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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

M.BENZ

  MAKER M.BENZ 
  MODEL 500 SL
  YEAR 1989’
  EXTERIOR MIDNIGHT-BLUE


(ミッッドナイトブルー)
  INTERIOR ROYALBLUE・Leather

 
(ロイヤルブルー・レザー)
  PRICE \ ASK
  MILEAGE 79.355km
  AMMENITIES





本国(ドイツ)仕様 新車並行車 左ハンドル
 





V型 8気筒 SOHC 4973cc



4速フロアAT





馬力: 240ps/5000rpm




トルク:41.0Kgm/3200rpm




最高速:225km




全長:439cm



全幅:179cm



全高:133cm



車輌重量:1610kg



定員:4名




装備




・オート・エアコン



・シートヒーター



・「メッキ・ホイール」新品でスペアもあり



・「ウッド・コンビ」ステアリング



・「ウッド・メーターパネル」



・「ウッド・シフトノブ」



・「ケンウッド・CDオーディオ」



・「リモコン・キー」



・「ETC車載器」





*「記録簿」全12枚(最終は、令和2年12月:77.682km)








外装:「ホワイト」から全バラシ「オールペイント」



外装・内装・機関ともに超極上!





車検:2年付渡


  COMMENT



本国物「ファイナル・500SL」!











3代目「SL」、「R107」型SLの最強「500SL」。




初代SL(W198)は、300SL(ガルウイングとロードスター)及び「190SL」。



2代目SL(W113)は、タテ目SL



3代目(R107)が、当モデルであるが、基本的に当社が扱うモデルは、ここまでの「SL」



となる。



その後の「SL」は、、残念ながら、自分で欲しいと思わないので、特別なことでもない



限り 扱うことはない。



3代目「SL」の中でも、最強のパワーを持つのが、当「後期型500SL」である。




「R107」型SLが登場したのは、1971年のこと、それから、なんと 1989年まで



18年間も作り続けられた。



これは、メルセデス工場で作られたモデルの最長記録(ゲレンデは、工場が異なる)。



総生産台数は、「237.287台」にも及ぶ。





チーフデザイナー「ブルーノ・サッコ」作品であるが、この「R107」の開発には、あの



「300SLガルウイング」をデザインした伝説のデザイナー「ルドルフ・ウーレンハウト」氏



も大きく係わっている。当時、技術担当重役を勤めていたが、自らステアリングを握り



走行テストもしたという。



そして、この「R107」が、氏のメルセデスのおける最後の仕事となった。



発売の翌年、1972年に定年退職、くしくも、「R107」が生産中止となった1989年に



その生涯を終える。






「R107」は、生産期間が長いので、その間に いろんなマイナーチェンジが行われている




が、詳しく お知りになりたければ、「専門書」でも、ご覧に、、。






それでも、基本編として



「R107」SLには、排気量別に 7つのモデルが存在していた。



・280・300・350・420・450・500・560



この 7モデルだ。(販売年ごとではない)



最終モデルは、1986年のビッグ・マイナーチャンジ後のモデルのこと。





まず、80年のマイナー・チェンジ時に、V8エンジンが 軽量アルミ・ブロックになり、



ATが、3速から4速になっていたが、



更に、86年時



エンジン・パワーUP!




「500SL」の場合:231馬力 から 240馬力に。



それに伴い、ブレーキが、大型ディスク・ローターに変更される。Fは、ベンチレーテッド。



この際、15インチ・アルミから16インチ・アルミに変更(大型化されたディスクが入ら



なくなったから)。



ボディサイドの波打ったプロテクター(サッコ・プレート)は、波打ちなし に。



これで、外観上でも一目で判別できる。






これで、「R107」SLは、最終進化系となる。



が、



問題は、1986年以降生産されたモデル、



「280」、「420」、「500」、「560」の4モデルのみってこと。



しかも、日本ディーラーでは、排ガス規制の関係で、「500」は販売されていないから、



ディーラー車の場合、3つのモデルしか選択枝がなかった。



*「560SL」は、排ガス規制クリアのためのモデルで、アメリカ・日本・オーストラリアで


  しか販売していない。つまり、他の国では、「500」がMAXモデルとなる。




「280」は、直6エンジン・ファンには好いが、非力、、



「420」では、日本では「シニマル」と呼ばれ、語呂が悪いし、中途半端で当時から人気が



なかった。



そうなると、ディーラー物ベスト・モデルは、「560SL」しかない。



が、しかし、



もっと上を行くモデルがあった。



それが、「500SL」!




そのことを当時から知っていた多くの業者が並行輸入で持ち込んできた。




当個体も、そんな1台。



なにが エライか?




パワーが違う。





「560」   馬力:235馬力 トルク:39.6kgm 最高速:220km



「500」      240馬力     41.0kgm    :225km





パワーもトルクも最高速も加速性能も上。



そして、ディーラー物にはなかった(2人乗りのみ)、「4人乗り」!




現実的に、大人が後部シートに2人乗るには狭いが、横向きには1名は乗れる し、



小さな子供を乗せれるのは、有益。



ディーラー車では、家族4人で お出かけできない。




いったい何台の「500SL」が国内に持ち込まれたのか、定かではない が、



もともと「500SL」後期型、特に、当個体の1987年〜最終89’の生産台数は、極めて



少ない。



これは、最大マーケットの北米(日本も)で販売することができなかったため。



なにせ、「R107」総生産台数:23万7千台のうち、65%にも及ぶ15万台以上が



北米で販売されている。










「500SL」生産台数:



1987年 768台


1988年 739台


1989年 341台   トータル: 「1848台」




これが、「560SL」となると、同3年間に、およそ17倍「31.652台」も生産されて



いる。



桁が違うどころじゃない。




ねっ 最強「500SL」は、貴重〜なのです。






もっとも、一番大切なのは、「コンディション」。






では、当個体を診ていこう。










1989年3月 国内登録




製造:「1988年9月」 = メルセデスの場合、1989年モデル



ドイツ本国仕様 新車並行 左ハンドル





走行距離:「79.355km」!



複数オーナーではあるが、1998年12月:「34.813km」時の「記録簿」から全「12枚」、



最終、2020年12月「77.682km」時の「記録簿」が残されている。




それから、現在、プラス、1.673km! 絶好調〜








もちろん、うちで仕入れるくらいだから、この個体は、必要以上にコンディションが良い。




外装:「ミッドナイトブルー」




当時の流行りカラー2大巨頭「ブルーブラック」と「ミッドナイトブルー」、鉄板カラー。



もちのろん、事故歴無しのバリビカっ



なんだけど、当個体の元色は、「ホワイト」、これは、カラーVINを確認しないと私でも



分からない。 



VINナンバーの方が間違っている としか思えないほど、元色は、どこにも残されていない



エンジンルームにも、ドアヒンジ部にも、、全バラシのオールペイント、、



うちじゃ、こんな仕事受けたくないっ てほど大変な騒ぎ。




で、元色は、忘れてよい。




で、塗装はキレイで当たり前としても、当個体の素性の良さは、各所のモールを観ていただけ



れば一目瞭然、、



なんてキレイなんだっ!



光ってます



ホイールも光ってます



この「メッキ・ホイール」、スペア(新品)まである。







幌は、内装に合わせた「濃紺」の純正ジャーマン、当然、幌コンディションも◎。



と言いたいところだが、残念、惜しい、左右サイドのスクリーン一部にダメージがある、、



収納時に調度降り曲がる箇所で、しょうがない。が、写真撮影後、キレイに修復するか、



それがキレイじゃないなら、新品張替えします。



で、↓幌写真は、「ビフォー」写真としての ご参考まで!



もしも、修復か新品張替え後まで売れずに残っていたら、「アフター」写真に差し替えます







ハードトップをすれば、完全にクーペ・モデル。



着けたまま走行しても、ミシリとも言わない。この車がオープンカーであることさえ忘れて



しまうほどの剛性。



このハードトップの逆ぞり = 「パゴダ・ルーフ」は、この「R107」で最後となる。




「幌」・「ハードトップ」・「オープン」 と 3つのバリエーションを楽しめるのが、



このモデルの好いところ。




「ハードトップ」は、大人2人で装着する必要があるが、もしも、天井が頑丈な車庫の



方なら、「専用ウインチ」が売っているので、それを付けるのが、よいかも、、



手動と電動と2種類ある。 どちらも一桁万円で安価。



それがあれば、、ハードトップの装着は、一人でできる。



それができない方用には、専用の「ハードトップ・ラック」がある。



サービスで おつけしましょ。











内装は、オリジナルのまま「ロイヤルブルー本革レザー」



シート素材には、「布」「MBテックス」と呼ばれる合皮、「本革」とあったが、当個体は



「本革」。



この内装カラーのお陰で、外装カラーが、しっくりくる。




お写真の↓とおり、内装コンディションも極めて宜しい。




ドアを開くと、「メルセデス・ステップ・プレート」



各所の光り物パーツもビカビカ、、



当個体は、内外装の「光り物」が、効いている。





ありがちなダッシュのクラックもなし。



ありがちなウッド・クラックもなし。



この内装ウッド・パターンは初めてみた、、




ステアリングのコンビ・ウッド



メーター廻りのウッド張り



ウッドのシフト・ノブ




お洒落〜




ほか、「ケンウッドのCDオーディオ」と「ETC車載器」



あっと、「リモコン・キー」増設、、有りがたし。




PS:じつは、この内装も、「ビフォー」写真で、これから、リア左側面にあるキズなど


   
   リペアする。全体にも、もっと綺麗になるので、ご参考まで







機関系:




エンジンルームを観察すれば、ご理解いただけようが、もはや手を入れる箇所が残されて



いない?ほど、きっちり手が入っている。



「MSD」点火システム&チューニングコイルは、アメリカの超有名メーカーもの。



1回の点火に数回 マルチ・スパークする という品物で、ポテンシャルを最大限に発揮し



プラグかぶり防止、始動性の好さは別物。



エンジン・ヘッドを赤く塗っているが、これは、「MSD」カラーに合わせたのだろう。



2020年1月:「76.468km」時、2.887km前に




「前後ディスク・ローター」交換



「前後ブレーキ・キャリパー」オーバーホール 他




も行われている。




もはや、ネオ・クラシックから「クラシックカー」へと出世した「R107」SL。



世界中で価格高騰が始まっている。




特に、この日本での高騰が著しい。




ボロいのは安価だが、極上個体のみは、毎月値上がりしているのが、オークション結果を



みても明らか、、。




「R107]SL以外でも、日本のバブル期と重なったモデル、「W126」の「SEL」や



「SEC」なんかも、はあっ てくらい凄いスピードで流通価格は高騰している。




当時、憧れたが、買えなかった組合、もしくは、あの当時乗っていたメルセデスが、やっぱ



最高だったな組合の皆さまが、探しているのだ、、



で、車屋も探す、取り合い、オークションじゃ数百の業者で競り合い、値段が上がらない



理由がない。




元来、「SL」というクルマは、値上がりするのが統計的にも 決まっている。




・「300SL」は、億越え



・「190SL」は、ボロくても、1千万円〜




・タテ目「230」「250」「280」SLも、値上がり中で、最低、1千万円〜




当「R107」SLも同じ運命を辿る。





数年後に思い出すだろう、、こんな極上個体が、3桁万円で買えた時代があったことを、。






新車当時に乗っているより、今 乗っている方が、お洒落っ




この「SL」に乗れば、値上がりするモデルって、ここまでだな と分かるはず。



高性能なスペックなど、趣味人には興味なし。




ドスン というドアの閉まる音で、痺れちまう。




まだ、旧車の世界は、不安という方でも、この「500SL」なら、なにかにドキドキする



こともない。現在の車に劣るものなど無し。





走らせてみると、今また再びの人気となった理由が分かるだろう。




クラシックカーと近代車が、いい塩梅でミックスしている。




オープンにして走り出せば、思わず、ニヤついてしまう、、




数年後に気が付いても遅い、仮に金に物を言わせても、そのころにゃ、まともな個体は、



ますます残っていない。今でさえ、稀中の稀なのだから、、











「本国物」



「ファイナル」



「500SL」



「極上個体」






「SL」探しで、日本中を旅する  その前に




お写真、怒涛の「142枚」を ご参考までに↓




「一時預かり人」募集〜