062km


平成4年11月: 4.145km


平成5年 6月: 4.545km


平成5年11月: 4.600km


平成6年 5月:  4.732km


平成6年11月: 4.753km


平成7年 6月: 4.892km


平成7年11月: 4.905km


平成8年11月: 4.963km


平成9年11月: 5.301km


平成10年11月: 5.344km


平成11年11月: 5.392km


平成12年11月: 5.628km


平成13年11月: 5.785km


平成14年12月: 5.806km


平成15年 6月: 5.993km


平成15年11月: 6.010km


平成16年11月: 6.051km


平成17年11月: 6.155km


平成18年11月: 6.184km


平成19年11月: 6.223km


平成20年11月: 6.300km *ここまで全てヤナセ整備


平成21年11月: 6.350km


平成22年11月: 6.380km


平成23年12月: 6.410km


平成24年11月: 6.490km


平成25年11月: 6.519km


平成26年12月: 6.547km


平成27年12月: 6.623km


平成28年11月: 6.655km






そして、現在: 6.973km!




この走行距離の中には、某所から東名高速道路を自走し、弊社まで移動してきた



およそ200kmあまりが含まれている。




東名高速では、110km巡航で来た。 というから、「アーバン」っぽいが。不明。




聞くところによると、前オーナー様は、山林をご所有で、そこで、走らせて遊ぶために




購入したそうだ。




そう、「自家用ウニモグ」は、大人が子供のように遊ぶためのモデルだ。




野を越え、山を越え、川を越え、道無き道を走破する。 夢がある。








実際に走らせてみた:




全長は、僅か 448cmしかない小さな車であるが、なにせ車高がハンパじゃない。



全高:264cm!



運転席に乗り込むには、ステップ2段が 必要となる。



シートは、運転席「オイル式サスペンション」付き! 座り心地は◎



目線は、驚くほど高い。




バスの運転手さんは、見下ろすことになる。




エンジンを掛けても 油圧がたまるまで回転を上げてはならない。



油圧が、たまるまで、ギヤも入らない。



油圧が、たまるまで、通常なら時間は掛からないが、しばーらく動かしていないなら、



10分位かかって 当り前。




とんでもないトルクなので、運転自体は難しくない。



前進8速 (バックも8速)、前進後進は、切り替えレバーで行う。





4速で発進、ついで6速、最終 8速に、この3速だけで、街乗りは十分。




ゴオオオオ、、走り出せば、装甲車のよう、、決して速くはないが、迷惑なほどでは



ない。 しかし、、浮世離れしたクルマであることは間違いない。



普通の道路を走行しているだけでも わくわく感がある。



だが、悪路を走りたくなる衝動に駆られる、、。



どこかに悪路はないものか、、





ウニモグの「自家用」がもっと増えたらいいのに と思うが、新車はロールス級に高額



この先、増えていくことはなさそうだ。



こんな贅沢な 大人の遊び道具も珍しい。



しかも、一生もの。




ウニモグは、50年くらい楽勝で使える車である。




現在:6.973km、 内外装機関ともに超極上!




あっと、スペア・タイヤ(タイヤパターンの異なる)が5本と、スペアの新品ガソリン



タンク付き。



置き場所に困るから、一時、全て荷台に積んでいた。 これが 調度好く載せれる。





街乗り仕様であるから、余計な「装置」は、一切付いていない。




前後の牽引用フックくらい。




とはいえ、自家用仕様であるから、「オーディオ」&「クーラー」付き。



意外と快適に走れる。




この仕様なら、公共機関で使われていたウニモグ買いました じゃなくて




最初から、「自家用」仕様を買いました ができる。





この個体は、近所に 悪路がある とか、山がある とか、川がある とか、



ってか、山 持ってる とか、(私も田舎に山持ってるし)って方に お薦め。




このクルマの実力が発揮できる場所で遊べるなら 最高だ。




そして、「保険」のように使わないですむなら、それに超したことはない が、



このウニモグが、最大に役立つとき、 それは有事のときであろう。




日本は地震大国、いつ どこで大地震が起きても不思議は無い。




東北大震災の際、三菱ふそう(ダイムラーベンツの傘下)は、即座に「ウニモグ」4台




他オフロード・トラック「ゼトロス」8台、「Gクラス」8台をドイツから空輸し、




復興支援車輌として提供した。





このウニモグがあれば、家族を助けることは もちろん、人助けもできるだろう。




朝鮮半島情勢まで危うい今、自分の身は自分で守るという心構えが必要だ。




このクルマを1台所有する、それは、自衛隊車輌が自宅にあるようなもの。




道なき道を走破する普段の遊びは、有事の際の練習だ。






ウニモグ U1200 424型




こんなに頼りになる「保険」もなかろう。








まずは、写真74枚を、ご参考に、ご検討のほど!