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Rolls-Royce Bentley Specialist

株式会社シーザートレーディング
TEL.
042-480-2222 (
営業時間10:00~20:00)
東京都調布市西つつじヶ丘1-58-12

CAESAR'S COLLECTIONHEADLINE

ASTON MARTIN

 
MAKER
ASTON MARTIN 
  MODEL V550 
  YEAR 1996'
 
  EXTERIOR
ROLLS-ROYCE. ROYALBLUE



(ロールス・ロイス ロイヤルブルー)正式カラー名


  INTERIOR PARCHMENT & DARKBLUE(CONNOLLY)LEATHER
 

(パーチメント & ダークブルー・コノリーレザー)
  PRICE \ ask
  MILEAGE 11.005 mile (17.608 km)
  AMMENITIES



本国仕様 右ハンドル





1996年シリアル(完成デリバリー:1997年4月)   




国内登録:2001年 国内、1オーナー。






水冷 V型8気筒 DOHC 5341cc スーパーチャージャー2基




6速MT






「550馬力」/4000rpm




最高速:306km



0−60マイル:4.6秒  

  







全長:475cm



全幅:195cm



全高:132cm



重量:1990kg



定員:4人







「V550」標準装備:




パワステ、パワーウインド、オートエアコン、ABS、運転席エアバッグ、他




・専用デザイン「18インチ・アルミ・ホイール」



・「レカロ・電動シート」に「コノリーレザー」張り



・ASTONロゴ入り純正「カセット・オーディオ」



・アストン純正「カーペット」








後付け装備:




* ETC車載器





内外装機関ともに 稀に見る超〜極上車!



* 国内登録後の、「整備明細」18枚 あり




車検:令和8年 6月19日まで




 
  COMMENT



アストン・マーティン




「V8・ヴァンテージ」




通称:「V550」








「アストン・マーティン」における「動く家宝」、「V550」!




聖地、アストン本社工場「ニューポートパグネル」もの、最後の「ハンドビルド・アストン」




その物語は、




1972年から生産され続けていた「V8」(ムスタングに似た顔)の後継モデル(~89)として



1988年バーミンガムのモーターショーに「ヴィラージュ」が発表される。




新型V8エンジンを積み、330馬力で最高速は248kmと、そこそこの性能を誇ったが、、



VIPのための「スーツを着た野蛮人」こそを真骨頂とするアストン・マーティンのフラッグ



シップモデルとしては、少々 デザイン・パワーともに、おとなしすぎ・・



インパクトが弱かった。







そこで、このヴィラージュをベースにしたハイパフォーマンス・モデルを社外のデザイナー



「ジョン・ヘファーナン」と「ケン・ブリーリー」に依頼。



この方たち、なんとーー「ベントレー・コンチR」のデザイナーでもある。「名車」は決定。




1992年、またもバーミンガム・モーターショーで発表する。



その時の名「スーパーチャージャー・ヴァンテージ」。




「ヴィラージュ」の5341ccエンジンを「イートンのM90」ツイン・スーパーチャージャー



で武装。



550馬力の最高出力、、、ボディは、前後フェンダーをワイド化、フェイス廻りも



6目ヘッドライトの悪者顔に変更、大型スポイラーで空力対策、リア・テイルランプを



四角から丸目にして、クラシックに、、内装もウッド面積を増やし、より豪華なデザインに



変更、、etc、



結果、



ドアとルーフ以外、まったく別(新パーツ)のモデルとなった。




このモデルは、翌年(93年)から正式にカタログモデルとなり「V8・ヴァンテージ」



通称「V550」(550馬力だから)として販売される。





「APレーシング」の大口径362mmディスク(リアは、310mm) 4ポッド・ブレーキと



当時の量産車として最大のものを採用。



カタログ最高速:「186マイル」(298km)



が、実車でテストしたデータは、「191マイル」(306km)



室内も豪華に「ばー・ウォールナット」に、「レカロの8ウェイ電動シート」にアストンで、



「コノリーレザー」張り。スイッチ部にも、わざわざウッドを張っている。




まさに、「スーツを着た野蛮人」!




内装作業からエンジンの組み上げから、全て、手作業、1週間に2台ほどしか完成できない。



こんな馬鹿げた古典的な「作り」は、このモデルが最後となる。



「V550」は、1993年~1999年の間に、「239台」のみ生産され、終了~







日本国内には、1997年に追加された「スーパーチャージャー無しモデル」の「V8・クーペ」



(349馬力)と当「V550」が、生産中止までの99年まで僅かに正規輸入された。





当時の新車価格は、





・「V8.クーペ」  AT車:3320万円(税別)



・「V550」     MT車:4170万円(税別)


           AT車:4550万円(税別)






因みに、99年発売、新型モデル「DB7」の新車価格は、



1510万円、、まったく次元の異なる高額モデルであった。




「V8クーペ」と「V550」を足しても、1ケタ台数しか輸入されていないはずである。






また、「V550」には、98年より、超絶高額オプションが追加される。




それが、「600馬力仕様に」で、、選択された完成車は、「V600」と呼ばれた。



仕様の内容は、エンジンパワーUP、550より巨大なAPレーシングのブレーキ、強化サス、



アンチロールバー、マグネシウム・ホイールなどなど、




「V600」の金額は、「233.682ポンド」、、現在のレートなら、約「4700万円」



このモデル、要は、レーシングカー、、以前弊社でも、「V600」を1台、扱ったことがある



が、、モンスターマシン、、市街地走行には まったく適さないモデルであった。



この「V600」は、現在、その稀少性から、価格爆上がりしているが、その生産台数には



諸説あり、、新車の段階でオーダーした個体は、「9台」のみ、ながら、後から(中古)でも



受けつけたので、正確な台数は把握できていない。



「V600」に改造されたエンジンは、80基ほどだというが、その中には、「V550から」の



他、99’~00’に、アストン「ルマン優勝」(1959年)の40周年記念モデルで、限定販売された



「ルマン」40台(豚鼻顔の)の中の多くも選択されている。



が、あくまで、「V600」は、モデル でなく、オプション選択モデルに過ぎない。






「V8・ファミリー」各モデルの生産台数:




・「V550」       92年〜99年  236台



・「V8・クーペ」    96年~99年   101台



・「V600」       98年〜99年   36台 説有り



・「ル・マン」       99年〜00年  40台






各、モデルとも、「AT」と「MT」の選択肢があり、新車時は、「AT」の方が高額で



あったが、今となっては、ご存じの通り、「MT」の方が遥かに高額で流通している。









さて当個体の お話




1996年のVINを持つが、デリバリーされたのは、1997年4月。



このモデルに関しては、VINとデリバリー年がずれるのは当たり前で、前述のとおりの



気が遠くなる作業のハンドビルド、、この個体など、まだ、はやかった方で、2年ずれなど



の個体も多い。



英国本国仕様・右ハンドル




日本国内には、2001年10月に初登録。





当個体は、当時、「V550」を探してオーナー様が、日本国内では見つからず、、



わざわざ英国まで探して行って、最高の1台を購入し、個人で、輸入・登録。



その後、ずーーーと、1オーナー!




購入時の走行距離は、3千マイルほどだったという。



最初の15年ほどは、ふつうに乗って、8千マイルほどに、、驚くべきことに、その間、



車検取得するだけで、故障は皆無だったという。



それから、仕事が多忙で、5年ほど、ほとんど乗れず、おちついた、2001年、



一から整備すべく、某アストン専門工場へ。



ここから、整備ラッシュ、2021年2月~2024年8月の間、「整備明細・金額」も、残されて



いるものだけでも、入庫「9回」、明細「17枚」、総額は「720万円」ほど、



整備時の走行距離だけみても、




・2021年2月 :「8.861」マイル(14.178km)


・2022年4月 :「9.601」


・2022年6月 :「9.621」


・2022年8月 :「9.724」


・2022年8月 :「9.771」


・2022年10月 :「9.803」


・2023年8月 :「10.139」


・2024年2月 :「10.350」


・2024年8月 :「10.893」マイル(17.430km)



この4年で、ほとんどを網羅する怒涛の整備が施されている。



24年8月が最終であるが、この時は、「ウォーターポンプの交換」やスーパーチャージャー



2基脱着しても、チャージャーベルト交換などなど、、抜かりなし




現在: 「11.005マイル」=(17.608km)



奇跡の1台!





外装:「ロールス・ロイス・ロイヤルブルー」




アストン正式カラー名



その名の通り、ロールス純正「ロイヤルブルー」と同じ。



ロールスとアストンは、会社同士仲良しで、例えば、私が95年にロールス社に訪問した際、



アストンの「DB7」の塗装をロールス工場で行っていた。全車ではなく手伝っていたそう。




にしても、なんて素敵なカラー名なんでしょ。




途中、フロントスポイラーの飛び石消し塗装も施していて、どこもかしこもバリビカっ




全長:「475cm」



長くはないが、横幅は、「195cm」と、「コンチT」級。ワイドボディ。



たしかに、当モデルのライバルは、ほぼほぼ同じ時期に販売されていた「コンチT」と



されている。「コンチT」は、97’~03年に326台生産、後期型で426馬力。



「性能」的には、全てに「V550」には及ばないが、「MPW」の頂点クーペ VS



「ニューポートパグネル」の頂点クーペ、ライバルには違いない。



デザイナーも同じ人だし。






内装:「パーチメント」コノリーに「ダークブルー」パイピング




オリジナルのまま、ノンリペア で、さすがの低走行車、ドキレイ!



この時代、ロールス級の「コノリー」が贅沢に張られている(これで最後だけど)。



しかも、シートは、前述の通り「レカロ」の8ウェイ電動シート、、これにアストンで、



「コノリー」張りだもの、、。



カーペットは、ロールスと同じ「ウェリントン」、天井内張は「アルカンターラ」




320kmまで刻まれた「スピードメーター」



「6速MT」



完璧かよっ






走らせてみた:



セル一発、V8が目覚める。思っていたより、静か。



こういうところが下品じゃないのが、アストン流。



アクセルを踏みこめば、即座に、スーパーチャージャーのお出まし。



ターボみたいなラグがない。ずーと活躍している。



6速MTは、操作自体がおもろい、、ただ、トルクあり過ぎて、市街地走るなら、3速まで



で事足りてしまう。



当然、速い。



が、以前乗った「V600」のような不安感がない。あれは、サーキットでも持ち込まないと。



また、「V8・クーペ」とも別物。スポーティなクーペ VS スーパーカー。




それに、なんなん この高級感、、



速いクルマなど いくらでもほかにあるが、、この「V550」ならではの雰囲気は、、別格。



バイキングの血筋をもつ英国貴族は、ヒリヒリしたものを好む。



そして、時速、200kmオーバーの世界でも、最上級の品に囲まれていないと だ。




こんなに貴族感を味わせてくれるモデルもあるまい。



まっ そのために存在するのが「アストン」であるが、、。






先月か、海外のオークションで、2000年の「V600・ルマン」が出品されていたが、



その落札額、314.375ポンド(日本円で、約6380万円)!



日本には都合よきモデルが存在する。




海外じゃ超高額だけど、日本だけ安価なモデル。



多くのロールス&ベントレーも そうであるが、この「V550」の その代表。



半値以下だもの。




アストンマーティンの「動きすぎる家宝」!




「一時預かり人」募集~!











まずは、お写真、怒涛の「139枚」を ご参考↓