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RollsRoyce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR COLLECTIONSHEADLINE

JAGAUR

 
  ATOMAKER JAGUAR
  MODEL XJ-S


convertible
 
  YEAR 1989
  EXTERIOR ALPINE GREEN


(アルパイン・グリーン)
  INTERIOR Doeskin・Leather 

(ドスキン・レザー)
  PRICE \ ASK 
  MILEAGE 36.025km
  AMMENITIES

ディーラー車 左ハンドル  



V12 SOHC 5343cc


3速フロアAT


全長:476cm


全幅:179cm


全高:126cm


車輌重量:1840kg



装備:


電動オープン、本革シート、幌カバー、ナビ・TV、ETC車載器 他




内外装極美、機関:当社ファクトリーにて完全整備後渡し(無料にて) 超極上車!



車検:平成24年 11月10日まで


 
  COMMENT




 「Eタイプ」の後継モデル!




「XJーS コンバーチブル」







「XJ−Sコンバーチブル」の物語は、


1975年に、名車Eタイプのシリーズ3生産中止後、後継モデルとして登場したXJ−Sク


ーペから 始まる。


デザインは、Eタイプのデザインで その名を世界に知らしめた 故「マルコム・セイヤー


」のアイディアを具体化したもので、彼が得意とした空力特性が随所に見受けられるボディ


デザインとなっていた。





「XJ−Sクーペ」は、Eタイプのごとく、完全なスポーツカーではなく、ラグジュエリー


・クーペという 装いであったが、それでも、、


「Eタイプ・シリーズV」の12気筒 SOHC 5343cc 272馬力 と同じエンジンを積み、 


285馬力と、僅かにパワーUP


「シリーズV」は、車重量:1558kgで最高速:227km


一方 「XJ−Sクーペ」は、車重量:1785kgと 230kgほど重くなってはいたが、


最高速は、220kmマークと、「Eタイプ・シリーズV」と変わらぬ動力性能を誇っていた。







1983年


「XJ-SC」と呼ばれるコンバーチブル・モデル(オープン時にもロールバーの役目を果たす骨


組みが残る仕組みでフルオープンカーではなく、タルガトップみたいな、、)を追加する。


正直、、このモデルに興味は無い、、。カッコがよいとは言えないから、、。






そして


、当時大人気であったベンツSLに対抗すべく、88年3月、Eタイプ・ロードスター以



来、実に13年ぶりに完全にフルオープンとなるコンバーチブルを発表!



それが、当車両と同じ、三角テールレンズの電動フルオープンモデル



「XJ−Sコンバーチブル」である。



エンジンは、相変わらず、「Eタイプ・シリーズV」と ほぼ同じ、排気量も同じ、ただし



ルーカスの電子制御インジェクション、、馬力は、255馬力と若干 控え目ではあったが、


各部の永年に渡る改良により、最高速は、231kmにまで達していた。





当モデルにおいて、もっとも興味深いのは、


コンバーチブルにするにあたり、その一連のデザイン、コーチワークを ドイツの「カルマ


ン社」に委託していたことであろう。



当モデルの「幌」は、素晴らしく よくできている。


その技術が、、「カルマン社」の  と分かれば 理解できる。


英国人が考える(=よしとする)「幌」の次元とは、まったく異なる。


2つのフックを外し、ボタンを押すだけ、、僅か 数秒で 幌は 開閉する。


機密性も悪くない。


この幌構造は、間違いなく、ドイツ人さえも納得する(=日本人も納得する) 優れた幌で


ある。


また、オープン化にあたり、見える場所(ロールバーなど)で、ボディ補強するのではなく


、サブフレームなど、見えない場所で、充分に ボディ補強している点など、ジャガーとい



う車が持つ 上品さも損なわれていない。







三角テール・ランプの「XJ−S」も91年の終わりには、マイナーチェンジが行われてし


まったため、このクラシカルなボディデザインを持つコンバーチブルは、僅か4年間しか生


産されなかった。


マイナーチェンジ後のモデル(名前が、XJ−SからXJSになる)も96年に、後継モデ


ル・XKシリーズにバトンを渡し、およそ20年間に渡って生産し続けられたXJSシリー


ズは、歴史から完全に消滅する。






洗練されたボディと室内のバーウォールナット、本革レザーに


目が奪われると、まるで、超高級ラグジュエリーカーとしか写らないが、乗ってみると、、


Eタイプの血脈が ひしひしと伝わってくる。


後世に名を残すであろう名車であるが、残念ながら、国内に、その玉数は少ない。



88年〜91年といえば、まさにバブル絶頂期で、メルセデス 大ブーム、鳴り物入り


の新型500SLも90年発売で、クラシカルなジャガーに目をむけるユーザーは少なかった。


もとより、ジャガー・ファンは、昔から、メルセデス・ファンの10分の1以下しか存在しない



。例えば、1991年以前トータルの国内保有台数で比べてみると(平成22年時現在の保有台数



の資料)、メルセデス「36.405台」に対して、ジャガーは、


「2.950台」と まさに10分の一以下、ケタが違う台数なのである。


この台数の中に、双方、全てのモデルが含まれるわけだから、、、XJ−Sコンバ極上中古


車の入手難易度は、想像に難しくなかろう。









さて、当個体の お話


今から 5年ほど前に 弊社で販売させていただいた「シーザー認定中古車」。


オーナー様には、ずっと大切にしていただいていたが、今回は、下取りで再入庫。


上物が、面白い。 ディムラー「ダブルシックス」!


やはり、同じエンジンを積むモデルをチョイス。


「12気筒」と「ネコ足」の 虜になってしまわれたようだ。






以前 販売させていただいたときには、走行距離は、まだ、数千キロであったが、


現在は、36.025km


いまでさえ、充分すぎるほどキレイな個体である。


とはいえ、このHP写真撮影後、、これから、当社で手直しする箇所はある。


例えば、シフト廻りのウッドにクラック、、これは直す。


写真に写るようなレベルにないので、先に写真撮りしたが、、気になるので。



当個体、


当社で 直販するのであるから、コンディションが 良い なんてのは 当たり前、、


特筆したいのは、、


この「カラー」配色



外色:「アルパイン・グリーン」とくる。


ジェードグリーンとばかり、、思い込んでいたが、、非常に似たカラーながら、異なる。


しかし、「アルパイン・グリーン」なんて、この個体以外で 見たことなし。


珍しい〜なんてもんじゃない。





内装が、「ドスキン」、、いわゆる「ベージュ」レザーだ。


これが、また 上品


貴婦人「XJ−Sコンバ」の内装には ピッタリ!





そこに〜 幌が、「ブラウン」のジャーマン(布)を選択、、



抜かりないセンス、、 まいった。




幌構造に「木」は使われていないから、雨の日に乗っても問題なし。




電気モーターかのような シルキー12気筒



細身のシフトは、如何にも 英国流


ちょいと右に倒して シフトをDレンジへ、、充分なトルクで、どのような坂道でも


Dレンジ以外は必要なかろう。



この12気筒エンジン、整備に出す、整備工場さえ 間違えなければ、問題なし。



前オーナー様とて、困っていたら、同じ 12気筒エンジンのモデルを選ぶわけがない。



無論、ロールス&ベントレーのように 頑丈すぎるエンジンではないが、


正しく、やさしく 整備してあげれば、必ず、虜になってしまうこと 請け合い。






さあて、これ以上の ご説明は不要であろう。



この車、、オープンにして 走らせれば、、もう ウンチクは必要ない。





まずは、下記より、73枚を ↓